補酵素
補因子のひとつ。酵素の働きを補助する、タンパク質ではない有機化合物。コエンザイムとも呼ばれる。
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補因子のひとつ。酵素の働きを補助する、タンパク質ではない有機化合物。コエンザイムとも呼ばれる。
補酵素A
補酵素A合成とは、すべての生物に必須な補酵素である補酵素A(CoA)を、ビタミンB5(パントテン酸)を出発物質として生合成する一連の代謝経路である。
補酵素FAD(フラビンアデニンジヌクレオチド)とは、さまざまな酸化還元酵素の補酵素として機能し、生体内での電子移動反応において中心的な役割を果たすヌクレオチド誘導体である。
補酵素Q ユビキノンを参照。
補酵素Q10(coenzyme Q10) ユビキノンを参照。
補酵素型ビタミンB2
α酸化において、2-ヒドロキシフィタノイルCoAからプリスタナールとホルミルCoAを生成する反応を触媒するリアーゼ。旧称は2-ヒドロキシフィタノイルCoAリアーゼ。
4'-ホスホパンテチンとは、補酵素A(CoA)およびアシルキャリアータンパク質(ACP)の生合成における必須の前駆体であり、様々な代謝経路において重要な役割を果たす補酵素の誘導体である。
4'-ホスホパントテン酸とは、生体内における重要な補酵素である補酵素A(CoA)の生合成経路の中間体として見出される有機化合物である。
4'-ホスホパントテン酸システインとは、生体内における補酵素A(CoA)の生合成経路において、4'-ホスホパントテン酸とL-システインがアミド結合して生成される代謝中間体である。
4'-ホスホパントテン酸システイン脱炭酸酵素とは、補酵素A(CoA)の生合成経路において第3段階目の反応を触媒する酵素である。
ピリドキサールリン酸を補酵素として、α-ケトグルタル酸のα-ケト基とアスパラギン酸のアミノ基の転移反応を触媒して、オキサロ酢酸とグルタミン酸を生成するアミノ基転移酵素。
ビタミンB6の誘導体であるピリドキサールリン酸を補酵素とする酵素の総称。
CYP1とは、主として生体異物や内因性物質の代謝に関与するシトクロムP450(CYP)ファミリーの一つである酵素群、およびそれをコードする遺伝子ファミリーのことである。
L-メチオニンとは、タンパク質を構成する標準的なアミノ酸の一つであり、生体内において様々な重要な代謝機能に関与する必須アミノ酸である。 ヒトを含む動物の体内では生合成することができないため、食事などの外部から摂取する必要がある栄養素である。
酸化型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドのこと。補酵素として働く。NAD+ とも表記される。
脂肪酸やステロイドなどの脂質の合成に必要となる補酵素として働く化合物。還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸とも。
アルギニンから一酸化窒素を合成する反応を触媒する酵素。厳密には、L-アルギニンのグアニジノ基が酸化されてシトルリンとなると同時に一酸化窒素が生成される。
PARPとは、Poly(ADP-ribose) polymerase(ポリADPリボースポリメラーゼ)の略称であり、真核生物の細胞内においてDNA損傷の検知やDNA修復に中心的な役割を果たす酵素ファミリーである。
メチオニンの代謝によって合成されて、ポリアミンやシステインの原料となる有機化合物。活性型メチオニンとも呼ばれる。
グリシン開裂系を構成する酵素のひとつ。グリシンがPタンパク質によって脱炭酸されて生じたアミノメチル基部分を、テトラヒドロ葉酸を補酵素としてアンモニアとメチレンテトラヒドロ葉酸とに分解する反応を触媒する。
ジオチランを含むヘテロ環式化合物。6位に不斉炭素を有するキラル分子であり、天然に存在するα-リポ酸はR体。
グルタミン酸の4位がカルボキシル化された有機化合物。分子式は C6H9NO6
粗面小胞体に存在する膜タンパク質。ビタミンKを補酵素として、タンパク質のグルタミン酸をカルボキシル化してγ-カルボキシグルタミン酸とする反応の触媒となる酵素。ビタミンK依存性γ-グルタミルカルボキシラーゼとも呼ばれる。
脂肪酸が補酵素A(CoA)と結合した有機化合物。アシルコエンザイムAとも呼ばれる。
ペルオキシソームでのβ酸化の最初の反応を触媒するオキシダーゼ。ヒトにおいて欠損は致命的。FADを補酵素とするフラビン酵素。
ミトコンドリアにおけるβ酸化の最初の反応を触媒するデヒドロゲナーゼ。FADを補酵素とするフラビン酵素。
ビタミンB12のひとつ。生体内に取り込まれたビタミンB12が変換された形のひとつ(補酵素型)。
アポCとは、リポタンパク質の表面に存在するタンパク質であるアポタンパク質のクラスの一つであり、主として肝臓で産生されて血中のリポタンパク質代謝の調節に重要な役割を果たしている。
補助因子が必要な酵素の、補助因子が結合するタンパク質の部分のこと。
ポリオール経路における、グルコースからソルビトールを生成する反応の律速酵素。NADPHを補酵素とする。アルドケト還元酵素とも。
ウリジン二リン酸とグルクロン酸からなる有機化合物。UDPGAやUDP-グルクロン酸とも表記される。
様々な化合物の官能基(ヒドロキシ基、カルボキシル基、アミノ基、チオール基など)にグルクロン酸を付加する抱合反応を触媒するトランスフェラーゼ。UDP-グルクロン酸転移酵素とも。
エーテル硫酸抱合体とは、フェノール性水酸基やアルコール性水酸基を持つ化合物に硫酸基が結合した代謝物の一種である。 生体内における異物やホルモンなどの解毒および排泄を促進するための主要な第II相代謝反応(抱合反応)の産物として知られている。
カルバモイルリン酸とオルニチンからシトルリンへの代謝を触媒する酵素。基質特異性が高く、補酵素を必要としない。
カルボキシラーゼとは、基質に二酸化炭素(または炭酸水素イオン)を導入するカルボキシル化反応を触媒する酵素の総称であり、リアーゼあるいはリガーゼに分類される酵素群である。
キサンチンの脱水素を触媒するデヒドロゲナーゼ。分子量が15万のタンパク質2つからなる二量体。2個の鉄硫黄クラスター、FAD、モリブドプテリンの3種類の補酵素を持つ。
グリコーゲン phosphorylaseとは、動物や植物などの組織においてグリコーゲンの分解(グリコーゲンolysis)を触媒する酵素であり、α-1,4-グリコシド結合をリン酸分解することによってグルコース-1-リン酸を生成する反応を担う糖質代謝の中心的な酵素である。 グリコーゲンの非還元末端からグルコース残基を順次リン酸分解…
グリコーゲンリン酸化酵素とは、動物や酵母などの細胞質においてグリコーゲンの分解(グリコーゲン代謝)の初発反応を触媒する重要な酵素である。
グリシン脱炭酸酵素複合体とは、アミノ酸の一種であるグリシンの分解代謝において中心的な役割を果たす酵素系である。 この複合体はミトコンドリアのマトリックス内に存在しており、グリシン開裂系とも呼ばれる多酵素複合体である。
グリセルアルデヒド-3-リン酸から1,3-ビスホスホグリセリン酸を生成する反応を触媒する酵素。グリセルアルデヒド-3-リン酸デヒドロゲナーゼとも呼ばれる。
ヘキソースに分類される単糖類のひとつ。グルコースは葡萄から初めて取り出されたことからブドウ糖とも呼ばれる。異性体にフルクトースがある。分子式は C6H12O6
グルコース-6-リン酸脱水素酵素とは、ペントースリン酸経路の初期段階においてグルコース-6-リン酸を6-ホスホグルコノ-δ-ラクトンへと変換する酸化反応を触媒する酵素である。
生体内でグルタチオンによる過酸化水素の還元を触媒する酵素群。細胞内の活性酸素を消去する主要な酵素(活性酸素消去酵素)。グルタチオンを補酵素する。
グルタチオンペルオキシダーゼ6とは、ヒトを含む哺乳類において遺伝子「GPX6」によってコードされている酵素タンパク質であり、抗酸化酵素であるグルタチオンペルオキシダーゼファミリーの一つである。本酵素はセレン含有タンパク質であり、活性中心にアミノ酸の一種であるセレンシステインを含有していることが特徴である…
コエンザイム 補酵素のこと。
パントテン酸から合成される補酵素。CoAやCoASH、補酵素Aとも呼ばれる。
代表的なビタミンB12。中心のコバルトイオンにシアノ基が結合したもの。
シトクロームP450(CYP)とは、分子内にヘム鉄を補欠分子族として有するヘモプロテインの一種であり、主として基質の酸化反応を触媒する多様な酵素スーパーファミリの総称である。
ジヒドロプテロアートシンターゼとは、細菌などの微生物が葉酸を合成する際に不可欠な初期の段階を触媒する酵素である。
セリン(L-セリン)とパルミトイルCoAが縮合して、セラミドなどの前駆体となる3-ケトジヒドロスフィンゴシンを生成する反応を触媒する酵素。
セリンラセマーゼとは、L-セリンをD-セリンへと変換する酵素、およびその逆反応であるD-セリンからL-セリンへの変換を触媒する酵素である。
ポリオール経路において、ソルビトールからフルクトースを生成する反応を触媒する酵素。NADを補酵素とする。
チアミンからチアミンピロホスホキナーゼによって生体内の各組織で合成されるチアミンの誘導体。ビタミンB1の補酵素型であり、活性型ビタミンB1とも呼ばれる。チアミン二リン酸とも。
原核生物から真核生物(高等動植物)まで普遍的に存在し、生体内の酸化還元反応を媒介する低分子量のタンパク質。100個程度のアミノ酸から構成され、4本のαヘリックスと5本のβシートを有する。
チオレドキシン還元酵素3とは、セレノプロテインの一つであり、補酵素としてフラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)を結合し、NADPHを電子供与体としてチオレドキシンなどのジスルフィド基を還元する酵素である。
チミジレートシンターゼとは、デオキシウリジン一リン酸(dUMP)をメチル化してデオキシチミジン一リン酸(dTMP)へと変換する反応を触媒する酵素である。
L-チロシンにヒドロキシ基を付加してL-ドーパ(ドーパミンなどの前駆体)を生合成する反応を触媒する酵素。チロシン水酸化酵素やチロシン-3-モノオキシゲナーゼとも呼ばれる。
テトラハイドロバイオプテリンとは、生物学的プロセスにおいて不可欠な補酵素であり、アミノ酸の代謝や神経伝達物質の合成など、多くの重要な生化学反応に関与する化合物である。