糖脂質
糖を含む脂質である。脳神経組織に多い。
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糖を含む脂質である。脳神経組織に多い。
スフィンゴ糖脂質のひとつ。代表的なスルファチド。特に髄鞘に多く存在する。分子式は C48H93NO11S
セリンとパルミトイルCoAがセリンパルミトイル転移酵素の触媒によって縮合して生成される有機化合物。スフィンゴ脂質の生合成において最初に作られる。β-ケトスフィンガニンとも呼ばれる。
CD1dとは、主要組織適合遺伝子複合体(MHC)クラスI分子に構造的類似性を持つ、糖脂質抗原を提示する非古典的MHCクラスI分子である。
FABP4とは、主に脂肪細胞やマクロファージに多量に発現し、脂肪酸などの疎水性リガンド可逆的に結合して細胞内輸送を行う細胞質型タンパク質ファミリーの一種である。 アディポサイト型脂肪酸結合タンパク質(aP2)とも称され、脂肪酸の代謝制御やシグナル伝達において重要な役割を担っている。
神経細胞中に豊富に存在するスフィンゴ糖脂質。脳に沈着したアミロイドβはGM1ガングリオシドと結合していることが知られている。
タンパク質に結合して、それを生体膜上に固定する役割などを持つ糖脂質のGPI(グリコシルホスファチジルイノシトール)のこと。
I抗原とは、主として成人の赤血球膜上に豊富に発現する糖脂質および糖タンパク質上の炭水化物構造(糖鎖)を指す血液型抗原の一つである。
樹状細胞やマクロファージに発現する活性化型C型レクチン受容体。
シアル酸を構成するノイラミン酸の誘導体のひとつ。
NK細胞が持つ受容体を持ちながら、T細胞のT細胞抗原受容体(TCR)を発現している免疫細胞。形態学的にはNK細胞に似た顆粒リンパ球。NK細胞同様、自己MHCクラスⅠ分子を失った細胞のみを攻撃する。ナチュラルキラーT細胞とも。
Rh式血液型とは、赤血球の細胞膜上に存在する糖タンパク質や糖脂質などの抗原による血液型分類の一つである。 ABO式血液型と並び、輸血や妊娠管理において極めて重要な臨床医学上の分類基準となっている。
α-1,4-ガラクトース転移酵素とは、糖脂質であるグロボ系糖脂質の生合成経路において、特定のガラクトース残基をα-1,4結合で転移する反応を触媒する酵素である。
海綿由来の合成糖脂質。元はキリンビール(株)の研究チームが沖縄産海綿動物から発見したスフィンゴ糖脂質。α-GalCerとも。
ピロリ菌が特異的に産生する、炎症の原因となる糖脂質。
β-グリコシダーゼとは、O-グリコシル化合物におけるO-グリコシド結合の加水分解を触媒する酵素の一種であり、国際生化学・分子生物学連合の酵素番号(EC番号)としてEC 3.2.1.21に分類される加水分解酵素である。 本酵素は、主に配糖体やオリゴ糖の非還元末端にあるβ-D-グリコシル残基の切断に関与し、対応する糖とアグリ…
Ⅰ型糖鎖とは、哺乳類の糖鎖構造の一つであり、Galβ1-3GlcNAcという特徴的な二糖の結合様式(リピート構造や末端構造)を持つ糖質の分類名である。
穀粒の内胚乳の外側を覆う層。襖(ふすま)の一部。層の厚さは1つの細胞(単細胞層)の高さであり、層を構成する細胞は厚い壁を持つ大きな長方形。小麦の製粉時にはふすまとして分けられる。
エキソグリコシダーゼとは、多糖やオリゴ糖などの糖鎖の非還元末端側から糖残基を1つずつ順次切り出す触媒作用を持つ酵素の総称である。 グリコシド結合を加水分解する酵素であるグリコシダーゼの下位分類に位置づけられており、糖鎖工学や生化学の分野において重要な酵素群の一つとして広く認識されている。
エンドグリコシダーゼとは、糖鎖の内部にあるグリコシド結合を加水分解する酵素の総称であり、加水分解酵素の一種であるグリコシダーゼに分類される。
神経の髄鞘に豊富に存在するスフィンゴ糖脂質。ガラクトースとセラミドからなるセレブロシド。
ガラクトースを糖成分として持つ糖脂質の総称。
糖タンパク質や糖脂質などの糖鎖の非還元末端に、糖供与体であるUDP-ガラクトースからガラクトースを転移する2型膜タンパク質である酵素。ガラクトシルトランスフェラーゼとも。
スフィンゴ糖脂質のひとつ。細胞膜外層に存在し、細胞の分化や増殖、細胞接着の制御に関わる。
複数の末梢神経が障害される疾患(ポリニューロパチー)のひとつ。
スフィンゴ糖脂質を参照。
疎水性部分の骨格にグリセリン(グリセロール)を有する糖脂質。
グリセリンを骨格としてもつ脂質。
糖脂質合成の第一段階を触媒する酵素。394アミノ酸から成る分子量45万のⅢ型膜タンパク質。
ヒトの血液(赤血球膜)中の主要な糖脂質。
糖脂質のひとつ。グロボシドの一種。セラミドトリヘキソシドやGb3とも。
ジガラクトシルジアシルグリセロールとは、グリセロ脂質の一種であり、植物の葉緑体膜、特にチラコイド膜を構成する主要な糖脂質である。
セラミドに糖が結合したスフィンゴ脂質。異なった糖鎖構造を持つ数百種類のスフィンゴ糖脂質が存在するとされる。
スフィンゴイド塩基と脂肪酸から構成される脂質の総称。真核生物の生体膜の成分のひとつで両親媒性の脂質。特に脳や神経に多く存在し、細胞の情報伝達にも関与する。
硫酸基を含む糖脂質である硫酸化糖脂質の一種。
精巣や精子に特異的に発現し、精子の全糖脂質の9割以上を占める硫酸化糖脂質。精母細胞以降の生殖細胞の細胞膜構成成分。精子の発生分化に必須な分子であることが報告されている。
セレブラシドとは、セラミドの1位の水酸基に糖が1分子結合した構造を持つ、中性の糖脂質(グリコスフィンゴ脂質)の総称である。
セレブロサイドとは、糖脂質の一種であり、特に脳の白質や神経組織に豊富に存在するスフィンゴ糖脂質の基本的な分子種である。
スフィンゴ糖脂質のひとつ。大腸の炎症を和らげる効果が示唆されている。
セレブロシドスルホトランスフェラーゼとは、セレブロシド(ガラクトシルセレブロシド)の水酸基に硫酸基を転移させ、スルファチド(ガラクトシルセラミド硫酸エステル)を生成する反応を触媒する酵素である。
セレベロシドとは、スフィンゴ糖脂質の一種であり、1分子のセラミドに1分子の糖(通常はD-ガラクトースまたはD-グルコース)が結合した構造を持つ脂質の総称である。
セロビオースリピッドとは、糖類であるセロビオースを親水基とし、脂肪酸やヒドロキシ脂肪酸を疎水基として有する糖脂質の一種であり、主として担子菌酵母などの微生物によって生産されるバイオサーファクタント(生分解性界面活性剤)である。
バイオサーファクタントのひとつである糖脂質。スターメレラ・ボンビコーラによって産生される。
葉緑体内のチラコイドを包む生体膜。
結核菌やその類縁菌に特徴的な菌体表層糖脂質として存在する糖脂質。超高級脂肪酸であるミコール酸を構成成分とする。コードファクターとも呼ばれる。
ドリコールリン酸とは、真核生物の小胞体膜に存在し、糖蛋白の生合成において糖鎖の転移を仲介する脂質キャリアとして機能する有機化合物である。
酸性スフィンゴミエリナーゼが欠損する常染色体劣性遺伝疾患。リソソーム病の一種。
微生物によって産生され、界面活性剤としての作用を持つ糖脂質。合成の界面活性剤よりも強い界面活性を持つとされる。
世界人口の約半数に感染しているとされる、螺旋形のグラム陰性菌。正式にはヘリコバクター・ピロリと呼ばれる。
炭素数16の長鎖アルデヒドのがひとつ。パルミトアルデヒドとも。
破傷風菌や赤痢菌、O157などの腸管出血性大腸菌が生み出す毒素。
ニーマン・ピック病C型の治療薬となるグルコシルセラミド合成酵素阻害薬。商品名はブレーザベス。
結核菌など抗酸菌の細胞壁に含まれる長鎖脂肪酸。天然では最も長鎖で分岐を持つ疎水性脂肪酸(主鎖の炭素数が約80)の総称。
ライソソーム病とは、細胞内の細胞小器官であるライソソームに存在する特定の加水分解酵素の先天的な欠損または機能低下により、分解されるべき基質が分解されずにライソソーム内に蓄積し、さまざまな臓器に進行性の障害を引き起こす遺伝性疾患の総称である。
スフィンゴ糖脂質のひとつ。
結核菌に最も多く含まれる水溶性のリポグリカン(糖脂質)。丸山ワクチンの主成分。
ルイス式血液型(Lewis blood group system)とは、赤血球の細胞膜上に存在する糖脂質抗原に基づく血液型の一つであり、主に分泌型と非分泌型を決定する遺伝子およびフコース転移酵素の働きによって規定される抗原システムである。
分子内に親水基と疎水基の両方を持つために、水にも油にも溶ける性質のこと。
皮膚結核、ハンセン病の皮膚障害、発汗障害、神経障害などに有効なワクチン。がんの免疫療法にも用いられる。名前の由来はワクチンの生みの親である丸山千里。
乳脂肪球膜とは、乳汁中において脂肪滴を取り囲み、その安定性を保っている複雑な生体膜構造のことである。