エンドグリコシダーゼ
エンドグリコシダーゼとは、糖鎖の内部にあるグリコシド結合を加水分解する酵素の総称であり、加水分解酵素の一種であるグリコシダーゼに分類される。
HEALTH WORDS INDEX
健康・医学・生物学の用語を調べる。
エンドグリコシダーゼとは、糖鎖の内部にあるグリコシド結合を加水分解する酵素の総称であり、加水分解酵素の一種であるグリコシダーゼに分類される。
エンドプラズミックレティキュラムとは、真核細胞の細胞質基質内に存在する網状または管状の細胞小器官であり、日本語では小胞体とも呼ばれる。
オルタナティブ経路とは、補体系を活性化する3つの主要な経路(古典的経路、レクチン経路、オルタナティブ経路)のうちの一つであり、抗原-抗体複合体の存在を必要とせず、病原体の表面構造によって自発的に開始される自然免疫の重要な生体防御機構である。
糖鎖が結合する糖化によって、不可逆的な終末糖化産物ができること。動脈硬化や糖尿病、統合失調症の発症に関わるストレス。
糖タンパク質や糖脂質などの糖鎖の非還元末端に、糖供与体であるUDP-ガラクトースからガラクトースを転移する2型膜タンパク質である酵素。ガラクトシルトランスフェラーゼとも。
血管内皮細胞の内膜面に存在する、0.5〜3μmの糖鎖の層。糖タンパク質やグルコサミノグリカン、プロテオグリカンによって構成される。物質の選択的透過や濃度調節、物理的刺激の伝達経路などの役割を持つ。
グリコゲン合成とは、グルコース(ブドウ糖)からグリコゲンを生成する同化代謝経路であり、グリコゲン貯蔵器官である肝臓や骨格筋などで活発に行われる生体反応である。
細胞外基質のひとつであるムコ多糖。アミノ糖とウロン酸から構成される。主なグルコサミノグリカンはヘパラン硫酸とコンドロイチン硫酸。
2つ単糖類が二糖類となる際に作られる、エーテル結合の一種。2つの単糖類から1つの水分子が外れることで形成される。
タンパク質への糖鎖修飾。ヒトのタンパク質の半数以上がグリコシル化を受けており、タンパク質の機能に大きな影響を与える化学修飾とされる。
グリコーゲン顆粒の表面からグルコース(グルコース-1-リン酸)を切り出す反応を触媒するホスホリラーゼ。アロステリック酵素。グリコーゲンをグルコース単位に分解する反応における律速酵素。
グリピカン3(GPC3)とは、細胞膜にグリコシルホスファチジルイノシトール(GPI)アンカーを介して結合する糖鎖修飾タンパク質であり、グリピカンファミリーに属する細胞表面ヘパラン硫酸プロテオグリカンの一つである。
グリピカン4(GPC4)とは、グリピカンファミリーに属する細胞膜結合型の硫酸ヘパランプロテオグリカンであり、糖鎖を介して様々な細胞外マトリックスや増殖因子と結合しシグナル伝達を調節するタンパク質である。 胎児期における神経発生や器官形成などの発生過程において重要な役割を果たしており、近年では肥満や2型糖尿…
グルコサミンの6位がリン酸化した有機化合物。
真菌に対する鍍銀法。メテナミン銀液と無水クロム酸を用いて真菌、グリコーゲン顆粒、粘液、糖鎖などの黒く染色する。
プロテオグリカンにおいて糖鎖が結合する中心となるタンパク質。
糖鎖の非還元末端からシアル酸を分離させるエキソ型の酵素。Neu5Ac2enによって酵素活性が弱く阻害される。ノイラミニダーゼとも呼ばれる。
糖鎖(糖タンパク質やオリゴ糖など)の非還元末端に局在する酸性の九炭糖の総称。ノイラミン酸を骨格とするアシル化誘導体。N-アセチルノイラミン酸やN-グリコリルノイラミン酸、デアミノノイラミン酸などがあり、カルボキシル基に起因する負電荷を持つ。
細胞表面の特定の膜タンパク質を細胞膜から切断・放出し、そのタンパク質が、離れた別の細胞に作用できるようにする働きのこと。細胞膜近傍の酵素によって切断される。細胞外ドメインシェディングやエクトドメインシェディングとも呼ばれる。
主に免疫系に発現する受容体型レクチンのファミリー。シアル酸を含む糖鎖(シアログリカン)を認識し、自己と非自己を区別して免疫細胞の活性化を抑制することにより、それによる自己免疫を防ぐ役割を持つとされる。
セラミドに糖が結合したスフィンゴ脂質。異なった糖鎖構造を持つ数百種類のスフィンゴ糖脂質が存在するとされる。
糖鎖中に硫酸基を持つ糖タンパク質(酸性ムコ多糖)。胃底腺の副細胞に多い。
セサミノールに3つの糖が結合した配糖体。ゴマの種子に含まれるセサミノールの多くがセサミノールトリグルコシドとして存在する。
セレジストとは、ヒトインターフェロン・ベータ(IFN-$\beta$)製剤の一つであり、遺伝子組み換え技術によって製造される組換えタンパク質医薬品である。
メラニン合成酵素のひとつ。
トランスグルコシダーゼとは、糖質化学および酵素学において、糖鎖や配糖体などの基質間におけるグルコース残基の転移反応を触媒する酵素の総称である。
海綿から発見された、糖鎖に結合するタンパク質(レクチン)。トロンボポエチン受容体を活性化し、造血サイトカインの性質を持つ。
真核生物の小胞体における糖鎖修飾の際に脂質キャリアとして用いられるポリプレノール(イソプレノイド)。
糖鎖修飾に関わる、糖鎖がピロリン酸を介してドリコール上に構築されたもの。
小胞体膜に存在し、N-結合型糖鎖と結合するドリコール誘導体。N-結合型糖鎖は2個のリン酸基(ピロリン酸)を介してドリコール脂質に結合する。
ドリコールリン酸とは、真核生物の小胞体膜に存在し、糖蛋白の生合成において糖鎖の転移を仲介する脂質キャリアとして機能する有機化合物である。
全ての細胞傷害性を有する免疫細胞(NK細胞やキラーT細胞、γδT細胞)に発現する、数本の糖鎖を有するタンパク質。これらが抗原受容体が標的細胞上の抗原を認識すると、標的細胞との接触面から脱顆粒により放出される。
単糖類(デオキシヘキソース)のひとつ。分子式は C6H12O5
タンパク質にアミノ糖とウロン酸からなるグリコサミノグリカンが結合した、糖の割合が高い糖タンパク質。前駆体はグルコサミン。
プロテオームとは、ゲノム(遺伝情報全体)に対応する造語であり、ある生物種、組織、細胞、あるいはオルガネラによってある特定の時点や条件下で発現しているタンパク質の総体を指す。
グルクロン酸またはイズロン酸とN-アセチルグルコサミンからなる二糖単位が50~100回繰り返した糖鎖(硫酸化多糖)。生体内では糖タンパク質として存在する。ヘパラン硫酸の糖鎖は、糖鎖内部の硫酸基を介して細胞外で様々な分子と結合し、その働きを調節する。
ベスカラギンとは、紅藻類(海藻)の細胞壁から抽出される硫酸化多糖類であるカラナン(カラギーナン)の一種である。
植物の細胞壁に含まれる糖鎖のひとつ。ガラクツロン酸がα-1,4結合したポリガラクツロン酸(ペクチン酸)で、その一部のカルボキシル基が種々の割合に(多い場合50%以上)メチルエステル化されている多糖類の一群。果実や野菜に多く含まれる。消化できない多糖類なので食物繊維に分類される。
細菌の細胞壁を構成する成分。糖鎖とペプチドからなる。
血小板凝集因子および転移促進因子として同定された糖タンパク質。細胞膜表面に存在する。がん細胞の表面に高発現し、がんの転移を促進する。アグラスとも。
マクロファージ受容体とは、マクロファージの細胞膜上に発現し、自己と非自己の識別、病原体の認識、サイトカインの産生誘導、および食作用(ファゴサイトーシス)などの多様な免疫応答を仲介する膜タンパク質群の総称である。
単糖類がいくつか重合した糖鎖のこと。
果皮などに存在する酵母(Pseudozyma antarctica)が産生するバイオサーファクタント。
マンノース6-リン酸受容体とは、リソソームに輸送される酵素などのタンパク質に付加されたマンノース6-リン酸を認識して結合する膜受容体である。
マンノース6リン酸とは、糖鎖の構成糖であるマンノースの6位の水酸基がリン酸化された代謝物質であり、主としてリソソーム酵素の細胞内輸送において「分子の目印(シグナル)」として機能する重要な生体分子である。
マンノース受容体とは、主としてマクロファージや樹状細胞などの単核食細胞系の細胞表面に発現する糖鎖認識受容体である。
補体の活性化経路(レクチン経路)に関わる血清中のC型レクチン。マンナン結合タンパク質とも。
ライソソーム病とは、細胞内の細胞小器官であるライソソームに存在する特定の加水分解酵素の先天的な欠損または機能低下により、分解されるべき基質が分解されずにライソソーム内に蓄積し、さまざまな臓器に進行性の障害を引き起こす遺伝性疾患の総称である。
ルイス式血液型における糖鎖。日本人の約10%はルイスA糖鎖を合成するフコシル化酵素(ルイス酵素、FUT3、Le)が欠損している。
ルイス式血液型(Lewis blood group system)とは、赤血球の細胞膜上に存在する糖脂質抗原に基づく血液型の一つであり、主に分泌型と非分泌型を決定する遺伝子およびフコース転移酵素の働きによって規定される抗原システムである。
1954年に発見された、細胞内外に存在する糖鎖を認識するタンパク質。ラテン語の「legere」が語源。意味は「〜を選択する」。赤血球を凝集させる物質として植物から発見され、当初はヘマグルチニン(植物凝集素、血球凝集素)と呼ばれた。
白血球のローリングとは、炎症が起こった際に白血球が血管内皮細胞のセレクチンに弱く結合し、血管内皮細胞表面を転がる現象。
基底膜ヘパラン硫酸とは、細胞外マトリックスの一種である基底膜に豊富に存在する、硫酸化された糖鎖を持つプロテオグリカン(ヘパラン硫酸プロテオグリカン)に結合したヘパラン硫酸のことである。
栄養素とは、生物が生命維持、成長、代謝、身体活動などの生理機能を正常に営むために、外界から摂取し利用する有機化合物および無機物の総称である。 ヒトをはじめとする哺乳類などの生物は、体外から適切な栄養素を摂取しなければ、生命活動を維持することができない。
細胞や細胞小器官が持つ外界との境界の膜。基本構造は脂質二重膜。
異種発現系とは、ある生物由来の遺伝子を本来とは異なる別の種類の宿主細胞に導入し、その遺伝子がコードするタンパク質や代謝産物を産生させるための実験系および宿主・ベクター系のことである。
脂肪細胞のひとつ。ひとつの大きな脂肪滴を持つため、単胞性脂肪細胞とも呼ばれる。
白癬に次いで見られる皮膚への真菌による感染症。カンジダ菌(90%がカンジダ・アルビカンス)が原因となる。免疫が低下している状態となることでデクチン1が欠損するため起こりやすくなる。
真核微生物とは、細胞内に核や細胞小器官を持つ真核生物のうち、微生物として扱われる単細胞生物および一部の多細胞生物の総称である。
糖と結合したタンパク質。タンパク質に比較的短い糖鎖がついたもの。