活性酸素
呼吸で取り込んだ酸素が体内で代謝される過程で、他の物質と反応しやすく不安定な状態に変化する。このような不安定で他の物質を酸化する作用を持つ、酸素に関連する分子やイオンを活性酸素と呼ぶ。
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呼吸で取り込んだ酸素が体内で代謝される過程で、他の物質と反応しやすく不安定な状態に変化する。このような不安定で他の物質を酸化する作用を持つ、酸素に関連する分子やイオンを活性酸素と呼ぶ。
体内の活性酸素種を除去する働きをする酵素。抗酸化酵素とも。
活性酸素に分類される種々の物質のこと。
MPTPが主に脳内のグリア細胞のミトコンドリア外膜に存在するMAO-Bによって酸化されて生じる有機化合物。神経毒性を有し、パーキンソン病を引き起こす。MPP+とも。
20-カルボキシLTB4とは、アラキドン酸カスケードの代謝物であり、強力な炎症性脂質メディエーターであるロイコトリエンB4(LTB4)の主要な不活性化代謝物である。
3,5-ジカフェオイルキナ酸とは、キナ酸の3位と5位にカフェ酸が結合したジカフェオイルキナ酸の異性体の一つであり、主にキク科やシソ科などの様々な植物に含まれるポリフェノールの一種である。
ミトコンドリアの電子伝達系(複合体Ⅱ)を阻害する作用を持つ有機化合物。β-ニトロプロピオン酸とも。
5-ヒドロペルオキシ酸とは、アラキドン酸などの不飽和脂肪酸がリポキシゲナーゼなどの酵素あるいは自動酸化によって酸化されることで生成する過酸化物の一種である。 生体内における脂質過酸化反応の初期段階において重要な中間体として位置づけられており、生体膜の構造や機能に深刻な影響を与える活性酸素種やフリーラジ…
ドーパミンの6位がヒドロキシ化された誘導体。
グアニンの酸化体。神経変性疾患において、神経細胞のミトコンドリアDNAに多量に蓄積することが報告されている。
アポトーシスシグナル調節キナーゼ(ASK)のひとつ。MAP3K5とも。
BLT1とは、ロイコトリエンB4(LTB4)の主要な高親和性受容体であり、Gタンパク質共役受容体ファミリーに属する膜受容体である。
CaMKⅡδ(カルモジュリン依存性プロテインキナーゼⅡデルタアイソフォーム)とは、カルシウムとカルモジュリンのシグナル伝達によって活性化され、特に心筋細胞や血管平滑筋などの心血管系組織において重要な役割を果たすセリン・スレオニンキナーゼの一種である。
CYP2Eとは、生体内の解毒機構や薬物代謝において重要な役割を果たすシトクロムP450(CYP)スーパーファミリーに属する酵素ファミリーの一つである。
D-アミノ酸の酸化的脱アミノ反応を触媒するオキシダーゼ。ペルオキシソームに局在し、活性はフラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)に依存する。
DNA glycosylaseとは、DNA修復機構の一つである塩基除去修復(BER)の初期段階において、DNA中の損傷を受けた塩基または不適正な塩基を認識し、塩基と糖-リン酸骨格のデオキシリボースとの間のN-グリコシド結合を特異的に加水分解して遊離させる酵素の総称である。
DNA修復とは、生体の細胞が持つ遺伝情報の本体であるDNAの塩基配列に生じた損傷や変異を認識し、これを元の正常な状態に復元する一連の分子機構の総称である。
DNA修復機構とは、細胞がDNAの塩基配列に生じた損傷を認識し、これを正常な状態へと復元するための多様な酵素的反応および生体防御システムのことである。生物の遺伝情報を担うDNAは、紫外線や放射線といった物理的要因、活性酸素などの化学的物質、さらにはDNA複製時のエラーなどによって、日々絶えず損傷を受けている。…
ジフェニルピクリルヒドラジル。不対電子を持つラジカル。
細胞の解毒に関与するグルタチオン転移酵素のサブファミリーのひとつ。活性酸素から細胞を保護する役割を持つとされる。
低酸素誘導因子のひとつであるHIF1のサブユニット。
インターロイキンのひとつ。主としてヘルパーT細胞(Th2細胞)から産生される。
INF-γ(インターフェロン・ガンマ)とは、主に活性化T細胞やナチュラルキラー細胞(NK細胞)によって産生・分泌される、免疫応答において中心的な役割を果たすサイトカインの一種である。
JunDとは、AP-1転写因子複合体を構成するタンパク質ファミリーの一つであり、哺乳類においてc-Jun、JunBとともにJunサブファミリーを形成する分子である。ヒトにおいてはJUND1遺伝子によってコードされており、染色体19p13.11に位置している。
リポタンパク質のひとつである低比重リポタンパク質。血液によって移動し、コレステロールを各細胞に送り届ける役割を持つ。
細菌やウイルスの感染時に活性化するマクロファージ。
MEOSとは、Microsomal Ethanol Oxidizing Systemの略称であり、日本語ではミクロソームエタノール酸化系と呼ばれる酵素系である。 主として肝臓の小胞体(ミクロソーム)に存在する酵素群によって構成されており、アルコール代謝に関与する主要な経路の一つとして知られている。
MPOとは、日本語でミエロペルオキシダーゼと呼ばれる、主に好中球や単球などの造血細胞に豊富に含まれるヘム含有酵素である。 MPOは免疫系において重要な役割を果たしており、体内に侵入した細菌や真菌などの病原体をファゴサイトーシス(貪食)した際に、過酸化水素とハロゲン化物から強力な活性酸素種である次亜塩素酸を…
NOX1とは、NADPHオキシダーゼ(NOX)ファミリーの構成タンパク質の一つであり、主として細胞膜上で活性酸素種(ROS)であるスーパーオキシドを産生する酵素複合体の触媒サブユニットである。
NADPHオキシダーゼ(NOX)のひとつ。NADPHオキシダーゼ2。
脱プリン脱ピリミジン部位エンドヌクレアーゼ活性を持つDNA修復酵素。通常は細胞質に存在するが、活性酸素により刺激されると細胞核内へ移行し、酸化によるDNA障害を修復する。チオレドキシンを間接的に還元する。
ROS 活性酸素種のこと。
活性酸素消去酵素のひとつ。スーパーオキシドディスムターゼ。
心筋の細胞膜に存在する、カルシウムイオン透過型陽イオンチャネル。抗がん剤の投与で発現が増加し、活性酸素を発生することで心筋細胞を萎縮させる。
TRPチャネルのひとつ。活性酸素種のセンサーとして働く非選択性の陽イオンチャネル。ADPリボースや過酸化水素によって活性化される。好中球、マクロファージ、ミクログリアなどに発現する。
α-クリプトキサンチンとは、主にカンキツ類などの果実に含まれるキサントフィル類に属するカロテノイドの一種である。
ビタミンA(レチナール)の前駆体(プロビタミンA)となるカロテノイド。β-カロチンとも。
β-クリスタリンとは、脊椎動物の眼球における水晶体の主要な構成タンパク質であるクリスタリンファミリーの一つであり、主にアミノ酸配列の相同性や構造的特徴から酸性および塩基性のグループに大別される水溶性タンパク質である。
頭蓋骨内部を覆う硬膜の内側にあるくも膜と、脳全体を覆う軟膜との間(くも膜下腔)に出血する脳出血のこと。死亡率が高く、後遺症が残る可能性の高い重篤な症状。
大腸がん発がん早期の患者の便中に多く見られることが知られており、この細菌が産生する膜小胞が腸管上皮細胞の炎症を惹起することと腸管上皮細胞内の活性酸素種を増加させDNA損傷を引き起こすことが大腸がんの原因になりえることが報告されている。
脂肪細胞から特異的に分泌されるアディポカイン。
アデニレートサイクラーゼ毒素とは、百日咳菌(Bordetella pertussis)などの病原菌が産生する重要な病原因子の一つであり、宿主細胞の免疫応答を撹乱する毒素である。
活性酸素の一種。化学式 RO・ で表される。アルコキシルラジカルとも。
ヨモギの一種(クソニンジン)から抽出されたマラリアの治療薬となるセスキテルペノイド。チンハオス(青高素)とも。
イミダゾール基を有するアミノ酸結合体(ジペプチド)の総称。イミダペプチドやヒスチジン関連化合物とも呼ばれる。
がんやウイルス感染、活性酸素などの様々な異物(非自己由来の物質)によるストレスを感知して細胞内で形成されるタンパク質の複合体。
エゾネギとは、ユリ科の多年草であるアサツキの北海道および千島列島などの北方地域に自生・分布する変種(学名: Allium schoenoprasum var. foliosum または Allium schoenoprasum var. alakANEnse)であり、ネギ属に分類される野菜および山菜の一種である。
ベンゼンの水素原子ひとつをエチル基で置換した芳香族化合物。
通常よりヘムの酸化当量が高い状態の活性酸素。シトクロムP450はこれを利用して不活性な有機化合物のヒドロキシ化を行う。
オランダガラシとは、アブラナ科に属する多年草の水生植物であり、一般にはクレソンという別名でも広く知られているヨーロッパ原産の野菜である。 我が国には江戸時代末期に渡来したとされており、現在では野生化して河川や用水路などに自生している姿も見られる植物である。
活性酸素の過酸化水素(H2O2)を水と酸素に分解(不均化反応)する反応の触媒として働く酵素。ヘムタンパク質のひとつ。
植物や動物に存在する黄色や橙色、赤色の色素。自然界に750種類以上の存在が確認されている。カルチノイドとも。
キサンチンの脱水素を触媒するデヒドロゲナーゼ。分子量が15万のタンパク質2つからなる二量体。2個の鉄硫黄クラスター、FAD、モリブドプテリンの3種類の補酵素を持つ。
ベンズアルデヒドの4位にイソプロピル基が結合した芳香族化合物。4-イソプロピルベンズアルデヒドとも。
グルコース-6-リン酸脱水素酵素とは、ペントースリン酸経路の初期段階においてグルコース-6-リン酸を6-ホスホグルコノ-δ-ラクトンへと変換する酸化反応を触媒する酵素である。
グルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸からなるトリペプチド。GSH(γ-Glu-Cys-Gly)とも表記される。
生体内でグルタチオンによる過酸化水素の還元を触媒する酵素群。細胞内の活性酸素を消去する主要な酵素(活性酸素消去酵素)。グルタチオンを補酵素する。
グルタチオンペルオキシダーゼ3とは、セレンをその活性中心に含む抗酸化酵素ファミリーの一つであり、主に血漿や細胞外液に存在して脂質過酸化物や過酸化水素を還元・解毒する糖タンパク質である。
グルタチオンペルオキシダーゼ6とは、ヒトを含む哺乳類において遺伝子「GPX6」によってコードされている酵素タンパク質であり、抗酸化酵素であるグルタチオンペルオキシダーゼファミリーの一つである。本酵素はセレン含有タンパク質であり、活性中心にアミノ酸の一種であるセレンシステインを含有していることが特徴である…
サイクリンのひとつ。感染や炎症に対してマクロファージで発現が誘導される。