蛋白漏出
蛋白漏出とは、血中のタンパク質(主としてアルブミンなど)が通常のルートを外れて血管外や消化管・腎臓などの管腔内へ異常に流出する病態の総称である。 臨床的には、低アルブミン血症を引き起こす主要な機序の一つとして知られており、全身の浮腫や胸水、腹水などの原因となる。
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蛋白漏出とは、血中のタンパク質(主としてアルブミンなど)が通常のルートを外れて血管外や消化管・腎臓などの管腔内へ異常に流出する病態の総称である。 臨床的には、低アルブミン血症を引き起こす主要な機序の一つとして知られており、全身の浮腫や胸水、腹水などの原因となる。
血中とは、生体の血液循環系内、すなわち血管(動脈、静脈、毛細血管など)の内部を流れる血液の液体成分あるいは全血の中における、特定の物質の存在状態やその濃度を指す医学・生物学上の一般的な用語である。
血管内にできる血液の塊。塞栓子のひとつ。
血液吸着療法とは、患者の血液を体外へ導き出し、専用の吸着カラムを用いて血液中の有害な毒素や病態関連物質を物理化学的に除去した上で、浄化された血液を体内へと戻す体外循環療法の一つである。
血液の赤血球上の抗原と血清に存在する抗体の種類による分類。
血液生化学検査とは、血液の血漿または血清成分に含まれる酵素、タンパク質、電解質、脂質、糖、各種代謝産物などを定量的に測定することにより、臓器の機能異常や代謝障害を評価するための臨床検査である。 生化学的網羅的分析を自動分析装置を用いて実施することが多く、肝機能、腎機能、脂質代謝、糖代謝などの病態把握…
全身に異常血管が形成され、様々な臓器の機能障害の原因となる疾患。
全身の血管壁で炎症が起こり、臓器障害が引き起こされる様々な疾患。炎症を起こす血管の太さによって以下のように分類される。
血管壁の物質の通しやすさ。炎症が起こり血管内皮細胞同士の結合が弱くなると血管透過性は高くなり、血液中の物質が血管外に漏れ出す。
血行性とは、病原体や細胞などが血液の流れ(血行)に乗って身体の他の部位へ運ばれる状態や経路を指す医学・生物学用語である。
術前補助療法とは、悪性腫瘍に対する根治的手術を行う前に施行される薬物療法や放射線療法などの補助療法の総称である。
被ばくとは、生体が放射線にさらされること、あるいは放射性物質が身体の表面に付着したり体内に入り込んだりすることをいう。
諸症状とは、特定の疾患や症候群に伴って現れる複数の臨床症状の総称である。 医学および生物学の領域において、単一の症状のみならず、様々な身体の変調や徴候が同時に、あるいは連続して認められる場合に用いられる表現である。
豚とは、哺乳綱偶蹄目(ウシ目)イノシシ科に属するイノシシ(Sus scrofa)を家畜化した動物であり、主に食肉や皮革などの利用を目的として世界中で広く飼育されている家畜である。
正の選択で残ったT細胞のうち、自己の分子に反応するものを取り除く仕組み。主に胸腺髄質で行われる(中枢トレランス)。
超音波エラストグラフィとは、超音波を用いて組織の硬さ(弾性)を画像化し、診断に活用する非侵襲的な画像診断法である。
身体的侵襲とは、外科手術、検査、治療などの医療行為によって、生体の皮膚や粘膜を切開したり、組織や臓器に器具を穿刺・挿入したりすることで、一時的あるいは継続的に身体の構造や機能、恒常性に物理的な負担や損傷を与える侵襲のことである。
がん細胞が血液やリンパ液によって別の臓器などに移動して新たながんを形成すること。血管を移動して広がる転移を特に血行性転移と呼ぶ。
転移性とは、悪性腫瘍(がん)の細胞が原発巣から離れた他の組織や臓器に血行性、リンパ行性、あるいは播種によって移動し、そこで新たな増殖を営む状態、またはその性質を指す用語である。
転移性肺腫瘍とは、身体の他の原発巣に発生した悪性腫瘍(がん)が、血行性あるいはリンパ行性に肺へ転移して増殖した腫瘍の総称である。 呼吸器外科領域において頻度の高い疾患の一つであり、肺は全身の血流が集中する臓器構造上の特性から、転移を最も起こしやすい臓器の一つとして知られている。
輸液療法とは、水、電解質、栄養素などを静脈内あるいは皮下などに投与することによって、体液の量や組成、および酸塩基平衡の異常を補正・維持する治療法である。
迷走神経背側核とは、延髄に位置し、副交感神経系を介して胸部および腹部の内臓器官へ遠心性の神経線維を送る運動神経核である。
造血幹細胞移植とは、白血病や悪性リンパ腫などの造血器腫瘍や、再生不良性貧血などの難治性疾患に対して行われる治療法である。 患者自身の造血幹細胞、またはドナーから提供された造血幹細胞を静脈内注射により移植し、患者の骨髄機能の再建を図る。
がん細胞が増殖し、臓器の外のリンパ節などに転移しはじめたがんの状態。
運動性とは、生体、細胞、あるいは器官が、自らのエネルギーを用いて自発的かつ独立して移動または空間的な位置を変える能力、あるいは消化管などの管腔臓器が内容物を輸送するために行う収縮運動の総称である。
酸代謝とは、生体内における酸(特に水素イオンや乳酸などの有機酸)の産生、利用、および排出に関する生化学的プロセスの総称である。生体の代謝活動の維持において極めて重要な役割を果たしており、生命活動に伴って絶えず生成される酸と塩基のバランスを適切に保つための仕組みと深く連動している。
活性酸素による細胞への負荷や損傷のこと。紫外線や放射線、酸化剤、ウイルス感染、虚血再灌流障害、抗がん剤などによって引き起こされる。
重症度判定とは、疾患や外傷などの病態がどの程度深刻であるかを評価し、治療の緊急度や適切な医療資源の配分を決定するための臨床的なプロセスである。
敗血症の分類のひとつ。敗血症の中で、腎機能障害や意識障害などの臓器障害や低血圧などを合併するもの。重症化すると敗血症性ショックと呼ばれる。
ダニを媒介する重症熱性血小板減少症候群ウイルス(SFTSV)が原因となり、発熱、倦怠感、嘔吐、下痢、血小板や白血球の減少、神経症状や出血傾向、血球貪食症候群、多臓器不全などが引き起こされる致命的な疾患。
重篤な皮膚障害とは、医薬品や化学物質の投与、あるいは感染症などを契機として発症し、生命を脅かす可能性のある、あるいは永続的な後遺症を残すほどの激しい皮膚および粘膜の炎症性病変の総称である。
重複がんは、一つの臓器や異なる臓器に、組織学的に異なる悪性腫瘍がそれぞれ独立して発生する状態を指す。 転移性腫瘍、すなわち最初のがんが他の部位に広がったものは重複がんには含まれず、あくまでそれぞれが独立した原発巣であることが定義の要件となる。
鉄とヘモグロビンの結合やチロシナーゼの生成に必要なミネラル。体内に含まれる銅は70〜150mg。
閉塞性疾患とは、管状の器官や血管などの内腔が狭窄あるいは閉塞することにより、物質や液体の通過障害を引き起こす疾患の総称である。
開心術とは、心臓の内部を直接治療あるいは手術するために、心腔内を開いて行う外科手術の総称である。
開胸手術とは、胸部に切開を加えて胸郭を開き、心臓や肺、食道、大動脈などの胸腔内臓器を直接目視しながら行う外科手術の総称である。
骨髄あるいは全身の臓器の血管の周囲に存在する幹細胞(体性幹細胞)。
臓器の実質的な細胞の間を埋める支持組織(結合組織)。
間質に存在する線維芽細胞。臓器の実質を支える間質細胞を構成する。
通常は免疫の対象とならないために免疫寛容ではなく、抗原性を持つ体内の成分のこと。自己の成分であるにもかかわらず異物と認識される。
静脈栄養合併肝障害とは、中心静脈栄養(TPN)を長期にわたり受ける患者において高頻度に発症する肝障害の総称であり、腸管不全関連肝障害(IFALD)とも呼ばれる。
臓器内の静脈の広がった部分。
非アドレナリン作動性抑制神経とは、自律神経系においてアドレナリン作動性神経およびコリン作動性神経のいずれにも属さず、標的器官に対して抑制的に作用する神経の総称である。 NANC神経とも呼ばれ、主として消化管などの平滑筋を弛緩させる機能を持つ。
顔面蒼白とは、顔面の皮膚や粘膜が本来の血色を失い、白っぽく見える状態を指す臨床的所見である。 医学および生物学の領域においては、皮膚表面を循環する血液量の減少や、血中のヘモグロビン(血色素)量の低下などによって引き起こされる重要な身体的徴候として扱われる。
腎臓、末梢神経、皮膚、肺などに起こる、小さな血管における壊死性の血管炎。
喉と胃を繋ぐ25〜30cmほどの管状の臓器。内側は粘膜で覆われている。
飢餓状態とは、生命維持および身体活動に必要な栄養素およびエネルギーの摂取が、長期間にわたって生体の需要を著しく下回っている病態である。
左右に1つずつの寛骨と、脊椎の仙骨、尾骨から成る骨。
骨盤底とは、骨盤の最下部に位置し、ハンモック状あるいは漏斗状に連続して骨盤内臓器を下方から支える筋群、筋膜、靭帯などの総称である。
骨盤の底に存在する複数の筋肉。
女性の骨盤の底に存在し、骨盤内の臓器(膀胱、子宮、直腸)を支えるハンモック状に張られた筋肉。
女性の骨盤内の臓器(膀胱、子宮、直腸、小腸)が骨盤底筋群で支えられず膣を通って脱出する現象。出産後の女性の約半数が生涯のうち発症するとされるほど起こりやすい。最も多いのは膀胱の脱出。性器脱や俗になすびとも。
臓器や組織にあるがんが骨に転移すること。特に乳がんと肺がんで多い。転移先の骨は椎骨で多く、次いで腸骨、大腿骨、肋骨などで多いとされる。
放射線の全身照射(TBI)と大量の抗がん剤を用いる造血幹細胞移植の際の前処置。フル移植とも。
実質臓器の内部。皮質に覆われている。
腎臓の疾患(糸球体濾過率の低下)によってリンの排泄量が低下し、血液中のリンが増加した状態。
黄色ブドウ球菌α毒素とは、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus) が産生する主要な病原性因子の一つであり、強力な細胞溶解作用を示す外毒素(ポアフォーミング毒素)である。