触媒
それ自身は反応の前後で変化せず、他の物質の化学反応が進むために必要なエネルギーを下げて、その化学反応を速める働きをする物質。
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それ自身は反応の前後で変化せず、他の物質の化学反応が進むために必要なエネルギーを下げて、その化学反応を速める働きをする物質。
触媒効率とは、酵素が基質を生成物へと変換する能力の高さを示す指標であり、一般に速度論的パラメータであるミカエリス定数($K_m$)に対する触媒定数($kcat$)の比、すなわち $kcat/K_m$ として定義される。
(S)-メチルマロニルCoAの異性化によってできるメチルマロニルCoA。
プロピオニルCoAがプロピオニルCoAカルボキシラーゼに触媒され、カルボキシル化されてできる物質。
解糖系において、グリセルアルデヒド-3-リン酸がグリセルアルデヒド-3-リン酸脱水素酵素(グリセルアルデヒド-3-リン酸デヒドロゲナーゼ)によって触媒されて生成される有機化合物。
2-オキソグルタル酸を酸化的脱炭酸してスクシニルCoAを生成する反応を触媒する酵素の複合体。
α酸化において、2-ヒドロキシフィタノイルCoAからプリスタナールとホルミルCoAを生成する反応を触媒するリアーゼ。旧称は2-ヒドロキシフィタノイルCoAリアーゼ。
3-ケトアシルCoAの3位のケト基をNADPH依存的に還元して3-ヒドロキシアシルCoAへと変換する反応を触媒する酵素。
セリンとパルミトイルCoAがセリンパルミトイル転移酵素の触媒によって縮合して生成される有機化合物。スフィンゴ脂質の生合成において最初に作られる。β-ケトスフィンガニンとも呼ばれる。
3-ヒドロキシアシルCoAの3位のヒドロキシ基を脱水によってトランス-2-エノイルCoAへと変換する反応を触媒する酵素。
キヌレニン経路において、キヌレニンがキヌレニン-3-モノオキシゲナーゼに触媒されて生成される有機化合物。
解糖系において、1,3-ビスホスホグリセリン酸からホスホグリセリン酸キナーゼに触媒されて生成する有機化合物。
ドーパミンがカテコール-O-メチルトランスフェラーゼに触媒されてメチル化することで生成する有機化合物。
3-メルカプトピルビン酸から硫化水素を生成する反応を触媒するスルホトランスフェラーゼ。補因子としてチオレドキシンやジヒドロリポ酸を必要とする。網膜の神経細胞に分布する。
4'-ホスホパントテン酸システインとは、生体内における補酵素A(CoA)の生合成経路において、4'-ホスホパントテン酸とL-システインがアミド結合して生成される代謝中間体である。
4'-ホスホパントテン酸システイン脱炭酸酵素とは、補酵素A(CoA)の生合成経路において第3段階目の反応を触媒する酵素である。
5'末端キャップ構造の付加とは、真核生物のRNAポリメラーゼIIによって転写された前駆体mRNAの5'末端に、特殊なグアニンヌクレオチドが逆向きに結合する修飾反応のことである。
アミノ酸のひとつ。δ-アミノレブリン酸とも。
5-アミノレブリン酸の生合成を触媒するシンターゼ。
5-リポキシゲナーゼによるアラキドン酸の酸化によって生じる不安定なエポキシド。このLTA4ヒドロラーゼによる触媒によってロイコトリエンA4が生じる。
アラキドン酸から5-ヒドロペルオキシ酸(5-ヒドロペルオキシエイコサテトラエノール酸)を介してロイコトリエンA4を生成する反応を触媒するリポキシゲナーゼ。白血球(多形核白血球)やマクロファージに発現する。
アンドロゲン(テストステロン)をジヒドロテストステロンへ変換する反応を触媒するレダクターゼ。5α-レダクターゼとも。
ペントースリン酸経路において、グルコース-6-リン酸がグルコース-6-リン酸デヒドロゲナーゼに触媒されることでできる有機化合物。
ペントースリン酸経路において、6-ホスホグルコン酸とNADPからリブロース-5-リン酸とNADPHの生成を触媒するデヒドロゲナーゼ。
プレニル化フラボノイドのひとつ。ナリンゲニンの8位がプレニル化した誘導体。このプレニル化はクララ(マメ科植物)の有するN8DTによって触媒される。
ヒトにおいてはACOX2遺伝子によってコードされており、主として肝臓などの組織で発現している。
ADPリボシル化を触媒するトランスフェラーゼ。
ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)のニコチンアミド部分が切断遊離するとともに、NADのADPリボースをGタンパク質のαサブユニットC末端近傍のシステイン残基に転移させるに転移する反応。ADPリボシルトランスフェラーゼによって触媒される。ADPリボース化とも。
シチジンの脱アミノ化を触媒する酵素。この酵素を発現する遺伝子は免疫グロブリンのクラススイッチに関わるため、その機能を阻害するとマウスのB細胞ではIgMしか作られなくなることが確認されている。
アルデヒド脱水素酵素(ALDH3)のひとつ。長鎖のアルデヒドに対して働くデヒドロゲナーゼ。
ALTはα-ケトグルタル酸のケト基とアラニンのアミノ基の転移反応を触媒して、ピルビン酸とグルタミン酸を生成するアミノ基転移酵素。アラニンアミノトランスフェラーゼとも。
AMPKαとは、真核細胞のエネルギー感知機構として中心的な役割を果たすAMPK(AMP活性化プロテインキナーゼ)を構成する触媒サブユニットのアイソフォームの一つである。 AMPKはヘテロ三量体構造をとる酵素であり、触媒サブユニットであるαサブユニットのほか、調節サブユニットであるβサブユニットおよびγサブユニットによ…
APOBEC3Dとは、ヒトを含む哺乳動物のゲノムに存在するAPOBEC3遺伝子ファミリーにコードされる酵素であり、主としてウイルスの複製を抑制する宿主防御機構に関与するサイトカイン誘導性のDNAシトシンデアミナーゼファミリーの一つである。
S-アリルシステインの硫黄原子を酸化し、アリインの生成における触媒となる酵素。
ピリドキサールリン酸を補酵素として、α-ケトグルタル酸のα-ケト基とアスパラギン酸のアミノ基の転移反応を触媒して、オキサロ酢酸とグルタミン酸を生成するアミノ基転移酵素。
脂肪細胞のトリグリセリドをジアシルグリセロールと遊離脂肪酸に加水分解する反応を触媒する酵素(リパーゼ)。脂肪トリグリセリドリパーゼや脂肪細胞特異的トリグリセリドリパーゼ、PNPLA2とも呼ばれる。
ミトコンドリア内膜に含まれ、ADPとリン酸からATPを合成する反応を触媒する酵素。原核生物から高等動植物まで、ほとんど同じ分子構造を持つことが知られている。複合体ⅤやATPシンターゼとも。
BCKADHキナーゼとは、分岐鎖α-ケト酸脱水素酵素複合体(BCKDH複合体)の活性を負に調節する酵素である。 この酵素は、BCKDH複合体のE1成分であるE1αサブユニットをリン酸化することによって、その触媒機能を不活化する役割を持つ。
BRG1とは、哺乳類におけるクロマチンリモデリング複合体の主要な触媒サブユニットであり、ATP依存性クロマチンリモデリング因子の一つとして機能する遺伝子およびそれがコードするタンパク質のことである。正式な遺伝子名称はSMARCA4であり、SWI/SNF複合体の構成要素として転写制御やDNA修復などの多様な細胞内プロセスに…
C-マンノシル化とは、タンパク質のアミノ酸残基に対して糖鎖であるマンノースが炭素-炭素結合を介して直接共有結合する、特殊な翻訳後修飾の1つである。
C3の分解によってC3aと共に生じる分子。自己の細胞上では補体Ⅰ因子によって不活化されiC3bとなる。
セリン・スレオニンホスファターゼのひとつ。カルシウムおよびカルモジュリンによってタンパク質の脱リン酸化を触媒する酵素。
サイクリックAMPのこと。環状アデノシン一リン酸とも呼ばれる。
アデニル酸とグアニル酸が2つのホスホジエステル結合によって環状に結合した有機化合物。セカンドメッセンジャーとしての働きを持つ。
N-アセチルノイラミン酸からN-グリコリルノイラミン酸を生成する反応を触媒するモノオキシゲナーゼ。
光合成によって二酸化炭素を有機化合物に変える反応。葉緑体の内部で行われる。
カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ(CPT)のひとつ。カルニチンとアシルCoAからアシルカルニチンを合成する反応を触媒する酵素。アシルCoAのアシル基をカルニチンへ転移させる。
CYP1とは、主として生体異物や内因性物質の代謝に関与するシトクロムP450(CYP)ファミリーの一つである酵素群、およびそれをコードする遺伝子ファミリーのことである。
巨大菌由来のシトクロムP450。長鎖脂肪酸のヒドロキシ化を触媒する。シトクロムP450の中でも最大の酸化活性を持つとされる。シトクロムP450BM3とも。
CYP27A1とは、チトクロームP450ファミリーに属するミトコンドリアの酵素の一つであり、主に肝臓やマクロファージなどの組織においてステロイド化合物やコレステロールの代謝に関与している。
CYP2Aとは、生体異物の代謝や内因性物質の酸化に関与するシトクロムP450 (CYP) ファミリーの一つである。
CYP2Eとは、生体内の解毒機構や薬物代謝において重要な役割を果たすシトクロムP450(CYP)スーパーファミリーに属する酵素ファミリーの一つである。
シトクロムP450のひとつ。アクリルアミドをグリシダミドに変換する反応を触媒する。
CYP7Aとは、コレステロールの代謝および胆汁酸の生合成における律速段階を触媒する重要な酵素である。 ヒトにおいてはCYP7A1遺伝子によってコードされており、主に肝臓の実質細胞に局在しているシトクロムP450ファミリーの分子種の一つである。
D-アミノ酸の酸化的脱アミノ反応を触媒するオキシダーゼ。ペルオキシソームに局在し、活性はフラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)に依存する。
DAB(ジアミノベンジジン)とは、免疫組織化学法や免疫細胞化学法、イムノブロッティングなどの実験において、酵素である西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)の基質として広く用いられる有機化合物である。
DNA glycosylaseとは、DNA修復機構の一つである塩基除去修復(BER)の初期段階において、DNA中の損傷を受けた塩基または不適正な塩基を認識し、塩基と糖-リン酸骨格のデオキシリボースとの間のN-グリコシド結合を特異的に加水分解して遊離させる酵素の総称である。
DNAトポイソメラーゼとは、DNAの二重螺旋の構造的歪みやねじれを解消し、複製や転写などの遺伝情報の読み出しを円滑に進めるために必須となる酵素の総称である。
DNAにメチル基を付加するトランスフェラーゼ。DNAメチル化酵素とも。
DNAメチル基転移酵素とは、S-アデノシルL-メチオニンをメチル基供与体として、DNAの塩基(主としてシトシン)にメチル基を転移する反応を触媒する酵素の総称である。