寄生虫
寄生生物のうち、動物(多細胞生物)に分類されるもの。
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寄生生物のうち、動物(多細胞生物)に分類されるもの。
寄生虫体とは、宿主の体内または体表に定着して栄養を摂取し、生活史の全部または一部を依存する生物の個体そのものを指す用語である。
寄生虫感染症とは、寄生虫(原虫や蠕虫など)が宿主の体内へ侵入し、定着・増殖することによって引き起こされる疾患の総称である。地球上の広範な地域、特に熱帯や亜熱帯などの気候条件が揃った地域を中心に多大な罹患率と死亡率をもたらす公衆衛生上の重大な課題となっている。
B細胞において抗体のクラススイッチを促進し、微生物感染から生体を防御する役割を持つ遺伝子。
免疫グロブリンのクラスのひとつ。進化的に最も後にできた抗体で、哺乳類のみが持つ。通常、健康な人の血液中には微量しか存在しない。
腸間膜に存在するリンパ球集積(FALC)で発見された自然リンパ球。2型自然リンパ球とも。自然免疫に関わる造血幹細胞由来のリンパ球。NH細胞(ナチュラルヘルパー細胞)とも呼ばれた。
好酸球に含まれる顆粒にある塩基性のタンパク質。顆粒に含まれるタンパク質の50%を占める。
ナイーブT細胞(ナイーブヘルパーT細胞)またはNKT細胞を指す。
ヘルパーT細胞の種類のひとつ。Th2サイトカインを分泌して好酸球や好塩基球、肥満細胞を活性化して寄生虫に対する攻撃を行う。
Trypanosoma cruziとは、南アメリカから中アメリカにかけて風土病として存在する、人獣共通感染症のシャーガス病を引き起こす原虫の一種である。
線形動物に分類される寄生虫(蠕虫)。大きさ1〜3cm程度の糸状。アニサキス症の原因となる。
生きたアニサキスを摂取することで起こる症状。
放線菌(ストレプトマイセス・アベルメクチニウス)が生産する、大環状ラクトンと3分子の2,6-ジデオキシ-L-アラビノースが縮合した配糖体。抗寄生虫薬の有効成分。エバーメクチンとも。ジヒドロ体はイベルメクチン。エバーメクチンとも。
アメリカトリパノソーマ病とは、原虫の一種であるクルーズトリパノソーマ(Trypanosoma cruzi)の感染によって引き起こされる人獣共通感染症であり、別名シャーガス病とも呼ばれる寄生虫病である。 主として中南米の風土病であるが、近年では人口移動に伴い非流行国へも感染者が拡がっている疾患である。
寄生虫駆虫作用を持つ16員環マクロライド系抗生物質。フィラリア、オンコセルカ症、糞線虫症、疥癬などに対する治療薬。アベルメクチンのジヒドロ体。商品名はストロメクトールやメクチザン。
ケジラミとは、ヒトの陰毛や毛髪などに寄生して吸血し、強い瘙痒感(かゆみ)を引き起こす昆虫の一種である。 シラミ目(Phthiraptera)のケジラミ科に分類され、学名をPthirus pubisと称する。 ヒトを唯一の宿主とする外部寄生虫であり、世界中に広く分布している。
寄生虫の一種。条虫科や裂頭条虫科の条虫の総称。腸粘膜に付着して成長し、長いものでは全長10m近くになる。漢字では真田虫。名前の由来は真田紐に似ていることから。
サルモネラ属の細菌の総称。腸管上皮細胞に感染して胃腸炎や食中毒を起こすグラム陰性桿菌。サルモネラ菌に分類される細菌は2000種類以上が確認されているが、食中毒の原因となる代表はサルモネラ・エンテリティディス。
寄生虫(原虫)の休眠状態。嚢子とも。
シャルコー線維とは、好酸球の細胞膜崩壊に伴って産生されるリゾホスホリパーゼを主成分とする、両端のとがった六角錐状の結晶構造物である。 気管支喘息患者の喀痰やアレルギー性疾患における組織中に高頻度に出現することが知られており、免疫学および病理学の分野において臨床的意義を持つ指標の一つとして扱われている…
シャーガス病とは、クルーズトリパノソーマ(Trypanosoma cruzi)という寄生虫によって引き起こされる人獣共通感染症であり、アメリカ大陸の熱帯地域を中心に風土病として分布している疾患である。
放線菌の属。抗生物質や免疫抑制剤、抗寄生虫薬となる有用な化合物を産生する。ストレプトマイシンの名の由来となった。ストレプトミセスとも。
ベンズイミダゾール系の薬剤。糞線虫などの寄生虫に対する駆虫薬。商品名はミンテゾール。
東洋眼虫とも呼ばれる、テラジア科の寄生虫。目の結膜に寄生し、テラジア症(東洋眼虫症)の原因となる。主に西日本で見られる。中間宿主はメマトイ(ハエ)。
テラジア科の寄生虫。牛からヒトの目に感染することが確認された。全長1〜2cm。
テラジア科の寄生虫によって引き起こされる症状。ヒトには以下の3種類の寄生が確認されている。
エメチンのデヒドロ体。寄生虫やアメーバ赤痢の治療薬。
寄生性線虫の卵の産生を抑制する抗寄生虫作用を持つ有機化合物。海洋性海綿動物から発見され、豚回虫のNADHフマル酸レダクターゼを阻害することが知られている。
ヒメモノアラガイとは、腹足綱(巻貝の仲間)有肺目モノアラガイ科に分類される淡水産の巻貝の一種である。 水田、沼沢地、池、水路などの止水域や流れの緩やかな水域に広く生息し、日本を含むアジア地域に分布している。
扁形動物門 吸虫綱 有輪目 住血吸虫科に分類される人体寄生虫であり、アフリカ大陸および中東地域を中心に広く風土病として分布している。
寄生虫(回虫、鉤虫、蟯虫、東洋毛様線虫)に対する駆除薬。商品名はコンバントリン。
寄生虫の一種。脊髄動物のリンパ系、血管系、皮下、眼、体腔などに寄生する。幼虫はミクロフィラリアと呼ばれ、吸血する昆虫によって媒介される。糸状虫とも。
ベンズニダゾールとは、シャガス病の治療薬として用いられるニトロイミダゾール系の抗寄生虫薬である。 本剤は、アメリカ大陸の熱帯地域を中心に風土病として存在するクルーズトリパノソーマ(Trypanosoma cruzi)の感染症に対する主要な治療選択肢の一つとして位置づけられており、寄生虫の代謝系やDNA合成を阻害すること…
種々のサイトカイン(ヒスタミンなど)を分泌することにより免疫反応の調節を行う血球系細胞。肥満細胞とも呼ばれる。この「肥満」は、ヒスタミンやプロテアーゼ、ヘパリンなどを充満させた顆粒を大量に持っていることから名付けられている。
ハマダラカが媒介するマラリアの原因となる寄生虫。ハマダラカの胃の中に存在し、吸血する際に唾液に混ざって人間の血液に入る。
ベンゾイミダゾールの誘導体。鞭虫症に対する駆虫薬。寄生虫に対する微小管阻害、グルコース取込み阻害、グリコーゲン合成抑制、ATP合成抑制などの作用を示す。
ジアルジア症の原因となる原虫。動物鞭毛虫綱ヘキサミタ科に属する鞭毛虫。世界中で最も感染者数の多い病原性寄生虫のひとつ。ジアルジアとも。
リューシュマニアウイルスとは、原虫であるドニシリーシュマニア(Leishmania donovani)などのリーシュマニア属原虫に寄生するウイルスの一種である。
リーシュマニア症を引き起こす寄生虫。
1954年に発見された、細胞内外に存在する糖鎖を認識するタンパク質。ラテン語の「legere」が語源。意味は「〜を選択する」。赤血球を凝集させる物質として植物から発見され、当初はヘマグルチニン(植物凝集素、血球凝集素)と呼ばれた。
寄生虫が幼虫でいる間の寄生対象。寄生虫は中間宿主の中では有性生殖を行わない。
人体寄生虫とは、人間の体内または体表に定着して栄養を摂取し、その代わりに不利益や病気を与える生物の総称である。 これらは宿主である人体に対する依存度が高く、感染を通じて様々な臨床症状を引き起こす病原体として医学および寄生虫学において重要視されている。
住血吸虫症とは、寄生虫である住血吸虫属の吸虫が血管内に寄生することによって引き起こされる人獣共通感染症(寄生虫病)である。 住血吸虫の卵が肝臓や腸壁、膀胱などの組織に沈着することで肉芽腫性病変を形成し、門脈圧亢進症や肝硬変、血尿などの症状を引き起こす。 感染経路は、尾虫(セルカリア)と呼ばれる幼虫を…
住血胞子虫とは、アピコンプレックス門アコノトスダニ亜綱に属する真核生物の一群であり、主として脊椎動物の血球や血管内皮細胞などに寄生する原虫の分類群である。
免疫グロブリンE(IgE)とは、哺乳類に見出されている抗体のアイソタイプのひとつであり、主に寄生虫感染に対する防御やアレルギー反応に関与するタンパク質である。
原因物質とは、疾患や中毒、アレルギー反応などの特定の生体反応や病態を引き起こす直接的な要因となる物質の総称である。
多包条虫とは、キタキツネなどのイヌ科動物を終宿主とし、小型哺乳類を中間宿主とする寄生虫の一種である人間や動物に包虫症(エキノコックス症)を引き起こす条虫類である。
好中球が特定の刺激に反応して細胞外へ放出する、細胞核内のクロマチンから成る網目状構造物。細菌、真菌、寄生虫等の外来微生物を補捉する生体防御メカニズムの一つ。
白血球(顆粒球)のひとつ。通常は白血球の0.5〜7%程度を占める。好中球よりも大きい。骨髄の造血幹細胞からGM-CSF、IL-3、IL-5の刺激によって分化する。
ヒトの好酸球が持つリボヌクレアーゼのひとつ。好酸球の顆粒を分離して、それを塩酸で抽出すると得られる塩基性のタンパク質として発見され名付けられた。他の顆粒に含まれるタンパク質に比べ、最も等電点が高い。
媒介動物感染とは、病原体を保有する節足動物などの媒介動物(ベクター)を介して、ヒトや動物に感染症が伝播する現象およびその疾患の総称である。
他の生物に寄生(別の生物から一方的に持続して利益を得ること)して生きる生物。
寄生虫のひとつ。成虫は体長20mm程度。終宿主はネズミで、ドブネズミやクマネズミなどの心臓から肺にいく血管に寄生する。
寄生生物が中間宿主から終宿主に移動する間に寄生する宿主。
感染性とは、病原体が宿主の体内へ侵入し、そこで増殖・定着した上で、さらに別の宿主へと伝播する能力を指す医学および生物学上の特性である。
慢性好酸球性白血病とは、造血幹細胞のクローン性増殖により、骨髄中および末梢血中で好酸球が持続的に増加し、組織や臓器の障害を引き起こす骨髄増殖性腫瘍の一種である。 世界保健機関(WHO)の分類においては、好酸球増多症およびPDGFRA、PDGFRB、FGFR1といった特定の遺伝子異常を伴う myeloid and lymphoid neoplasms…
日本海裂頭条虫症とは、サケ科の魚類を生食することによって寄生虫である日本海裂頭条虫(サナダムシの一種)が人体の消化管に寄生し、発症する感染症である。主たる感染源は生魚、特に不十分に冷凍・加熱されたサケやマス類であり、ヒトの小腸内で成長して成虫となる。
原虫(寄生虫)の形態のひとつ。活動や分裂を行う。虫体とも。
横川吸虫とは、ヒトを含む哺乳類や鳥類の小腸に寄生する小型の吸虫の一種である。 本種は扁形動物門 吸虫綱 斜睾吸虫目 異形吸虫科に分類される寄生虫であり、人体寄生虫としてはわが国において古くから知られている疾患の原因生物の一つである。
淡水巻貝とは、河川、湖沼、池、水田などの淡水域に生息する軟体動物門腹足綱(巻貝類)に属する動物の総称である。