敗血症
感染症によって生じる全身の炎症とそれに付随する様々な症状の総称。セプシスとも。
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感染症によって生じる全身の炎症とそれに付随する様々な症状の総称。セプシスとも。
ペスト菌が血流によって全身に広がった場合に起こるペスト。出血、組織の壊死(黒色に変化する)およびショックが起こる。
敗血症によるショック。重症敗血症が重症化したもの。昇圧剤の使用を必要とする。
常在菌の一種。B群溶血性連鎖球菌とも。
分泌タンパク質の品質を監視するシャペロンタンパク質。小胞体に存在し、酸化還元により活性制御を受ける。
中国で発生したA型インフルエンザウイルス(鳥インフルエンザ)。ヒトに感染する。
ヘモフィルス・インフルエンザの型のひとつであり、この細菌による感染症の95%を占める。細菌性髄膜炎の原因細菌。
乳幼児に敗血症や髄膜脳炎などの重症感染症や致命的状態を引き起こすパレコウイルス。ヒトパレコウイルス3型。
腸管不全の致死的な合併症。疾患や手術などによる腸管の機能不全によって起きる肝障害のうち、他に原因のないものを指す。肝硬変や肝不全に至る。腸管不全合併肝障害とも。静脈栄養合併肝障害(PNALD)や静脈栄養合併胆汁鬱滞(PNAC)とも呼ばれた。
IRAK3(Interleukin-1 receptor-associated kinase 3)とは、主として免疫細胞においてToll様受容体やインターロイキン-1受容体を介したシグナル伝達の負の制御因子として機能するタンパク質である。 別名としてTollipやIRAK-Mとも称され、過剰な炎症反応を抑制して生体防御における免疫の恒常性を維持する上で重要な役割…
プラスミノーゲン活性化因子を特異的かつ即時的に阻害して血栓を溶解する線溶系の開始段階を制御するタンパク質。組織内において血管内皮細胞の遊走を担う。プラスミノーゲンアクチベーターインヒビター1。
エトミデートとは、主として全身の麻酔導入に用いられる超短時間作用型の静脈性麻酔薬である。 GABAA受容体を介して中枢神経系の抑制的な神経伝達を促進することで、速やかな鎮静や催眠作用をもたらす特徴を持っている。
S100A8とは、カルシウム結合タンパク質であるS100ファミリーに属する分子量約11kDaの低分子タンパク質であり、主に好中球や単球などの骨髄系細胞の細胞質に豊富に存在する分子である。
TIE2とは、主に血管の内皮細胞に発現し、血管の構造維持や安定化、新生の制御において中心的な役割を果たす受容体型チロシンキナーゼの一種である。
ウイルス性出血性敗血症ウイルス(Viral hemorrhagic septicemia virus: VHSV)とは、主にサケ科やカレイ科をはじめとする多様な魚類に重大な感染症を引き起こすモノネガウイルス目、ラブドウイルス科に属するRNAウイルスの一種である。
アクチノバチルス属の細菌は、家畜や実験動物などの動物の粘膜、特に口腔内や上気道の常在菌叢を構成することが知られている。
アドレノメデュリンとは、1993年にヒトの褐色細胞腫組織から血圧低下作用を有するペプチドとして単離・同定された、52個のアミノ酸からなる内因性の生理活性ペプチドである。
クロストリジウム属の細菌。長さ3〜9μm、幅0.9〜1.3μm。正式名称はクロストリジウム・パーフリンゲンス。
エコーウイルス9型とは、ヒトを宿主とするエンテロウイルス属のピコルナウイルス科に分類されるウイルスの一種であり、主として小児における無菌性髄膜炎や発疹を引き起こす病原体である。
ヒトに病原性を示すエルシニア属の細菌のひとつ。1939年に胃腸炎の原因となる細菌として発見された。
グラム陰性菌の細胞壁外膜を構成する成分であり、細胞外には分泌されない毒素。リポ多糖(リポポリサッカライド、LPS)や内毒素とも呼ばれる。
犬や猫の口腔内の常在菌であるカプノサイトファーガ・カニモルサスあるいはカプノサイトファーガ・シノデグミによる感染症。1976年にアメリカで最初に報告された。
ガラクトースの代謝(ルロワール経路)に関わる酵素の異常によって血液中のガラクトース濃度が高くなる症状。
ヒトや動物の腸管および自然環境下に広く分布する通性嫌気性グラム陰性桿菌。エンテロバクター・サカザキとも。
血液中のサイトカインの異常な増加。これにより血液脳関門の破綻、脳や髄液中のサイトカイン濃度の増加により中枢神経の異常が引き起こされる。
シトロバクター・フロインディーは、健康な人間の腸管や動物の消化管をはじめ、土壌、水、下水などの自然環境にも広く常在菌として存在している日和見感染症の原因菌の一つである。
第1世代のセフェム系抗生物質(セファロスポリン系抗生物質)のひとつ。MSSAやストレプトコッカス属に効果がある。バンコマイシンに比べて有意に治療の失敗、死亡率、再発率が少ないことが報告されている。
常在菌のひとつ。便や口腔などから分離される。大腸菌や肺炎桿菌などに近い。通常は問題とはならないが、日和見感染を起こす。
グリコペプチド系の抗生物質のひとつ。メチシリン耐性黄色ブドウ球菌による敗血症、皮膚の感染症などに対して用いられる。
ノビラブドウイルス属に属するウイルスとしては、サケ科魚類に出血性敗血症を引き起こす[[ビデリウム・ウイルス(Viral hemorrhagic septicemia virus:VHSV)が代表的な種として知られている。
バンコマイシン耐性腸球菌感染症とは、グリコペプチド系抗菌薬であるバンコマイシンに対して耐性を獲得した腸球菌によって引き起こされる感染症である。
パスツレラ症の主な原因となるパスツレラ属細菌。パスツレラ毒素を産生する。
犬や猫などの哺乳類の口腔や気道に生息するパスツレラ属の細菌によるヒトへの日和見感染症。
ヌクレオソームを構成するタンパク質。コアヒストンによって構成されるヒストン八量体の周りに二本鎖のDNAが1.75回巻き付いた複合体がヌクレオソーム。
蠕動運動を制御する神経節の先天的な欠損によって便を排泄できなくなる疾患。放置すると敗血症の恐れがある。先天性巨大結腸症とも。
フソバクテリウム属に属する菌は、両端が尖った紡錘状の形態をとることが特徴的であり、ヒトや動物の口腔、消化管、女性の生殖器などの常在菌叢を構成する重要なメンバーとして知られている。
アミノ酸116個からなる約130kDaのペプチド。カルシトニンの前駆体。甲状腺のC細胞から産生・分泌される。
ベイロネラ属の細菌は、その代謝特性として糖質を直接資化して酸を産生する能力を欠いている点が大きな特徴である。
ペスト菌(エルシニア・ペスティス)による感染症。皮膚が黒くなることから黒死病とも。
ペンタラキシンのひとつ。炎症の初期に産生されるIL-1やTNF-αによって血管内皮細胞や中膜平滑筋細胞で急激に発現する。白血球にも存在する。
細菌の属のひとつ。以下のような病原性を持つ種類が存在する。
リステリア属の細菌(リステリア・モノサイトゲネス)の感染によって引き起こされる症状。リステリオーシスとも。
レゾルビンD2とは、オメガ3脂肪酸の一種であるドコサヘキサエン酸(DHA)から生合成される特殊化プロ・レゾルビング・メディエーター(SPM)と呼ばれる生理活性物質の一つである。
アシドーシスの一種。血液中の乳酸値が5mM以上に上昇し、動脈の血液のpHが7.35未満にまで低下して血液が酸性に傾き、様々な臓器障害を引き起こす症状。致死率が約50%と高い。
侵襲性髄膜炎菌感染症とは、髄膜炎菌(Neisseria meningitidis)という細菌によって引き起こされる、極めて重篤で進行の早い感染症である。 健康な人の鼻咽頭にも保菌されることがある常在菌の一種であるが、何らかの理由で血液中や髄液などの本来は菌が存在しない無菌的部位に侵入することによって発症する。
全身性疾患とは、特定の臓器や組織にとどまらず、身体全体あるいは複数の器官系に影響を及ぼす疾患の総称である。
溶血性レンサ球菌が血液へ侵入することによって引き起こされる重篤な疾患。いわゆる人食いバクテリアの正式名称。主にA群が原因となるが、B群、C群、G群による発症も報告されている。進行が早く、発病後数十時間以内にショック状態から死に至ることもある。
動脈血ガス分析とは、動脈血中の酸素分圧、二酸化炭素分圧、水素イオン濃度(pH)などを測定し、呼吸機能、酸塩基平衡、および代謝の状態を評価するための検査である。
呼吸窮迫症状とは、肺のガス交換機能や呼吸器系の異常によって引き起こされる、著しい呼吸困難および努力呼吸の状態を指す医学的所見の総称である。
B細胞の最終分化段階である形質細胞の悪性腫瘍。全身の骨を侵食する。40歳以後(特に60~70歳)に多く発症するとされる。
好中球外トラップとは、好中球が自身の細胞外へDNAやヒストン、抗菌ペプチドなどを網状の構造物として放出し、病原体を捕捉して不活化・排除する生体防御機構のことである。
好中球が特定の刺激に反応して細胞外へ放出する、細胞核内のクロマチンから成る網目状構造物。細菌、真菌、寄生虫等の外来微生物を補捉する生体防御メカニズムの一つ。
かつては院内感染が主であったMRSA (病院型MRSA)とは別種の、広く感染する強い毒性のあるMRSA。CA-MRSAとも表記される。
敗血症や肺炎、誤嚥、有毒物質の吸入、溺水、薬剤性、多発外傷などが原因となる急性の呼吸困難。成人呼吸促迫症候群とも呼ばれた。急性呼吸促迫症候群とも。
数時間〜数日の間で急に腎臓の機能が低下する症状。敗血症や心血管の手術後、腎がんに伴う腎部分摘出などに生じる合併症として見られる。
持続的血液透析濾過とは、血液浄化法の一種であり、腎機能が著しく低下した患者に対して、24時間またはそれに近い長時間をかけて緩徐に血液の透析と濾過を行う治療法である。
排膿とは、体腔や組織の内部に貯留した膿を体外へ排除する医療処置または自然に排出される現象のことである。
血液凝固の異常によって全身に出血傾向や臓器不全が起こる疾患。汎発性血管内血液凝固症とも。
救命率とは、重篤な疾患や外傷を発症あるいは受傷した患者に対して、適切な医療介入を行った結果として生命が救われた割合を示す指標である。
救急医療とは、急性の発症や受傷によって、生命の危機または重大な機能障害の恐れがある患者に対し、病院前救急医療から救急外来における初期診療、集中治療に至るまで、時間を争う医療を総合的に提供する臨床医学の専門領域である。