酵母
主として単細胞生物で、出芽または分裂により増殖する真菌の総称。酵母菌やイーストとも。
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主として単細胞生物で、出芽または分裂により増殖する真菌の総称。酵母菌やイーストとも。
酵母状真菌とは、主に出芽や分裂によって単細胞状で増殖する真菌の一群であり、一般的に菌糸を形成しないか、あるいは形成しても非常に限定的であるような形態を示す微生物の総称である。
酵母菌
細胞周期のM期に重要な複合体。サイクリンを分解する。後期促進複合体やサイクロソームとも。
酵母のオートファゴソームの形成に関わるユビキチン様タンパク質。オートファゴソームの膜を広げる働きを持つ。ヒトのホモログはLC3。
Bgs1とは、真核生物の細胞質分裂や細胞壁の合成において重要な役割を果たすATP結合カセットトランスポーター様の機能を持つタンパク質、あるいはそれをコードする遺伝子である。分裂酵母(Schizosaccharomyces pombe)などの研究において解析が進められており、正常な細胞形態の維持や細胞周期の進行に不可欠であることが…
酵母から高等生物まで広く保存されているヒストンシャペロンのひとつ。
GCN2とは、アミノ酸欠乏などのストレスに応答して真核生物の翻訳制御や遺伝子発現を調節するセリン・トレオニンキナーゼの一種であるタンパク質キナーゼである。
MADSボックス遺伝子とは、真核生物の遺伝子発現を調節する転写因子をコードし、保存された塩基配列であるMADSボックスを持つ遺伝子群の総称である。 植物においては花芽の形成や器官の分化を制御するABCモデルの中心的な役割を担うことで広く知られており、動物や菌類など多様な真核生物にも広く保存されている。
様々な真核生物が持つセリン・スレオニンキナーゼ。酵母からヒトまで保存されている。活性化によって細胞核内へと移行することから、細胞外のシグナルを細胞核内へと伝える働きを持つとされる。
哺乳類のTOR。ラパマイシンの標的として酵母で同定された遺伝子の哺乳類におけるホモログ。
NFATのひとつ。酵母から脊椎動物まで保存されている。
酵母のステロール輸送タンパク質。小胞体膜からステロールを引き抜き、ゴルジ体膜上のPI4Pと交換することでステロールをゴルジ体膜へと輸送する。
ホスホリパーゼCのサブタイプのひとつ。粘菌や酵母、植物でも確認され、進化的に古くから保存され、細胞増殖など生命の根幹となる現象に関わることが示唆されている。
酵母が持つ遺伝子。この遺伝子が発現してできるタンパク質(SIR2)は、NAD依存的にヒストンH4の16番のリジンに特異的に脱アセチル化を起こす。
SIRT7とは、哺乳類におけるサーチュインファミリーに属するヒストンデアセチラーゼであり、主として核の仁に局在して転写調節やエピジェネティクスの維持に関与するタンパク質分子である。
変異によってメチオニンの代謝に異常がある酵母から発見された、寿命に関わるとされる遺伝子。
ラパマイシンの標的分子として同定された、細胞の成長に関わるセリン・スレオニンキナーゼ。哺乳類のTORはmTORと呼ばれる。
ULK1とは、哺乳類におけるオートファジー(自食作用)の初期段階を誘導する中心的なセリン・スレオニンキナーゼである。 酵母のAtg1のホモログであり、細胞内の栄養飢餓やストレスに応答して活性化することで知られている。
Vps15とは、真核生物の細胞内における小胞体からゴルジ体、あるいはエンドソームやリソソームといった膜交通に関与するタンパク質複合体の構成要素であるセリン・スレオニンキナーゼの一種である。
酵母が持つ、GPIアンカーの付加シグナル(付着シグナル)を有するタンパク質。
マンナンのひとつ。デクチン-2のリガンド。
多数のグルコースが結合してできる多糖類であるグルカンのひとつ。キノコなど真菌の細胞壁に多く含まれる。
ジアセチルやアセトインの前駆体。α-アセト乳酸とも。
フェンネルなどセリ科植物に含まれるフェニルプロパノイド。アニスオイルの精油成分であり独特の芳香を持つ。単体では弱い抗菌活性を示し、その作用は他の薬剤と併用することで増強される。
アモルファ-4,7-ジエンとは、キク科の植物であるアルテミア・アヌア(クソニンジン、Artemisia annua)において生合成される、セスキテルペンの一種である炭化水素である。
酵母などがグルコースを以下のように代謝する反応。いわゆる発酵。酒の製造ではこの反応が利用され、アルコール(エタノール)が得られる。
インジェラとは、東アフリカに位置するエチオピアなどの地域で主食として伝統的に食べられている、発酵させた生地を薄く焼き上げた平らなパンである。
パンに含まれる食品添加物のひとつ。イースト菌(パン酵母)の発酵を促進する。食品の保存性や味付けではなく、製造を容易にするために付加される添加物。
パンの発酵に必要な菌(酵母)。パン酵母とも。主にサッカロマイセス・セレビシエを指す。
アルコールのひとつ。エチルアルコールとも。示性式は CH3CH2OH
乾燥ビール酵母を有効成分とする指定医薬部外品(アサヒグループ食品)。胃腸の働きを改善し、消化不良や食欲不振を解消するとされる。
甘味料として使用されるテトロースの糖アルコール。エリトリトールとも呼ばれる。分子式は C4H10O4
脂質輸送タンパク質の中でも比較的大きなファミリー。酵母からヒトにいたるまで保存されている。ヒトにおいては12種が確認されている。
Ca2+/カルモジュリン依存性プロテインホスファターゼのひとつ。酵母からヒトにいたる真核生物に普遍的に存在する。哺乳類の脳においてシナプス可塑性の制御に関与し、学習および記憶に重要とされる。
代表的なカンジダ菌。環境によって菌糸と酵母の形態を切り替える二形性真菌。
パネトーネ種に含まれるイースト菌。カンジダ属酵母。
酵母RNA分解物から発見されたリボヌクレオチド。食品における旨味成分でありプリン体のひとつ。キサントシン一リン酸やXMPとも呼ばれる。
担子菌類に属する酵母状の真菌の属。クリプトコックスとも。
クルイベロマイセス(Kluyveromyces) 酵母の一属。 -クルイベロマイセス・マルシアヌス -クルイベロマイセス・ラクティス
クルイベロマイセス属の酵母のひとつ。
グリコーゲンリン酸化酵素とは、動物や酵母などの細胞質においてグリコーゲンの分解(グリコーゲン代謝)の初発反応を触媒する重要な酵素である。
グルコサミンの6位がリン酸化した有機化合物。
スフィンゴ脂質のひとつ。セラミドの前駆体。多くの真菌が持ち、その増殖や出芽、環境適応、病原性への関与が示唆されている。食品では穀物や豆類、根菜、果実などの植物由来のものや麹、酒粕に含まれる。
イミダゾール系抗真菌剤。白癬や皮膚カンジダ症、癜風、脂漏性皮膚炎などに対する治療薬。
乳酸菌と酵母の共生発酵によって作られる発酵飲料(ヨーグルト)。黒海とカスピ海の間に位置するコーカサス地域を起源とする。旧ソ連の医学者であるツホーギンによって1867年に公表された。
バラやマスカット、ホップの香りの成分のひとつとなるモノテルペン。
細胞小器官のひとつ。発見者であるイタリア人病理学者のカミッロ・ゴルジ(1843-1926)から、その名が付けられた。ゴルジ装置やゴルジ複合体とも呼ばれる。
サワー種やパネトーネ種に含まれるサッカロマイセス属酵母。
古くからアルコール醸造やパン作りのために用いられてきたサッカロマイセス属の酵母。真核細胞のモデル生物として利用される。球形か楕円形で直径約5〜10μm。出芽によって増殖するため出芽酵母とも。ビールの製造に用いられるためビール酵母とも。
主にライ麦パンの製造に用いられる、酸味をもたらすパン種。パネットーネやサンフランシスコサワーブレッドなどにも用いられる。ライ麦粉、小麦粉、水などを用いて6日間かけて自然発酵させる製法が伝統的。サワードウとも。
サワー種のひとつ。サンフランシスコ湾岸地方特有の酵母をジャガイモの煮汁で培養させて作られるパン種。
遺伝子発現調節に関わるヒストンの脱アセチル化を触媒する酵素。
寿命に関わると考えられている遺伝子。サーチュインはもともと酵母や線虫の寿命を決定する遺伝子(Sir2)として発見されたが、人間においても同じ遺伝子(SIRT1)があることが確認されている。
酵母の細胞壁を構成する多糖類。プロペルジンと結合して第二経路によるC3の活性化に関わる。
分裂酵母。タンザニアでキビからつくられるポンベ酒やジャワ島で糖蜜からつくられるチウなどの発酵食品の製造に関わる。
シャトルベクターとは、2つ以上の異なる宿主細胞または生物種の間で複製および移動が可能なベクター(遺伝子工学)|ベクターのことである。
分子量58000〜64000程度の分子シャペロン。
セレブラシドとは、セラミドの1位の水酸基に糖が1分子結合した構造を持つ、中性の糖脂質(グリコスフィンゴ脂質)の総称である。
セレンの無機化合物は毒性が高いため、セレンのサプリメントには高濃度のセレンを含む培地で培養してセレンをセレンアミノ酸として取り込ませたセレン酵母が用いられる。