ワクチン
体内に病原体を注入し、人為的に免疫を獲得させて病原体への抵抗力をつけるもの。記憶細胞を作ることで二次応答を可能にする。ワクチンを注射するのが予防接種である。
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体内に病原体を注入し、人為的に免疫を獲得させて病原体への抵抗力をつけるもの。記憶細胞を作ることで二次応答を可能にする。ワクチンを注射するのが予防接種である。
ワクチンの接種とは、抗原を含むワクチンを生体に投与することによって、当該感染症に対する免疫を獲得させる医療行為である。 人々の健康を守り、集団免疫を形成することで感染症の流行を防ぐ極めて重要な公衆衛生上の手段と位置づけられている。
結核のワクチンに利用される細菌。
結核のワクチン。牛に感染する結核菌の病原性を弱めた生ワクチン。効果は10〜15年とされる。
CFP-10とは、主に結核菌(結核の原因菌であるMycobacterium tuberculosis)のゲノム上に存在する遺伝子から発現し、宿主の免疫応答において重要な役割を果たす10kDaの培養上清プロテイン(Culture Filtrate Protein 10)のことである。 このタンパク質はESAT-6とともに、結核の感染診断やワクチン開発の分野で極めて重要な…
TLR9のアジュバントの作用(DNAによって活性化される)を利用したワクチン。
EGFRvIII(上皮成長因子受容体変異型III)とは、上皮成長因子受容体(EGFR)の遺伝子にエクソン2から7までの欠失が生じることで形成される、腫瘍特異的な変異型受容体である。
ミュータンス菌が持つ、菌体に結合する非水溶性のグルカンを生成するグルコシルトランスフェラーゼ。
H2N2とは、A型インフルエンザウイルスのサブタイプの一つであり、赤血球凝集素(HA)が2型、ノイラミニダーゼ(NA)が2型であるウイルス株を指す。 A型インフルエンザウイルスは、表面抗原であるHAとNAの組み合わせによっていくつかのサブタイプに分類されており、H2N2はその一つとして位置づけられている。
HCoV-HKU1とは、ヒトに感染を引き起こするコロナウイルスの一種であり、エンベロープを有するプラス鎖一本鎖RNAウイルスである。 ニダムウイルス目、コロナウイルス科、ベータコロナウイルス属に分類される病原体である。 本ウイルスは、2004年に香港において、肺炎を伴う呼吸器疾患を呈した患者の臨床検体から初めて分離…
ヘモフィルス・インフルエンザの型のひとつであり、この細菌による感染症の95%を占める。細菌性髄膜炎の原因細菌。
HPV10とは、ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)の遺伝子型の一つであり、主に皮膚の良性病変である尋常性疣贅(いわゆるイボ)などの皮膚疾患から検出されるウイルスである。ヒト乳頭腫ウイルスはパポバウイルス科に属する二本鎖DNAウイルスであり、粘膜や皮膚の上皮細胞に感染する特徴を持っている。
HPV6とは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の型の一つであり、主として良性の尖圭コンジローマなどの性感染症や咽頭乳頭腫を引き起こすウイルスである。
NY-ESO-1とは、主としてがん精巣抗原ファミリーに属する代表的な腫瘍関連抗原の一つであり、様々な悪性腫瘍において発現することが知られているタンパク質である。
RNAテンプレートとは、遺伝情報を伝達または複製する際に、新たな核酸鎖を合成するための型として機能するリボ核酸分子のことである。
SSPEウイルスとは、麻疹ウイルスの変異株が中枢神経系に持続感染することによって引き起こされる、亜急性硬化性全脳炎(Subacute Sclerosing Panencephalitis: SSPE)の原因となるウイルスの総称である。
病原体が持つDNAの特定の塩基配列の繰り返し(CpG)を認識するToll様受容体。この作用を応用したものがDNAワクチンである。
アクチノバチルス属の細菌は、家畜や実験動物などの動物の粘膜、特に口腔内や上気道の常在菌叢を構成することが知られている。
ワクチンなど薬剤の免疫効果を高めるため付加される物質。免疫増強剤とも呼ばれる。
インフルエンザウイルスによる感染症。またはそれを引き起こすインフルエンザウイルスを指す。
インフルエンザウイルスの感染によって起こる脳症。意識障害を主症状とする。痙攣や異常な言動(失認、幻覚)が起こる場合がある。発症は5歳以下の小児に多い。死亡率が高く、後遺症が残る例もある。ほとんどの症例で発熱が確認される。
ウイルス分離法とは、生体組織、培養細胞、あるいは発育卵などを用いて臨床検体などから目的とするウイルスを生きた状態で増殖させ、検出・分離する実験室診断およびウイルス学における基本的な手法である。
エコーウイルス4型とは、ヒトの消化管を主な増殖場とするエンテロウイルス属に分類されるウイルスの一種であり、無菌性髄膜炎や発熱性疾患などの多彩な臨床症状を引き起こす病原体の一つである。
エコーウイルス9型とは、ヒトを宿主とするエンテロウイルス属のピコルナウイルス科に分類されるウイルスの一種であり、主として小児における無菌性髄膜炎や発疹を引き起こす病原体である。
ワクチンの殺菌に用いられる有機化合物。
カプシドタンパク質とは、ウイルスのゲノム(核酸)を包み込んで保護するタンパク質性の外殻であるカプシドを構成する構造タンパク質の総称である。
医薬品や化粧品の添加物(増粘剤)として使用される高分子。カルボキシビニルポリマーとも。
グリコプロテインHとは、ヘルペスウイルス科のウイルスが持つエンベロープ(外膜)上に存在する保存性の高い糖蛋白質であり、通常グリコプロテインLと複合体を形成して宿主細胞への侵入や細胞融合に必須の役割を果たす膜蛋白質である。
ゲノムRNAとは、多くのRNAウイルスにおいて遺伝情報の伝達および保存を担う核酸であり、DNAではなくリボ核酸を遺伝情報の媒体として保持するゲノムのことである。
コクサッキーウイルスA10とは、エンテロウイルス属に分類されるピコルナウイルス科のRNAウイルスの一種であり、ヒトを宿主とするコクサッキーウイルスA群の血清型の一つである。国立感染症研究所によると、本ウイルスはコクサッキーウイルスA6などとともに、手足口病の主要な病原体の一つとして知られている。
コクサッキーウイルスA6とは、エンテロウイルス属に分類されるピコルナウイルス科のウイルスであり、主に小児を中心に感染を引き起こす病原体の一つである。 本ウイルスは、夏風邪の代表的な疾患である手足口病の主要な原因ウイルスとして知られている。
ウイルスや細菌の感染の原因となる抗原成分(タンパク質、ペプチド、DNA、RNAなど)のみを抽出して作られた不活化ワクチン。成分ワクチンとも。百日咳やインフルエンザの予防に有効。
ファルネシルピロリン酸が2分子結合したテルペン。トリテルペンに分類される。スクワレンとも呼ばれる。分子式は C30H50
ヒト型結核菌の培養液から分離精製した精製ツベルクリン(purified protein derivative : PPD)と結核菌の反応、またはその反応を調べる検査のこと。ツ反とも呼ばれる。ロベルト・コッホによって開発された。
不活化ワクチンの一種。病原体が産生する毒素から毒性を無くし、免疫(抗体)を得るために必要な部分のみを残したもの。
細菌の毒素を失活させたワクチン。
原生生物の科のひとつ。トリパノソーマ症(アフリカ睡眠病)やナガナ病、スーラ病などを引き起こす原虫。哺乳類に寄生する。
ネコカリシウイルスとは、ネコにおける上部気道感染症や口腔内の潰瘍を引き起こす主要な病原体であるカリシウイルス科に属するRNAウイルスである。
ウイルス性胃腸炎の原因となるカリシウイルス科のウイルス。 小型のウイルスで直径が30~38nm。形は正20面体の球形。
パピローマウイルスとは、ヒトや動物の皮膚および粘膜の上皮組織に感染し、良性の腫瘍であるパピローマ(乳頭腫)やイボを形成する二本鎖DNAウイルスの総称である。
パルマウイルスとは、主に動物やヒトに感染を引き起こす、極めて小型のDNAウイルスの一種である。 英語では「Parvovirus」と表記され、ラテン語で「小さい」を意味する「parvus」に由来している。
Hibに対するワクチン。Hibの莢膜多糖のポリリボシルリビトールリン酸に破傷風トキソイドを結合させたもの。
ピコルナビルス科とは、プラス鎖一本鎖RNAウイルスをゲノムとして持つ、小型でエンベロープを持たない正二十面体のカプシド構造を有するRNAウイルスの分類群(科)の一つである。
プライム株とは、主にウイルス学やワクチン開発などの分野において、免疫応答を誘導するための基礎となる株、あるいは特定の変異株に対して最適化されたワクチンや抗体製剤を作製する際の基準となる親株を指す用語である。
Hibの莢膜多糖。ヘモフィルス・インフルエンザの中でb型(Hib)のみが持つ。
ワクチン株以外のウイルス株に対しても広く中和抗体を誘導できるワクチン。
ヨーグルトの製造に用いられるラクトバチルス属細菌。ホモ乳酸菌。ブルガリア菌やブルガリクス菌、ヨーグルト菌とも。
表皮(有棘層)に存在する樹状細胞。表皮の約2%を占め、1mm2あたり約1000個存在する。
リッサウイルスとは、ラブドウイルス科(Rhabdoviridae)モノネガウイルス目に属するRNAウイルスの1属であり、人獣共通感染症である狂犬病の病原体を含むウイルスのグループである。
結核菌に最も多く含まれる水溶性のリポグリカン(糖脂質)。丸山ワクチンの主成分。
リューシュマニアウイルスとは、原虫であるドニシリーシュマニア(Leishmania donovani)などのリーシュマニア属原虫に寄生するウイルスの一種である。
ロッキー山紅斑熱とは、リケッチア属の細菌の一種であるリケッチア・リケッチイー(Rickettsia rickettsii)によって引き起こされる重篤な感染症である。
不活化とは、ウイルスや細菌などの病原体が持つ感染性や毒性を、物理的あるいは化学的な手法によって失わせる操作、またはその状態を指す。 生体の高分子や構造を破壊または変性させることで増殖能力を奪うものであり、死滅とは異なり有機体としての形態や抗原性の一部が保持される点が特徴である。
病原体を不活性化(毒性を無効化)させたワクチン。例えば、国内のインフルエンザに対するワクチンなど。
不活性化とは、生物学、医学、生化学などの分野において、細胞、ウイルス、酵素、抗体、ホルモンなどの機能や活性が、物理的あるいは化学的な作用によって失われる現象、またはその操作を指す用語である。
皮膚結核、ハンセン病の皮膚障害、発汗障害、神経障害などに有効なワクチン。がんの免疫療法にも用いられる。名前の由来はワクチンの生みの親である丸山千里。
予防医療とは、疾病の発症を未然に防ぐこと、あるいは発症してしまった疾病の重症化や進展を阻止し、早期に適切な治療介入を行うことによって健康を保持・増進させるすべての医療行為および公衆衛生的アプローチを指す用語である。現代の医療制度においては、従来の発症した患者に対する治療医学的な側面にとどまらず、健…
ワクチンを体内に取り込ませることで、予めその病原体に対する免疫反応を起こさせ、その後の感染に対する免疫を作らせること。
人工合成遺伝子とは、DNA自動合成機を用いて化学的に塩基配列を構築し、天然には存在しない配列やゲノム上の遺伝子を人工的に作り出す技術およびその産物である。
人工遺伝子とは、自然界には存在しない、あるいは化学的に合成された塩基配列を持つDNAまたはRNAの分子のことである。 現代のバイオテクノロジーや遺伝子工学においては、DNA合成技術の飛躍的な進歩に伴い、設計図となる塩基配列をコンピューター上でデザインし、それを化学的に構築することが可能となっている。