不飽和脂肪酸
脂肪酸を構成する化学結合の中に二重結合が含まれているもの。常温で固まりにくい油脂。不飽和脂肪酸のうち、二重結合が1つしかないものを一価不飽和脂肪酸、 二重結合が2つ以上あるものを多価不飽和脂肪酸と呼ぶ。
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脂肪酸を構成する化学結合の中に二重結合が含まれているもの。常温で固まりにくい油脂。不飽和脂肪酸のうち、二重結合が1つしかないものを一価不飽和脂肪酸、 二重結合が2つ以上あるものを多価不飽和脂肪酸と呼ぶ。
一価不飽和脂肪酸のひとつ。炭素数20のn-9系脂肪酸(C20:1Δ11)。ゴンド酸やイコセン酸とも。
プロスタグランジンから生合成される不飽和脂肪酸。
リポキシゲナーゼのひとつ。アラキドン酸などの炭素20個の不飽和脂肪酸の12位に分子状酵素を導入して12-ヒドロペルオキシ酸を生成する酵素。
アルデヒドのひとつ。分子式は C9H16O
5-ヒドロペルオキシエイコサテトラエノール酸とは、アラキドン酸のリポキシゲナーゼ経路における初期代謝物であり、不飽和脂肪酸の過酸化物の一つである。
5-ヒドロペルオキシ酸とは、アラキドン酸などの不飽和脂肪酸がリポキシゲナーゼなどの酵素あるいは自動酸化によって酸化されることで生成する過酸化物の一種である。 生体内における脂質過酸化反応の初期段階において重要な中間体として位置づけられており、生体膜の構造や機能に深刻な影響を与える活性酸素種やフリーラジ…
炭素数が12〜16の飽和脂肪酸と18〜22までの不飽和脂肪酸をリガンドとする受容体。I細胞の脂肪酸の認識に関わるとされる。
不飽和脂肪酸のグループのひとつ。カルボキシル基側の反対側の炭素(ω位)から数えて3番目の炭素結合部に二重結合を持つためオメガ3系脂肪酸(ω-3脂肪酸)とも呼ばれる。
不飽和脂肪酸のグループのひとつ。
不飽和脂肪酸のグループのひとつ。ω-7脂肪酸とも呼ばれる。
非メチレン介在型不飽和脂肪酸のこと。
三大栄養素であるタンパク質(Protein)、脂質(Fat)、炭水化物(Carbohydrate)の摂取比率のこと。PFCエネルギー比率とも呼ばれる。
グリセロリン脂質における原子団の結合位置のひとつ(グリセロール骨格1位)。主に飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪酸がエステル結合する部位。
グリセロリン脂質における原子団の結合位置のひとつ(グリセロール骨格の2位)。主に多価不飽和脂肪酸がエステル結合する部位。
DNAウイルスの感染などにより活性化され、自然免疫応答を惹起する膜タンパク質。抗腫瘍免疫に関わるシグナル伝達経路に関わる。
トコフェロール(ビタミンE)のひとつ。ビタミンEの中でも強い抗酸化作用を持ち、体内で不飽和脂肪酸の酸化を防ぎ、フリーラジカルを除去する。
ω-7不飽和脂肪酸 ω-7脂肪酸を参照。
二重結合が炭素鎖の端から7番目の炭素原子に存在する不飽和脂肪酸。
多価不飽和脂肪酸のひとつ。リノール酸からγ-リノレン酸、ジホモ-γ-リノレン酸を経て体内で合成される。
西アジア地域原産のバラ科サクラ属の植物。果実が成熟し、乾燥すると出てくる殻の中の仁が食用(ナッツ)となる。扁桃とも。
多価不飽和脂肪酸の酸化によってつくられる炭素数20の化合物の総称。
脂肪酸からつくられる生理活性物質(オータコイド)。多価不飽和脂肪酸の酸化(主にアラキドン酸のアラキドン酸カスケード)によって生成される炭素数20の化合物の総称。
n-3系脂肪酸に分類される多価不飽和脂肪酸のひとつ。EPAと呼ばれることが多い。イコサペント酸やIPA(イコサペンタエン酸)と呼ばれる。
エゴマ(荏胡麻)の種子から得られる植物油。油はほとんど無色に近いかすかな黄色。
22個の炭素を骨格とする一価不飽和脂肪酸。菜種油に含まれ、化粧品に使用される。エルシン酸とも。
オメガ3脂肪酸とは、炭素鎖のメチル端から3番目の炭素間に二重結合を持つ不飽和脂肪酸の総称である。
オメガ3脂肪酸製剤とは、主としてエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)などの高度不飽和脂肪酸を有効成分とする医薬品である。
モクセイ科の常緑高木。オリーブ油の原料となる実をつける。
一価不飽和脂肪酸のひとつ。炭素数18のn-9系脂肪酸(18:1Δ9)。
クルミ科クルミ属の落葉高木。漢字では胡桃。核果の果仁が食用となる。日本原産種はオニグルミとヒメグルミ。生産量は長野県が最も多く、全体の80%近くを占める。
短鎖脂肪酸のひとつ。炭素数4の一価不飽和脂肪酸。
生体膜の構成成分となるリン脂質のひとつ。生体膜に含まれる脂質の90%程度を占める。
血清脂質のひとつ。体内で合成される固体の脂質で、ホルモンの生成や細胞膜の構成に必要。
ゴマの種子から得た油から製造された食用油。n-6系脂肪酸などの不飽和脂肪酸が多く含まれているにも関わらず、抗酸化作用を持つセサミンなどのゴマリグナンが含まれているため酸化されにくいのが特徴。
カヤの種子の油(カヤ油)の8%程度を占める非メチレン介在型不飽和脂肪酸(NMIFA)。
シス,シス-ムコン酸とは、ベンゼンなどの芳香族炭化水素が生体内や環境中で代謝される過程で生成されるジカルボン酸の一種である。
グリセロール骨格に2本の脂肪酸とリン酸を含んだ極性基が結合した構造を持つ脂質。細胞膜の構成成分。
化学構造中に2つの二重結合を含む脂肪酸(多価不飽和脂肪酸)のこと。
非メチレン介在型不飽和脂肪酸のひとつ。コノテガシワの種子油に含まれる。
飽和脂肪酸のひとつ。炭素数18。ほとんど水に溶けない。
ステアロイルCoA脱水素酵素-1(SCD1)とは、小胞体に存在し、飽和脂肪酸であるステアロイルCoAやパルミトイルCoAのシス-9位に二重結合を導入して、オレイン酸やパルミトレイン酸といった一価不飽和脂肪酸へ変換する反応を触媒する律速酵素である。
滑面小胞体で飽和脂肪酸から不飽和脂肪酸を生成する反応を触媒する酵素。不飽和化酵素とも。
トランス-2-エノイルCoA還元酵素とは、脂肪酸の代謝経路において、トランス-2-エノイルCoAをアシルCoAへと還元する反応を触媒する酸化還元酵素である。 本酵素は、生体内における脂肪酸の合成や伸長に関与しており、特にミトコンドリアや小胞体などの細胞内小器官において重要な代謝機能を担っている。
シス型の脂肪酸が主である不飽和脂肪酸に水素添加を行なった加工油(硬化油)に含まれる、化学構造が変化した脂肪酸。トランス型脂肪酸とも呼ばれる。
化学構造中に3つの二重結合を含む脂肪酸(多価不飽和脂肪酸)のこと。
アラキドン酸やエイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸などの多価不飽和脂肪酸の代謝によって生じる脂質メディエーター。
n-3系脂肪酸に分類される多価不飽和脂肪酸。DHAと呼ばれることが多い。
多価不飽和脂肪酸のひとつ。n-3系脂肪酸およびn-6系脂肪酸に該当する2種類の異性体が存在する。
炭素数18の一価不飽和脂肪酸(C18:1Δ11)。オレイン酸の異性体。炭素鎖の11〜12位にトランス型の二重結合を持ち、トランス脂肪酸に分類される。11-オクタデセン酸とも呼ばれる。
マカダミアナッツやアボカドなどに多く含まれる脂肪酸。パルミチン酸を構成する炭素鎖の9位-10位(Δ9)が二重結合になった一価不飽和脂肪酸。9-ヘキサデセン酸やパルミトオレイン酸とも呼ばれる。
アブラヤシから得られる油脂。2012年時点では世界で最も生産量の多い植物性油脂である。主な生産国はインドネシアおよびマレーシア。
脂溶性ビタミンのひとつ。熱や酸性に強く、鉄やアルカリ性、紫外線によって分解される。
非メチレン介在型不飽和脂肪酸のひとつ。松の実(パインナッツ)の脂質中に10~15%含まれる。に含まれ、名前の由来は英語の松(パインツリー)。
グリセロリン脂質のひとつ。sn-1位にビニルエーテル結合、sn-2位に多価不飽和脂肪酸を有するエーテル型グリセロ脂質。最も酸化を受けやすいリン脂質とされる。プラズマローゲンとも。
乳酸菌の一つ。漬け物やキムチ、ザワークラウトなどの植物性の発酵食品に含まれる。
ヘーゼルナッツに含まれる油脂成分。リノール酸10.5%、オレイン酸81.6%と一価不飽和脂肪酸が極めて多い。
リン脂質の主成分となる有機化合物。グリセロリン脂質のひとつ。レシチンとも。
ホスホリパーゼAのひとつ。リン脂質のsn-2位の脂肪酸を加水分解し、遊離脂肪酸とリゾリン脂質を産生するホスホリパーゼ。例えば、ホスファチジルコリンから不飽和脂肪酸を切り出し、リゾホスファチジルコリンとする。
ヤマモガシ科の木およびそれから得られるナッツ。原産地はオーストラリア。