クロマチン
ヌクレオソームが集まって折りたたまれてできる構造。染色質とも呼ばれる。
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ヌクレオソームが集まって折りたたまれてできる構造。染色質とも呼ばれる。
遺伝情報の検索、読み出し、維持に必要な染色体の機能単位。細胞分裂期の染色体でも確認され、細胞の増殖や分裂を通じて維持される。
クロマチンを収納時にコンパクト折りたたみ、DNAの読み出し時に緩めるといった構造の変換。
クロマチンの構造を変化させ、転写因子などがDNAにアクセスしやすくなるよう調節(クロマチンリモデリング)を行う因子。
ATF2とは、転写因子の一種であり、bZIP型転写因子ファミリーに属するタンパク質である。
BRG1とは、哺乳類におけるクロマチンリモデリング複合体の主要な触媒サブユニットであり、ATP依存性クロマチンリモデリング因子の一つとして機能する遺伝子およびそれがコードするタンパク質のことである。正式な遺伝子名称はSMARCA4であり、SWI/SNF複合体の構成要素として転写制御やDNA修復などの多様な細胞内プロセスに…
クロマチンリモデリング因子の一種。クロマチン構造の変化を介して遺伝子発現の制御に関わるとされる酵素のファミリー。
チャージ症候群の原因遺伝子。ATP依存性クロマチン再構築タンパク質として知られ、中枢神経系に存在する神経前駆細胞の正常な性質を維持する遺伝子群を制御することが報告されている。
核酸のひとつ。デオキシリボ核酸とも呼ばれる。デオキシリボースを含む、細胞核の中の酸性を示す物質であることから名付けられた。
DNAの二重螺旋とは、デオキシリボ核酸(DNA)がとる立体構造であり、2本のポリヌクレオチド鎖が互いに逆向きに平行して走りながら、共通の軸の周りを右巻きに巻き付いた構造のことである。
DNAメチル化とは、エピジェネティクスを構成する主要な分子メカニズムの一つであり、DNAの塩基配列を変化させることなく遺伝子発現を制御する化学修飾のことである。 哺乳類においては、主としてシトシン塩基のピリミジン環の5位炭素原子へのメチル基の付加として生じ、5-メチルシトシンが形成される。
DNAメチル基転移酵素とは、S-アデノシルL-メチオニンをメチル基供与体として、DNAの塩基(主としてシトシン)にメチル基を転移する反応を触媒する酵素の総称である。
EGR1とは、C2H2型ジンクフィンガー構造を持ち、刺激に応じて急速かつ一過性に転写が誘導される即時初期遺伝子、およびそれがコードする転写因子である。
酵母から高等生物まで広く保存されているヒストンシャペロンのひとつ。
H1fooとは、哺乳類の初期胚発生および減数分裂の制御において重要な役割を果たす転写因子をコードする遺伝子、あるいはその遺伝子産物であるタンパク質である。
H3K27me3とは、ヒストンH3の第27番目のリシン残基がトリメチル化されたものであり、一般に遺伝子発現の抑制(サイレンシング)と深く関わるエピジェネティクスの重要なマークである。
ヒストンH3タンパク質の4番目のリジンのメチル化。現在調べられている全ての真核生物が共通して持つクロマチン修飾。
HDAC阻害剤とは、ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)の酵素活性を特異的に阻害する低分子化合物の総称である。
IEGsとは、日本語で初期応答遺伝子または即時型初期遺伝子と呼ばれ、タンパク質の生合成を阻害するタンパク質合成阻害剤の存在下であっても、細胞への刺激に応じて転写・発現が誘導される遺伝子群のことである。
長いncRNA。長鎖ノンコーディングRNA。細胞核内でクロマチン動態や転写のエピジェネティックな制御に関わる。
ペプチジルアルギニンデイミナーゼのひとつ。p53により発現制御される。ヒストンのシトルリン化を介してクロマチン構造を変化させ、ダメージを受けた細胞に対してアポトーシスを誘導することが報告されている。
クロマチン制御タンパク質のひとつ。B細胞が形質細胞に分化するために重要。
PIWI4とは、Argonauteファミリーに属し、主に生殖細胞の発生や幹細胞の維持において重要な役割を果たすタンパク質をコードする遺伝子、あるいはその遺伝子産物であるPIWIタンパク質の一種である。
細胞核内に存在する腫瘍抑制タンパク質。TRIM19とも。
ペルオキシソーム増殖剤応答領域。
PRDMファミリーとは、特徴的なPRドメインを持つ転写因子群であり、発生、分化、および細胞周期の制御において極めて重要な役割を果たすタンパク質群の総称である。
クロマチン中でDNAの二本鎖切断を見つけ出し修復するDNA修復タンパク質。
RFTSドメインとは、タンパク質の構造および機能領域の一つであり、主にDNAメチル化酵素の制御や細胞周期の調節に関与する保存されたアミノ酸配列領域である。 RFTSは「Replication Foci Targeting Sequence」の略称であり、DNA複製部位(レプリケーション・フォーカス)へタンパク質を局在させる機能を持つことに由来して…
クロマチン関連の転写補助因子。
SIRT7とは、哺乳類におけるサーチュインファミリーに属するヒストンデアセチラーゼであり、主として核の仁に局在して転写調節やエピジェネティクスの維持に関与するタンパク質分子である。
SP1とは、主に哺乳動物の遺伝子発現調節において重要な役割を果たす転写因子であるSpecificity Protein 1の略称である。
クロマチンリモデリングに関わるタンパク質複合体。
クロマチンリモデリング因子のひとつ。ATP加水分解のエネルギーを利用してヌクレオソームを移動・除去することによってクロマチン構造を変換する。
Xist RNAとは、哺乳類の雌におけるX染色体不活性化(XCI)の過程において中心的な役割を果たす長鎖ノンコーディングRNA(lncRNA)である。
性染色体のひとつ。哺乳類では、雌は雄の二倍の数を持つ。
X染色体不活性化とは、哺乳類のメスが持つ2本のX染色体のうち1本が機能的に不活性化され、クロマチンが高度に凝縮したバー氏体へと変化する現象である。
アデノウイルスE1Aとは、アデノウイルスのゲノム領域から最初に発現する初期遺伝子の一つであり、ウイルス複製や宿主細胞の転写調節において中心的な役割を果たすタンパク質をコードする領域である。
アポトーシスにおける、細胞核や細胞が分解されてできる断片。アポトーシス小体はマクロファージに貪食される。
妊娠に伴う子宮内膜腺の形態変化。細胞核の大小不同等の目立つ腺管が現れる。
特定の細胞のゲノムの修飾状態の総称。エピジェネティクスの基盤となる。
エピジェネティックとは、DNAの塩基配列の変化を伴うことなく、遺伝子の発現や細胞の機能が調節される仕組み、およびその変化を指す用語である。
エフェクターカスパーゼとは、細胞死の一種であるアポトーシスの実行段階において直接的に標的タンパク質を分解し、細胞の解体を引き起こすタンパク質分解酵素である。
遺伝子(gene)と染色体(chromosome)を合わせた造語。または、遺伝子(gene)にギリシャ語の「全部」「完全」を意味するオーム(-ome)という接尾語を付けた合成語とも言われる。
姉妹染色分体やクロマチンを束ねる役割を持つ、5つのタンパク質からできる環状の複合体。コヒーシンタンパク質や姉妹染色分体間接着因子とも呼ばれる。
セントロメアに存在するDNAの反復配列。凝縮したヘテロクロマチン構造が形成される。
DNAがヒストンに巻き付いた構造体。ヌクレオソームが集まって折りたたまれてクロマチンを形成する。
ヌクレソームとは、真核生物の細胞核内においてDNAがヒストンタンパク質周囲に巻き付いて形成される、クロマチンの基本的かつ最小の構造単位である。
細胞核の中に存在する、女性の2つのX染色体のうちの1つが不活性化されて折りたたまれヘテロクロマチンとなったもの。女性の細胞に見られる。余分となったX染色体の情報を読み取られないようにする働きがある。バール小体とも呼ばれる。
ヒストンH5とは、鳥類などの赤血球に見出されるH1ヒストンファミリーの特異的なサブタイプであり、成熟した有核赤血球の核においてクロマチンの高度な凝縮と転写不活性化を担うタンパク質である。
ヒストンアセチル化とは、クロマチンを構成するヒストンのアミノ末端テールにあるリシン残基にアセチル基が転移されるエピジェネティクス的な修飾機構のことである。
ヒストンアセチル化酵素とは、ヒストンのN末端テール部に存在するリシン残基のアミノ基へ、アセチル基を転移させる反応を触媒する酵素の総称である。
ヒストンメチル化とは、真核生物のクロマチンを構成するヒストンタンパク質のアミノ酸残基、主にリジン残基やアルギニン残基に対してメチル基が転移・付与される翻訳後修飾の一種である。
ヒストンメチル化酵素とは、ヒストンの特定のリジン残基またはアルギニン残基に対してメチル基を転移する反応を触媒する酵素の総称である。 エピジェネティクスにおいて中心的な役割を果たし、遺伝子発現の活性化や抑制を制御する重要なタンパク質群として知られている。
ヒストンメチル基転移酵素とは、ヒストンの特定のアミノ酸残基に対してメチル基を転移する反応を触媒する酵素の総称である。
ヒストン修飾とは、真核生物のクロマチンを構成するヒストンタンパク質のアミノ酸残基に対する、酵素的な化学修飾の総称である。
ヒストン様タンパク質とは、主に原核生物や古細菌の細胞質内において、DNAと結合してその構造をコンパクトに折りたたみ、クロマチン様構造の形成や遺伝子発現の調節に関与するタンパク質の総称である。 真核生物が持つヒストンとは進化的な起源やアミノ酸配列において直接的な共通性を持たない場合が多いが、DNAを折りたた…
ヒストン脱アセチル化とは、ヒストンのアミノ末端テールにあるリシン残基からアセチル基が酵素的に除去される化学反応のことである。
コンパクトに収縮されたクロマチン。この状態ではDNAの情報を読み出すことができない。哺乳類のメスが持つ2本のX染色体のうちの1本はヘテロクロマチンとして不活性化され、凝縮してバー小体となる。
ホメオティック遺伝子群の調節因子としてショウジョウバエから発見されたクロマチン因子。
メチル化DNAとは、DNAを構成する塩基にメチル基が共有結合的に付加されたもののことである。