HEALTH WORDS / 用語解説
糖アルコール
sugar alcohol
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化学的には糖が還元されてアルコール(ヒドロキシ基を持つ化合物)となったもの。アルドースまたはケトースを還元して得られるポリヒドロキシアルカン。糖アルコールの「アルコール」とは化学的な意味であって、酒類のアルコール(エタノール)とは異なる。12
糖アルコールはミュータンス菌などによって代謝されないためプラークの原因にならず、また、小腸で分解・吸収されにくいという特徴を持つ。
マルチトール等の糖アルコールは非う蝕性で Streptococcus mutans などの虫歯菌による酸生産や歯垢形成を抑制するので、ショ糖に代わる甘味料として用いられている。これらの糖類は消化吸収されにくく肥満を抑制する甘味源としても使用される。3
糖アルコールの過剰摂取は一部の人に対して軟便や体重減少を伴う重度の下痢を引き起こすことが知られているが、その起こりやすさに個人差があり、詳細な発生メカニズムは明らかではない。4
腸内細菌では大腸菌には糖アルコールが原因となる下痢を抑制する効果があることが報告されている。
糖アルコールの種類56
参考文献・出典
- 大阪大学大学院 歯学研究科 予防歯科学教室: http://web.dent.osaka-u.ac.jp/~prevent/research08.html ↩
- 愛媛大学農学部紀要 Saccharomyces cerevisiae 由来グリセロール脱水素酵素の精製と細菌由来酵素の基質特異性: https://www.agr.ehime-u.ac.jp/education/img/2018/565.pdf ↩
- 高知工科大学大学院工学研究科 基盤工学専攻 物質・環境システム工学コース 中村光輝 寒天オリゴ糖の選択的生産法の開発: http://www.kochi-tech.ac.jp/library/ron/2004/g9/M/1075054.pdf ↩
- 腸菌細菌が人工甘味料の過剰摂取によって引き起こされる下痢を防ぐことを発見-「人工甘味料消費細菌」のプロバイオティクス利用に期待-:[慶應義塾]: https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/2021/6/18/28-80757/ ↩
- 糖アルコールを使用した和菓子の食後血糖値上昇抑制効果(藤女子大学 人間生活学部): https://fujijoshi.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_action_common_download&item_id=1513&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1&page_id=13&block_id=21 ↩
- CiNii 論文 - 糖アルコールを用いたハードメレンゲの調製と性質: http://ci.nii.ac.jp/naid/110009625704 ↩
- 大阪樟蔭女子大学リポジトリ キシロースをキシリトールに変換する微生物のスクリーニング: https://osaka-shoin.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_action_common_download&item_id=1732&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1&page_id=3&block_id=24 ↩