翻訳
タンパク質の合成において、転写によってできたmRNA上の遺伝暗号をアミノ酸配列に変換する過程のこと。
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タンパク質の合成において、転写によってできたmRNA上の遺伝暗号をアミノ酸配列に変換する過程のこと。
DNAの転写・翻訳が行われた後のアミノ酸配列をタンパク質として機能させるのに必要となる立体構造の形成や化学反応のこと。プロセシングとも。
4E-BP1とは、eIF4E結合タンパク質1(eukaryotic translation initiation factor 4E-binding protein 1)の略称であり、真核生物における翻訳開始の制御に関与する重要なタンパク質である。
細胞質で翻訳されるmRNAの先頭側(5'末端側)に一般的に存在し、mRNAの安定性や翻訳開始などに関与する化学構造(化学修飾)。キャップ構造やCapとも。
5'末端キャップ構造の付加とは、真核生物のRNAポリメラーゼIIによって転写された前駆体mRNAの5'末端に、特殊なグアニンヌクレオチドが逆向きに結合する修飾反応のことである。
DNAにおける開始コドン。メチオニンに翻訳される。
AZFaとは、Y染色体の長腕(Yq11)に位置する無精子症因子(Azoospermia factor)領域の3つの主要な遺伝子座のうちの一つである。
C-RAFとは、細胞の増殖、分化、生存に関与するRafキナーゼファミリーのセリン・スレオニンキナーゼの一つであり、RAF1とも呼ばれる遺伝子およびそのタンパク質産物である。
C-マンノシル化とは、タンパク質のアミノ酸残基に対して糖鎖であるマンノースが炭素-炭素結合を介して直接共有結合する、特殊な翻訳後修飾の1つである。
骨髄系細胞と一部のリンパ球系の細胞のみに発現するC/EBP。好中球の最終分化や増殖、マクロファージの機能に関与していることが報告されている。
遺伝子発現のミスによって産生される異常タンパク質に付加されるペプチド。主にアラニンとスレオニンからなる。リボソームによる翻訳反応が停滞した際に新生タンパク質の末端に付加される。
CRYとは、概日リズム(サーカディアンリズム)の生体時計機構において中心的な役割を果たすクリプトクロム(Cryptochrome)遺伝子、およびその遺伝子によってコードされるタンパク質の総称である。哺乳類においては主にCRY1とCRY2の2つのサブタイプが存在し、約24時間の周期刻みにおいて不可欠な転写因子としての機能を担…
CXCL2とは、ケモカインファミリーに属するサイトカインの一つであり、主として炎症性細胞の遊走や活性化を誘導するタンパク質である。 かつてはマクロファージ炎性タンパク質-2アルファ(MIP-2アルファ)や好中球活性化タンパク質-3(GROベータ)といった名称でも呼ばれていた歴史がある。
DNAはアデニンとチミン、グアニンとシトシンがそれぞれ相補的な塩基対を形成して二重らせん構造を構築しており、この塩基の配列情報自体が生体の設計図として機能している。
翻訳開始因子。α、β、γの3つのサブユニットからなる三量体Gタンパク質。
eIF3(真核生物翻訳開始因子3)とは、真核生物におけるタンパク質の生合成(翻訳)の開始段階において中心的な役割を果たす、巨大かつ複雑な多タンパク質複合体である。
卵母細胞の第二分裂に必要なタンパク質。第一分裂終了時にTDRD3と結合して翻訳されなければならず、その翻訳タイミングが早くても遅くても正常な減数分裂が起こらないことが知られている。
mRNAの翻訳の終了時に、そのmRNAを分解するタンパク質(翻訳終結因子)。
翻訳におけるリボソーム同士の衝突を防ぐ因子。
以下の高いドメイン構造相同性を持つ3種類のタンパク質のファミリー。これらの頭文字から名付けられたグループ。
Fra-1とは、AP-1(Activator Protein-1)転写因子複合体を構成するFosファミリー蛋白質の一つであり、FosL1(Fos-like antigen 1)遺伝子によってコードされる分子量約35〜40 kDaの核蛋白質である。
GCN2とは、アミノ酸欠乏などのストレスに応答して真核生物の翻訳制御や遺伝子発現を調節するセリン・トレオニンキナーゼの一種であるタンパク質キナーゼである。
タンパク質に結合して、それを生体膜上に固定する役割などを持つ糖脂質のGPI(グリコシルホスファチジルイノシトール)のこと。
H3K27me3とは、ヒストンH3の第27番目のリシン残基がトリメチル化されたものであり、一般に遺伝子発現の抑制(サイレンシング)と深く関わるエピジェネティクスの重要なマークである。
HIV-2プロテアーゼとは、ヒト免疫不全ウイルス2型(HIV-2)の遺伝子によってコードされるアスパラギン酸プロテアーゼであり、ウイルス粒子の成熟に不可欠な酵素である。HIV-2は主に西アフリカを中心に流行しているウイルスであり、1型であるHIV-1と比較して病原性や伝播率が低いとされる一方で、特有の薬剤耐性プロファイ…
hnRNP(Heterogeneous nuclear ribonucleoprotein、不均一核リボ核蛋白質)とは、真核生物の細胞核内においてRNAポリメラーゼIIによって転写された直後の前駆体mRNA(pre-mRNA)と結合し、複合体を形成するタンパク質群の総称である。
統合的ストレス応答(ISR)を抑制する低分子化合物。分子量は451。
ユビキチン化酵素(E3)の活性抑制に関わるタンパク質。CSN5とも。
L-メチオニンとは、タンパク質を構成する標準的なアミノ酸の一つであり、生体内において様々な重要な代謝機能に関与する必須アミノ酸である。 ヒトを含む動物の体内では生合成することができないため、食事などの外部から摂取する必要がある栄養素である。
MGAT3とは、N-結合型糖鎖の生合成において「バイセクティングGlcNAc(N-アセチルグルコサミン)」の付加を触媒する糖転移酵素であるグリコシルトランスフェラーゼファミリーの一員である。
miR-106bとは、ヒトなどのゲノムにコードされるマイクロRNA(miRNA)の一つであり、主に遺伝子発現の翻訳抑制やmRNAの分解を介した転写後調節に関与する非コードRNAである。 miR-106bは、イントロン領域に位置する宿主遺伝子であるMCM7(ミニクロソーム維持複合体7)とともに転写されることが多く、細胞周期の制御やDNA複…
タンパク質の設計図となるRNA。細胞の中で遺伝子(DNA)からの転写によって作られる。メッセンジャーRNAや伝令RNAとも。
DNAから転写されたばかりでイントロンを含んでいる、未成熟なmRNA。hnRNAとも。
哺乳類のTOR。ラパマイシンの標的として酵母で同定された遺伝子の哺乳類におけるホモログ。
リボソームにおけるタンパク質合成(翻訳)に関連するタンパク質(S6キナーゼや4E-BP1など)をリン酸化して活性化する複合体。ラパマイシンによって阻害される。
脂質修飾のひとつ。アシル化の一種。主にN末端のグリシン残基に起きるタンパク質合成(翻訳)と同時に起きるアミド結合を介した不可逆的な翻訳後修飾。タンパク質を細胞膜へ繋ぎ止める膜アンカーとして働き、主として細胞情報伝達に関わる。
タンパク質を構成するアミノ酸のうち、アスパラギンの側鎖にあるアミド部分にN-アセチルグルコサミンがβ結合した糖鎖。
翻訳中にリボソームが異常停止したmRNAを分解する機構。
O-結合型N-アセチルグルコサミンによる修飾は翻訳後修飾のひとつであり、タンパク質の機能制御などの働きを持つ。
O-結合型グリコシル化とは、タンパク質のアミノ酸残基であるセリンあるいはスレオニンの水酸基(ヒドロキシ基)の酸素原子に対して、糖鎖が共有結合的に付加される翻訳後修飾の一種である。
p57kip2とは、サイクリン依存性キナーゼ(CDK)の阻害因子であり、細胞周期の進行を負に制御するタンパク質をコードする遺伝子、およびその翻訳産物である。 ヒトにおいてはCDKN1C遺伝子として知られており、細胞増殖の抑制やアポトーシスの誘導において重要な役割を果たす。
p94とは、ヒトゲノムの染色体上に存在する特定の遺伝子領域、あるいはそこから転写・翻訳されるタンパク質や関連する分子生物学的マーカーを指す医学および生物学の文脈における専門用語である。
PNPLA6とは、パタチン様ホスホリパーゼドメイン含有タンパク質6(patatin-like phospholipase domain-containing protein 6)をコードする遺伝子、およびそれが翻訳する酵素の名称である。
PRC1とは、有糸分裂および減数分裂における細胞質分裂の実行と紡錘体の形成に必須である微小管結合タンパク質の一種である。
2本鎖RNAがいくつかのタンパク質と複合体を作り、相同な塩基配列をもつmRNAと特異的に対合し、それを切断することによって遺伝子の発現を抑える現象。RNA干渉とも。
RNAスプライシングとは、真核生物の遺伝子発現過程において、転写されたばかりのプレmRNA(前駆体mRNA)からイントロン(非コード領域)が正確に切除され、エグゾン(コード領域)同士が連続して結合される一連の生化学的反応プロセスである。 タンパク質をコードする遺伝子の多くは、エグゾンとイントロンが交互に配置さ…
RNAテンプレートとは、遺伝情報を伝達または複製する際に、新たな核酸鎖を合成するための型として機能するリボ核酸分子のことである。
RNAプロセッシングとは、真核生物においてDNAを鋳型として転写された前駆体mRNA(hnRNA)が、翻訳能を持つ成熟したmRNAへと変換される一連の生化学的修飾プロセスの総称である。
RNAを解きほぐすヘリカーゼ。RNAの合成や分解、pre-mRNAスプライシング、翻訳、リボソーム生合成などにも関わる。ヒトでは70種類以上が存在する。
RNAポリメラーゼIIとは、真核生物の細胞核内においてDNAの遺伝情報をmRNAや一部のncRNAへと転写する触媒として機能する、巨大でマルチサブユニットからなる酵素複合体である。
目の水晶体の分化の際に一過的に増加する翻訳制御因子。カプリン2とも。
リボソームの翻訳停滞を解消する品質管理機構。様々な因子がリボソームを解離させ、合成途中のペプチド鎖を分解させる経路。
RNAのひとつ。リボソームRNAやリボソーマルRNAとも呼ばれる。
リン酸化されると種々のリボソームタンパク質をリン酸化して翻訳を促進するキナーゼ。
SP1とは、主に哺乳動物の遺伝子発現調節において重要な役割を果たす転写因子であるSpecificity Protein 1の略称である。
Specificity Protein 1(Sp1)とは、哺乳類の多くの遺伝子のプロモーター領域に存在するGCボックス(GGGCGG配列)に特異的に結合する転写因子である。
タンパク質の翻訳後修飾因子の1つであるタンパク質。
哺乳類の卵母細胞において、減数分裂の第二分裂の進行に必須のタンパク質。
ラパマイシンの標的分子として同定された、細胞の成長に関わるセリン・スレオニンキナーゼ。哺乳類のTORはmTORと呼ばれる。
RNAのひとつ。トランスファーRNAや転移RNAとも呼ばれる。タンパク質を合成する翻訳の際に、アミノ酸を運搬する役割を持つ。