病原体
病気の原因となる微生物やウイルスの総称。
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病気の原因となる微生物やウイルスの総称。
国に対して発生報告が義務付けられている感染症のグループのひとつ。
A群溶血性レンサ球菌とは、グラム陽性の球菌であり、レンサ球菌属に分類される細菌の一種である。 ヒトの咽頭や皮膚などに感染し、多様な疾患を引き起こす病原体として知られている。
病原体を扱う実験室の格付け。感染力が強い危険な病原体ほど高いレベルの実験室で扱うことが必要。
BSL-2は、社会的に広く診断や治療が行われている一般的な細菌やウイルスを対象としており、実験室内での感染防止および環境中への流出を防ぐための標準的な安全管理基準が適用される。
BSLのひとつ。比較的危険性の高い病原体を扱える施設。
BSLのひとつ。致死率が高く、有効な治療法が確立されていない感染症を引き起こす病原体を扱える施設。
C/EBPのひとつ。軟骨細胞に発現し、骨の成長に関わる。
補体のひとつ。補体第一成分とも。
補体のひとつ。チオエステル結合によって病原体と結合し、それを無毒化する。補体第三成分とも呼ばれる。
C3の分解によってC3aと共に生じる分子。自己の細胞上では補体Ⅰ因子によって不活化されiC3bとなる。
細胞内にあるパターン認識受容体の代表的経路。細胞質のDNAセンサー。
CXCL2とは、ケモカインファミリーに属するサイトカインの一つであり、主として炎症性細胞の遊走や活性化を誘導するタンパク質である。 かつてはマクロファージ炎性タンパク質-2アルファ(MIP-2アルファ)や好中球活性化タンパク質-3(GROベータ)といった名称でも呼ばれていた歴史がある。
病原体由来のDNAを察知する、細胞質に局在するパターン認識受容体。腫瘍間質に存在するマクロファージに発現増強する遺伝子として発見された。DLM-1やZBP1とも。
EPECとは、下痢などの消化器症状を引き起こす大腸菌の一種である腸管病原性大腸菌(Enteropathogenic Escherichia coli)の略称である。 EPECは、小児、特に乳幼児の間で下痢症の原因となる重要な病原体の一つとして知られている。
免疫細胞に発現する、抗体のFc領域と結合する受容体。Fcレセプターとも呼ばれる。
GMP-AMPシンターゼ(cGAS)とは、細胞質内に侵入した二本鎖DNAなどのDNAを認識して活性化するDNAセンサーであり、自然免疫応答を惹起する酵素である。
H2N2とは、A型インフルエンザウイルスのサブタイプの一つであり、赤血球凝集素(HA)が2型、ノイラミニダーゼ(NA)が2型であるウイルス株を指す。 A型インフルエンザウイルスは、表面抗原であるHAとNAの組み合わせによっていくつかのサブタイプに分類されており、H2N2はその一つとして位置づけられている。
HCoV-HKU1とは、ヒトに感染を引き起こするコロナウイルスの一種であり、エンベロープを有するプラス鎖一本鎖RNAウイルスである。 ニダムウイルス目、コロナウイルス科、ベータコロナウイルス属に分類される病原体である。 本ウイルスは、2004年に香港において、肺炎を伴う呼吸器疾患を呈した患者の臨床検体から初めて分離…
HLA(ヒトのMHC)のクラスのひとつ。ほとんどすべての細胞の表面に見られる。
HLA(ヒトのMHC)のクラスのひとつ。単球由来の細胞などの限られた細胞の表面に存在する。
消化管をはじめとした粘膜面やその分泌液に含まれ、粘膜の防御に重要な免疫グロブリン。単量体、またはJ鎖に結合した二量体や三量体として存在する。
抗体(免疫グロブリン)のクラスのひとつ。血液中に最も多く存在しており、γ-グロブリンの80%を占める。二次応答の主要な抗体。血液中の半減期も長い。
病原体の排除や創傷治癒の役割を果たすインターロイキン。過剰または持続的な産生は炎症性疾患の発症や進展に関与することが知られている。当初はBSF-2と呼ばれた。
Toll様受容体のシグナル伝達に関わるキナーゼのファミリー。
IRAKのひとつ。712個のアミノ酸から成る。病原体刺激に対してが早期に活性化し、炎症性サイトカインなどの遺伝子発現を制御する。
IRAK3(Interleukin-1 receptor-associated kinase 3)とは、主として免疫細胞においてToll様受容体やインターロイキン-1受容体を介したシグナル伝達の負の制御因子として機能するタンパク質である。 別名としてTollipやIRAK-Mとも称され、過剰な炎症反応を抑制して生体防御における免疫の恒常性を維持する上で重要な役割…
IRF-5とは、インターフェロン調節因子(Interferon Regulatory Factor)ファミリーに属する転写因子の一つであり、主として免疫系の細胞においてウイルスや細菌などの病原体に対する自然免疫応答や炎症反応の制御に重要な役割を果たしているタンパク質である。 IRF-5は、免疫担当細胞であるマクロファージや樹状細胞などに…
樹状細胞やマクロファージに発現する活性化型C型レクチン受容体。
MPOとは、日本語でミエロペルオキシダーゼと呼ばれる、主に好中球や単球などの造血細胞に豊富に含まれるヘム含有酵素である。 MPOは免疫系において重要な役割を果たしており、体内に侵入した細菌や真菌などの病原体をファゴサイトーシス(貪食)した際に、過酸化水素とハロゲン化物から強力な活性酸素種である次亜塩素酸を…
NOD1(Nucleotide-binding oligomerization domain-containing protein 1)とは、主として自然免疫に関与する細胞質性のパターン認識受容体である。 宿主の細胞内に侵入した病原体由来の分子パターンを認識し、炎症反応や免疫応答を誘導する重要なタンパク質として機能する。
パターン認識受容体が認識して自然免疫を起こすきっかけとなる、病原体に共通する構造。
SLC15A3とは、ヒトを含む哺乳類においてペプチドやヒスチジンなどのアミノ酸を細胞質内へ輸送するトランスポーターをコードする遺伝子、およびそれが発現するタンパク質の名称である。
病原体感染におけるサイトカインの産生において必須な役割を果たすキナーゼ(細胞内シグナル分子)。NAKやT2K、IKKiとも。
ナイーブT細胞(ナイーブヘルパーT細胞)またはNKT細胞を指す。
病原体のリポタンパク質を認識するToll様受容体。
病原体が持つDNAの特定の塩基配列の繰り返し(CpG)を認識するToll様受容体。この作用を応用したものがDNAワクチンである。
炎症性サイトカインのひとつ。腫瘍壊死因子とも。病原体に対する防御に役立つ一方、関節リウマチなどの炎症性疾患では異常産生が起こり、疾患の発症や増悪の原因となる。
マクロファージや樹状細胞などの抗原提示細胞に存在するパターン認識受容体。細胞外領域にロイシンリッチリピート、細胞内領域にTIRドメインを持つ。ヒトには10種類の存在が確認されている。トル様受容体とも。
胸腺に由来する免疫細胞。大きさは6〜15μm。寿命は4〜6ヶ月。胸腺(thymus)の頭文字からT細胞と名付けられた。Tリンパ球とも。
VAMP8は、エンドソームやリソソームなどの細胞内小器官の膜融合において重要な役割を果たしており、エキソサイトーシスやオートファジーなどの生理的プロセスにも深く関与していることが知られている。
α-1,4-ガラクトース転移酵素とは、糖脂質であるグロボ系糖脂質の生合成経路において、特定のガラクトース残基をα-1,4結合で転移する反応を触媒する酵素である。
α-2,6結合とは、糖鎖のシアル酸がガラクトースなどの糖残基と結びつく際のグリコシド結合様式のひとつであり、シアル酸の2位の炭素とガラクトースなどの6位の炭素が酸素原子を介して結合したものを指す。
βデフェンシン4とは、ヒトの生体防御機構である自然免疫において重要な役割を果たす抗菌ペプチドの一種であり、主として上皮細胞から産生されて病原体の侵入を防ぐペプチドである。
Ⅰ型糖鎖とは、哺乳類の糖鎖構造の一つであり、Galβ1-3GlcNAcという特徴的な二糖の結合様式(リピート構造や末端構造)を持つ糖質の分類名である。
Ⅱ型肺胞上皮細胞とは、肺の肺胞に存在する上皮細胞の一種であり、サーファクタントの合成および分泌を担う立方型の細胞である。
手の爪の周りの皮膚が自然に剥ける症状。皮膚の乾燥や栄養不足が原因となって起こる。ささくれとも呼ぶ。
アクチノバチルス属の細菌は、家畜や実験動物などの動物の粘膜、特に口腔内や上気道の常在菌叢を構成することが知られている。
アクチノバチルス・セミニスとは、主にヒツジにおける繁殖障害、特に精巣上体炎や副睾丸炎、精巣炎を引き起こすグラム陰性杆菌の一種である。
アクチノバチルス属の細菌は、動物の口腔内や呼吸器系の常在菌として存在することが多く、特定の宿主に対して高い病原性を示す種が含まれている。
リノール酸でアシル化されたセラミド。
アスペルギルス・ニガーとは、自然界に広く分布する不完全菌の一種であり、クロカビの代表的な菌種である。
アスペルギルス属のカビ。農作物における日和見病原体。
アミノペプチダーゼAに対する阻害作用を有するプロテアーゼ。
アメリカトリパノソーマ病とは、原虫の一種であるクルーズトリパノソーマ(Trypanosoma cruzi)の感染によって引き起こされる人獣共通感染症であり、別名シャーガス病とも呼ばれる寄生虫病である。 主として中南米の風土病であるが、近年では人口移動に伴い非流行国へも感染者が拡がっている疾患である。
赤痢アメーバを病原体とする大腸炎。
アレルギー反応とは、免疫系が特定の無害な抗原(アレルゲン)に対して過剰または異常な反応を引き起こす現象のことである。
アンデスウイルスは、ブニヤウイルス目、ハンタウイルス科、オルトハンタウイルス属に分類されるRNAウイルスである。
サイトカインの一種。生体内では、細胞がウイルスに感染したときに、その細胞から産生され、ウイルスの増殖を阻害したりNK細胞を呼び寄せたりといった働きをする。インターフェロンという名前はウイルスの増殖を阻害(interfere)することから付けられた。
インターフェロンガンマとは、免疫応答において中心的な役割を果たすサイトカインの一種であり、特に抗ウイルス作用、抗腫瘍作用、および免疫細胞の活性化に深く関与するタンパク質である。