メチル化
メチル基(-CH3)を付加する化学修飾。
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メチル基(-CH3)を付加する化学修飾。
メチル化DNAとは、DNAを構成する塩基にメチル基が共有結合的に付加されたもののことである。
ガレート基を持つカテキンの、そのガレート基がメチルエーテル化されたもの。
5-メチルシトシンを参照。
メチル基をヒドロキシ基やアミノ基に付加する酵素。抱合反応に関わる。ノルアドレナリンやヒスタミン、セロトニンのN-メチル化やノルアドレナリンのO-メチル化など。
ドーパミンがカテコール-O-メチルトランスフェラーゼに触媒されてメチル化することで生成する有機化合物。
5'末端キャップ構造の付加とは、真核生物のRNAポリメラーゼIIによって転写された前駆体mRNAの5'末端に、特殊なグアニンヌクレオチドが逆向きに結合する修飾反応のことである。
セロトニントランスポーター(5-HTT)の遺伝子のプロモーター領域における遺伝子多型。DNAメチル化状態と関連し、扁桃体の形態変化を通してうつ病などの精神疾患の病態に関係するとされる。
DNAの核酸塩基であるシトシンがメチル化したもの。
5-メチルシトシンを参照。
麻薬のひとつである合成カンナビノイド。AM-2201がメチル化するとMAM-2201となる。
CDKN1Cとは、サイクリン依存性キナーゼ(CDK)の阻害因子の一つであり、細胞周期の進行を負に制御することで細胞増殖を抑制するタンパク質、あるいはそれをコードする遺伝子のことである。
エピゲノムにおけるDNAメチル化の個人差が特に大きい部位。疾患と強い関連がある可能性が示唆されている。
ヒストンH3のリジン残基をメチル化する酵素。Suv39hとも。
DNAに存在する、シトシンとグアニンがホスホジエステル結合で結合した塩基配列(ジヌクレオチド)。CpGが多く存在する領域をCpGアイランドと呼ぶ。哺乳類のDNAのメチル化の多くはCpGで起こる。
DNAにおいて、シトシンの次にグアニンが現れるという2塩基配列(CpG)が、ほぼ確率論的に期待される頻度(25分の1)で検出される領域。哺乳類のDNAメチル化に関わる。
腫瘍細胞から放出されたり腫瘍細胞の崩壊によって体液中に漏れ出たりする腫瘍由来のDNA。
DNAにメチル基を付加するトランスフェラーゼ。DNAメチル化酵素とも。
DNAメチル化とは、エピジェネティクスを構成する主要な分子メカニズムの一つであり、DNAの塩基配列を変化させることなく遺伝子発現を制御する化学修飾のことである。 哺乳類においては、主としてシトシン塩基のピリミジン環の5位炭素原子へのメチル基の付加として生じ、5-メチルシトシンが形成される。
DNAメチル基転移酵素とは、S-アデノシルL-メチオニンをメチル基供与体として、DNAの塩基(主としてシトシン)にメチル基を転移する反応を触媒する酵素の総称である。
親細胞のDNAが受けたメチル化が娘細胞のDNAに受け継がれる現象。UHRF1とDNMT1が必須。
DNAメチルトランスフェラーゼのひとつ。DNA維持メチル化に必要なタンパク質のひとつ。UHRF1に認識された片鎖メチル化DNAを両鎖メチル化状態とする。
発生に重要な分化関連遺伝子(Hox、Tbx、Cbx、Foxなど)をメチル化するDNAメチルトランスフェラーゼ(DNMT3)。
DNMT3bとは、哺乳類においてDNAメチル化を新規に引き起こすデノボDNAメチルトランスフェラーゼファミリーに属する酵素の一つである。
H3K27me3とは、ヒストンH3の第27番目のリシン残基がトリメチル化されたものであり、一般に遺伝子発現の抑制(サイレンシング)と深く関わるエピジェネティクスの重要なマークである。
ヒストンH3タンパク質の4番目のリジンのメチル化。現在調べられている全ての真核生物が共通して持つクロマチン修飾。
HIVの遺伝子学的分類のひとつ。日本を含めた世界で最も流行している型。
核内受容体型の転写因子。内胚葉形成や肝細胞の分化に重要。胃や腸、肝臓、膵臓、腎臓に存在する。
長いncRNA。長鎖ノンコーディングRNA。細胞核内でクロマチン動態や転写のエピジェネティックな制御に関わる。
ヒストンH4の20番目のリジン残基を特異的にメチル化する酵素(ヒストンメチルトランスフェラーゼ)。PR-Set7とも呼ばれる。
L-メチオニンとは、タンパク質を構成する標準的なアミノ酸の一つであり、生体内において様々な重要な代謝機能に関与する必須アミノ酸である。 ヒトを含む動物の体内では生合成することができないため、食事などの外部から摂取する必要がある栄養素である。
Lタンパク質とは、主としてモノネガウイルス目などのRNAウイルスが持つ、RNA依存性RNAポリメラーゼとしての機能を有する巨大なウイルス由来の酵素(タンパク質)である。 モノネガウイルス目に属するウイルス(狂犬病ウイルス、エボラウイルス、麻疹ウイルス、インフルエンザウイルスなどの一部関連群を含む)において、L…
麻薬に指定されている合成カンナビノイド。メチル化したAM-2201。
VDIRに含まれるDNA修復酵素。
RNAメチル化修飾酵素のひとつ。
タンパク質のヒスチジンメチル化に関わる酵素の一種。イミダゾール環のN1位で起こるpiメチル化(piメチルヒスチジンの生成)を触媒する。ヒトを含む多くの真核生物に保存されている。
N-デスメチルジアゼパムとは、ベンゾジアゼピン系化合物の一つであり、ジアゼパムなどのベンゾジアゼピン受容体作動薬が肝臓などの生体内で代謝される過程で生成される主要な活性代謝物であるノルダゼパムの別名である。
D-アスパラギン酸のアミノ基がメチル化した誘導体。NMDA受容体のリガンド。
アミンの水素原子に起こるメチル化。
DNMT1と共に精子形成に必要なDNAメチル化の維持に関わるタンパク質。
多能性幹細胞のひとつ。細胞核を除いた卵子に体細胞の細胞核を入れて胚を作り、ES細胞と同じように胚盤胞から細胞を取り出して培養したもの。核移植ES細胞とも。
O-メチルグルクロン酸とは、グルクロン酸の水酸基がメチル基でエーテル化された糖質の一種であるウロン酸の誘導体である。
p16とは、細胞周期の進行を制御するサイクリン依存性キナーゼ阻害因子の一つであり、INK4ファミリーに属するタンパク質である。
p57kip2とは、サイクリン依存性キナーゼ(CDK)の阻害因子であり、細胞周期の進行を負に制御するタンパク質をコードする遺伝子、およびその翻訳産物である。 ヒトにおいてはCDKN1C遺伝子として知られており、細胞増殖の抑制やアポトーシスの誘導において重要な役割を果たす。
ヒスチジンに含まれるイミダゾール環のN1位がメチル化したヒスチジン誘導体。1-メチルヒスチジンやN1-メチルヒスチジンとも。
PRDMファミリーとは、特徴的なPRドメインを持つ転写因子群であり、発生、分化、および細胞周期の制御において極めて重要な役割を果たすタンパク質群の総称である。
RFTSドメインとは、タンパク質の構造および機能領域の一つであり、主にDNAメチル化酵素の制御や細胞周期の調節に関与する保存されたアミノ酸配列領域である。 RFTSは「Replication Foci Targeting Sequence」の略称であり、DNA複製部位(レプリケーション・フォーカス)へタンパク質を局在させる機能を持つことに由来して…
メチオニンの代謝によって合成されて、ポリアミンやシステインの原料となる有機化合物。活性型メチオニンとも呼ばれる。
アクチンのヒスチジン残基におけるtauメチル化に関与する酵素。SETD3を介したtauメチル化がアクチン機能と筋肉収縮性の調節に重要であるとされる。
NAD依存的ヒストン脱アセチル化酵素。サーチュイン1とも。ATPの濃度が低下することで活性化する。
UHRF1のDNA認識を担うドメイン。SRAドメインは構造変化を起こしてDNAを両側から抱きかかえるようにして結合する。
ヒストンH3の9番目のリジン残基を特異的にメチル化するヒストンメチルトランスフェラーゼを発現する遺伝子。
DNA維持メチル化に必須のE3ユビキチンリガーゼ。DNA複製後に生じる片鎖メチル化DNAを認識し、近傍のヒストンH3のユビキチン化を行う。
CYP27B1のプロモーター領域に直接結合する転写因子。
Xist RNAとは、哺乳類の雌におけるX染色体不活性化(XCI)の過程において中心的な役割を果たす長鎖ノンコーディングRNA(lncRNA)である。
X染色体不活性化とは、哺乳類のメスが持つ2本のX染色体のうち1本が機能的に不活性化され、クロマチンが高度に凝縮したバー氏体へと変化する現象である。
がん化した個々の細胞のこと。通常の細胞に比べて分裂速度が速く、密度も高いため非常に硬くなる。
イミダゾールジペプチドのひとつ。哺乳類や魚類の筋肉に含まれるジペプチド。カルノシンがメチル化した構造を持つ。
特定の細胞のゲノムの修飾状態の総称。エピジェネティクスの基盤となる。
エピジェネティックとは、DNAの塩基配列の変化を伴うことなく、遺伝子の発現や細胞の機能が調節される仕組み、およびその変化を指す用語である。