虚血
血流の異常によって細胞の酸素や栄養が不足する状態のこと。心臓の疾患や血管の狭窄などによって流入する血液が減少することが原因となる。
HEALTH WORDS INDEX
健康・医学・生物学の用語を調べる。
血流の異常によって細胞の酸素や栄養が不足する状態のこと。心臓の疾患や血管の狭窄などによって流入する血液が減少することが原因となる。
血管が閉塞などによって組織の虚血が続いた後に、血流が正常に戻ること(再灌流)によって生じる障害。
冠動脈の血液の循環障害によって、心筋の酸素需要に供給が満たないために生じる症状の総称。
動脈の閉塞などによって末梢組織への血流が不足する疾患の総称。虚血性心疾患や脳梗塞など。
死に至らない軽度の虚血が一度起こっていると、後に致死的な虚血が起きた場合に障害が軽度となる現象。
5-HT1F受容体とは、セロトニン(5-ヒドロキシトリプタミン、5-HT)の受容体サブファミリーの一つであり、Gタンパク質共役受容体(GPCR)のファミリーに属する分子である。 中枢神経系および末梢神経系の特定の領域に広く分布しており、セロトニン受容体の中でも1型受容体群(5-HT1受容体)に分類される。
細胞膜とミトコンドリア内膜に存在するイオンチャネル。細胞内の代謝状態と細胞膜の興奮性を結びつけている。ミトコンドリア内膜に存在するものは細胞保護やアポトーシス抑制に関与する。ATP感受性KチャネルやATP感受性K+チャネル、KATPチャネルなど、様々な表記揺れがある。
造血幹細胞などの造血に関わる細胞や未熟な造血前駆細胞の細胞膜表面に発現するとされる糖タンパク質。造血幹細胞のバイオマーカーとなる。
アストロサイトに選択的に発現する、中間径フィラメントを形成する線維の構成タンパク質。アレキサンダー病の原因遺伝子。グリア線維性酸性タンパク質とも。
GluR4とは、中枢神経系における主要な興奮性神経伝達物質であるグルタミン酸に応答する、AMPA型グルタミン酸受容体を構成する4つのサブユニット(GluR1-4、あるいはGluA1-4とも呼ばれる)の1つである。 遺伝子レベルではGRIA4によってコードされており、ヒトの染色体上に位置している。
異なる細胞同士を結合する機能を持つ細胞接着分子のひとつ。様々な炎症メディエーターによって発現が調節される。
LDL-CHO(低密度リポ蛋白コレステロール)とは、肝臓で作られたコレステロールを全身の末梢組織へ運ぶ役割を持つリポ蛋白に含まれるコレステロールの量のことである。
NCX3とは、細胞質内からカルシウムイオンを細胞外へ排出し、代わりにナトリウムイオンを細胞内へ流入させるトランスポーターであるナトリウム・カルシウム交換体ファミリーのアイソフォームの一つである。
プロテオグリカンの一種。腎臓ではペリサイトに発現している。
REDD1とは、ストレス応答や低酸素状態、DNA損傷などによって細胞内で誘導されるタンパク質であり、主にmTORC1シグナル伝達経路を強力に抑制することで細胞成長やタンパク質合成を負に調節する分子である。
血管内皮細胞に特異的に発現する一回膜貫通型受容体。虚血部位や腫瘍などで血管内皮細胞増殖因子(VEGF)が誘導する病的な血管新生や血管透過性の亢進を抑制することが報告されている。また、炎症時の血管透過性の亢進を抑制する。
全身性エリテマトーデス患者に伴うステロイド関連大腿骨頭壊死症。ステロイドを服用している人(多くは全身性エリテマトーデス患者)の大腿骨頭に虚血性の骨梗塞が生じる疾患。
SGLT(ナトリウム依存性グルコース輸送体)のひとつ。遠位尿細管や小腸(上部)に発現し、グルコースなどのピラノース環の2位の位置にヒドロキシ基(またはそれに類似する原子団)を持つ糖のみを特異的に吸収するトランスポーター。
SLC8A2とは、ナトリウム・カルシウム交換輸送体ファミリーに属する膜タンパク質であり、主に中枢神経系において細胞質内のカルシウムイオン濃度調節に関与する遺伝子およびそのコードするタンパク質である。
心電図において、QRS波の終了からT波の開始までの部分。通常は基線に一致する。
TAOとは、大動脈弁狭窄症(Aortic Valve Stenosis)などの医療用語の略称として用いられるほか、科学技術や学術研究の分野において複数の定義を持つ用語である。
TRPM4とは、一時的受容体電位(Transient receptor potential: TRP)チャネルファミリーのメラスタチンサブファミリーに属する、カルシウム非透過性の一価陽イオンチャネルである。 細胞外からのカルシウムイオンの流入ではなく、細胞内カルシウム濃度の上昇によって活性化され、主にナトリウムイオンなどの一価陽イオンを…
脳のミトコンドリアに特異的に発現する脱共役タンパク質。虚血や酸化ストレスに対する神経保護作用を持つことが示唆されている。
心電図において、T波の後に見られる小さく緩やかな原因不明の波形。プルキンエ系の再分極、心室筋の再分極遅延、陰性後電位の3つが主な原因と考えられている。
血管内皮細胞を増やす増殖因子。血管新生に関わる最も重要な糖タンパク質。血管内皮増殖因子や血管内皮細胞増殖因子とも。VEGFの受容体はVEGFR。
VEGF-Bとは、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)ファミリーに属する糖タンパク質であり、主に胎児発育や心臓をはじめとする代謝が活発な組織において血管の維持や生存に関与する生理活性物質である。
アドレナリン受容体のひとつであるβ受容体に対するリガンドの結合を阻害する薬剤。βブロッカーとも。
アストログリアに発現するアクアポリン。脳虚血時には、その過剰応答や応答の減少によって細胞死誘導に関与することが示唆されている。
アクアポリン9とは、主に肝臓や白血球などの細胞膜に発現し、水だけでなくグリセロールなどの小さな非荷電性分子や尿素などを選択的に透過させるチャネル蛋白質である。
アストロサイトの活性化によって起こる神経膠症(グリオーシス)。
アドレノメデュリンとは、1993年にヒトの褐色細胞腫組織から血圧低下作用を有するペプチドとして単離・同定された、52個のアミノ酸からなる内因性の生理活性ペプチドである。
フェニルアルキルアミン系カルシウム拮抗薬のひとつ。
カスパーゼカスケードとは、アポトーシスなどの細胞死や炎症応答の実行において、カスパーゼと呼ばれるタンパク質分解酵素(プロテアーゼ)が上流から下流へと順次活性化されていく一連の生化学的なシグナル伝達経路のことである。
カントングワとは、一般にカントンの嵌頓(かんとん)を指し、特にヘルニアなどの臓器や組織が本来の位置に戻らなくなり、血流障害や壊死を引き起こす重大な病態を意味する医学用語である。 ヘルニアの嵌頓が生じると、脱出した組織が絞扼されて血流が遮断されるため、緊急手術などの速やかな医療介入が必要とされる急性腹…
肺炎クラミジアの原因となるクラミジア。ヒト以外の様々な生物が宿主となり得る。肺炎全体の約10%に関わる。
ショックタンパク質(HSP)とは、熱ショックなどの環境ストレスに曝された際に、生体の細胞内で発現が急速に誘導されるタンパク質の総称である。
ショックプロテインとは、細胞が熱ショックなどの環境ストレスに曝された際、その生存とタンパク質の恒常性維持のために生体内で発現が急速に誘導されるタンパク質群の総称である。
ショック蛋白とは、熱や毒物、虚血などの様々なストレスに応答して細胞内で急速に生合成が誘導されるタンパク質群の総称であり、一般には熱ショック蛋白(ヒートショックプロテイン)と同義として扱われることが多い。
ジヒドロピリジンを骨格とするカルシウム拮抗薬。
狭心症、心筋梗塞を含む虚血性心疾患やうっ血性心不全の改善、血栓の抑制、尿タンパクの減少などを目的に使用される有機化合物。商品名はペルサンチン。
狭心症やその他の虚血性心疾患(心筋梗塞を除く)、腎機能障害による尿タンパクの減少などに対する治療薬。血流量増加や抗血小板、心筋保護、腎機能改善などの作用を有する。商品名はコメリアン。
人体に必須のミネラル。食品中にはセレノシステインなどのようにアミノ酸と結合した形で含まれる。
タバコ煙とは、タバコの葉や加工品が不完全燃焼を起こすことにより発生する、数千種類もの化学物質を含む複雑な混合気体および微粒子の総称である。
グランザイムが引き起こす非カスパーゼ依存性の細胞死のひとつ。ネクローシスに似た細胞死。プログラムネクローシスやパイロトーシスとも呼ばれる。
慢性動脈閉塞症に伴う虚血性諸症状や振動病における末梢循環障害、突発性難聴における症状などに対する治療薬となる単鎖の糖タンパク質。商品名はデフィブラーゼ。
ヒートショックプロテイン(HSP)とは、細胞が熱などのストレスにさらされた際に発現が誘導される一連のタンパク質の総称であり、生体のストレス応答において重要な役割を果たす分子シャペロンとして機能する。
活性酸素種(ROS)の増加による脂質の過酸化が誘因となって引き起こされる細胞死。細胞内の遊離鉄(Fe2+)を触媒とするため鉄依存性細胞死とも。
9個のアミノ酸から構成されるペプチド。キニンに分類される。血液凝固の際に放出される生理活性物質。強い痛みを起こす作用や血圧降下の効果がある。1948年にヘビ毒として発見された。一部はカリジンから生成される。
プラスミノゲンアクチベーターとは、不活性な前駆体であるプラスミノゲンをタンパク質分解酵素であるプラスミンへと変換する酵素の総称である。 プラスミンはフィブリノーゲンやフィブリンを分解する作用を持ち、血液凝固によって生じた血栓を溶解する線溶系(線維素溶解系)において中心的な役割を担っている。
プラスミノゲン活性化酵素とは、不活性な前駆体であるプラスミノゲンを限定分解し、タンパク質分解酵素であるプラスミンへと変換するセリン蛋白分解酵素の総称である。
プログラム細胞死とは、個体の発生段階や組織の恒常性維持において、不要あるいは有害となった細胞があらかじめ組み込まれた遺伝子プログラムに従って自発的に引き起こす細胞死の総称である。
キサンチンの誘導体。商品名はビビトニン。
プロリル水酸化酵素とは、タンパク質中のプロリン残基の水酸化を触媒する酵素の総称である。
フラボノイドのひとつ。ヘスペリジンのアグリコン。
肝細胞増殖因子(HGF)を発現するプラスミド。肝細胞増殖因子(HGF)をコードする遺伝子(cDNA)を含む5181塩基対からなる。商品名はコラテジェン。
金属元素のひとつ。体に必要なミネラルのひとつ。体内には約25gが存在し、50〜60%が骨と歯にある。血液中の濃度は1.8〜2.3mgに調節されており、不足すると副甲状腺ホルモンの働きによって骨から補充される。ATPアーゼのイオンポンプとしての活性に必須。
頻脈性不整脈や糖尿病に伴う神経傷害の症状に対する治療薬。国内では糖尿病性末梢神経障害に伴う自覚症状の改善薬として2000年に承認された。商品名はメキシチール。
ラネラン酸ストロンチウムとは、骨吸収を抑制する作用と骨形成を促進する作用の両方をあわせ持つ、骨粗鬆症の治療に用いられる薬剤(代謝性骨疾患治療薬)である。
レンズ核線条体動脈とは、脳の底面で中大脳動脈の水平部(M1部)から分岐し、脳実質へと深く上行して基底核や内包を養う細い動脈群の総称である。
一時的に脳の血管が詰まることで起こる発作。脳梗塞が起こる前兆と考えられている。