フェニルプロパノイド
シキミ酸経路を経て生合成される、C6-C3を基本骨格とした化合物の総称。フェニルプロパノイドの生合成は、フェニルアラニンが脱アミノ化されてケイ皮酸が生成されるところから始まる。チロシンからも生成される。
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シキミ酸経路を経て生合成される、C6-C3を基本骨格とした化合物の総称。フェニルプロパノイドの生合成は、フェニルアラニンが脱アミノ化されてケイ皮酸が生成されるところから始まる。チロシンからも生成される。
フソバクテリウム属に属する菌は、両端が尖った紡錘状の形態をとることが特徴的であり、ヒトや動物の口腔、消化管、女性の生殖器などの常在菌叢を構成する重要なメンバーとして知られている。
フランとクマリンが縮合した有機化合物(ポリフェノール)の総称。様々な植物が昆虫や病原体から身を守るために生合成する。フロクマリンとも。
フランシセラ・ツラレンシス・ツラレンシス(Francisella tularensis subsp. tularensis)とは、野兎病の原因となる細菌であるフランシセラ・ツラレンシスの主要な亜種であり、ヒトに対して極めて強い毒性と感染力を持つ病原体である。
ブドウ科ブドウ属のツル植物。漢字では葡萄。
ブドウ果実表面に見られる、オレアノール酸を主成分とする白い粉。ブドウ自身が産生し、病原体の感染の予防や鮮度を保つ働きを持つ。
ブレビバクテリウム・イオディニウムとは、グラム陽性菌の一種であり、かつてはブレビバクテリウム属に分類されていた細菌である。 本種は分類学上の見直しに伴い、現在ではアイオディノバクター属に移され、アイオディノバクター・イオディナムという学名に変更されている。
プライム株とは、主にウイルス学やワクチン開発などの分野において、免疫応答を誘導するための基礎となる株、あるいは特定の変異株に対して最適化されたワクチンや抗体製剤を作製する際の基準となる親株を指す用語である。
プラズマフェレーシスとは、患者の血液から血漿成分を分離して除去し、血漿中の病原体や自己抗体などの有害物質を取り除く血液浄化療法の一種である。
感染性を持つタンパク質粒子を意味する proteinaceous infectious particles の略。タンパク質性感染粒子、プリオンタンパク質(PrPc)とも呼ばれる。
ベイロネラ属の細菌は、その代謝特性として糖質を直接資化して酸を産生する能力を欠いている点が大きな特徴である。
ペンタラキシンのひとつ。炎症の初期に産生されるIL-1やTNF-αによって血管内皮細胞や中膜平滑筋細胞で急激に発現する。白血球にも存在する。
ボイド赤痢菌とは、グラム陰性の通性嫌気性桿菌であり、腸内細菌科に属する赤痢菌属の1種である。
ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)とは、微量なDNAの特定の領域を、酵素を用いて体外で数百万から数10億倍にまで急速に増幅させる画期的な分子生物学的手法である。
ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)とは、標的とするDNA領域を体外で特異的に増幅させるための分子生物学的実験手法である。
マクロファージ受容体とは、マクロファージの細胞膜上に発現し、自己と非自己の識別、病原体の認識、サイトカインの産生誘導、および食作用(ファゴサイトーシス)などの多様な免疫応答を仲介する膜タンパク質群の総称である。
ハマダラカが媒介するマラリアの原因となる寄生虫。ハマダラカの胃の中に存在し、吸血する際に唾液に混ざって人間の血液に入る。
マンノース受容体とは、主としてマクロファージや樹状細胞などの単核食細胞系の細胞表面に発現する糖鎖認識受容体である。
好中球や単球、マクロファージのファゴリソソーム内に存在し、病原体を殺傷する活性酸素を産生に関わるペルオキシダーゼ。
メタゲノム解析とは、環境試料から直接DNAを抽出し、次世代シーケンサーを用いて塩基配列を網羅的に決定することで、培養困難な微生物を含む微生物叢の組成や機能を解析する手法である。
病原体を媒介する蚊のグループのひとつ。ジカウイルスやデングウイルス、チクングニアウイルス、黄熱ウイルスなどを媒介する。
ラフト構造とは、細胞膜を構成する脂質二重膜内で、特定の脂質やタンパク質が局所的に集合して形成する微小なドメインのことである。
ラングゲルハンス細胞とは、主として表皮に存在する樹状細胞の一種であり、皮膚における免疫系の維持や免疫応答の誘導において極めて重要な役割を担う細胞である。
動物細胞に特有の細胞小器官のひとつ。ライソゾームとも呼ばれる。
リゾソームとは、真核細胞の細胞質内に存在する、一重の生体膜に包まれた細胞小器官(オルガネラ)の一つである。
リッサウイルスとは、ラブドウイルス科(Rhabdoviridae)モノネガウイルス目に属するRNAウイルスの1属であり、人獣共通感染症である狂犬病の病原体を含むウイルスのグループである。
リフトバレー熱とは、リフトバレー熱ウイルス(RVFV)によって引き起こされる、人獣共通感染症の一つである。
リンパ液がリンパ管を通って集まる円形またはそら豆型の二次リンパ器官。リンパ管が鎖骨下静脈に合流するまでの間に複数存在する。大きいものでは長径2~3cm、短径約1cm。体内の種々の組織由来の抗原がリンパ管を介して集まる。
リンパ組織常在樹状細胞とは、胸腺、脾臓、リンパ節などの二次リンパ組織に常時存在し、免疫応答の開始や免疫寛容の誘導において中心的な役割を果たす樹状細胞の総称である。
本種は主として中南米地域に分布しており、サシチョウバエ類によって媒介される人獣共通感染症の原因菌として知られている。
ルイス式血液型(Lewis blood group system)とは、赤血球の細胞膜上に存在する糖脂質抗原に基づく血液型の一つであり、主に分泌型と非分泌型を決定する遺伝子およびフコース転移酵素の働きによって規定される抗原システムである。
二本鎖RNAを持つマイコウイルス。エコーウイルスのひとつ(エコーウイルス10型)。
補体の活性化経路のひとつ。
レゾルビンD2とは、オメガ3脂肪酸の一種であるドコサヘキサエン酸(DHA)から生合成される特殊化プロ・レゾルビング・メディエーター(SPM)と呼ばれる生理活性物質の一つである。
レゾルビンD3とは、オメガ3脂肪酸の一種であるドコサヘキサエン酸(DHA)から生体内で生合成される、生理活性脂質の特殊化された炎症収束性メディエーター(SPM)の一種である。
体内に病原体を注入し、人為的に免疫を獲得させて病原体への抵抗力をつけるもの。記憶細胞を作ることで二次応答を可能にする。ワクチンを注射するのが予防接種である。
ワクチンの接種とは、抗原を含むワクチンを生体に投与することによって、当該感染症に対する免疫を獲得させる医療行為である。 人々の健康を守り、集団免疫を形成することで感染症の流行を防ぐ極めて重要な公衆衛生上の手段と位置づけられている。
一本鎖マイナス鎖RNAとは、ゲノムとして一本鎖のマイナス鎖RNAを有するウイルス、あるいはその核酸分子そのものを指す言葉である。
初めて体内に侵入してきた病原体の感染に対して起こる免疫応答。発熱や腫れ、痛みが起こるのはこの段階。一次免疫応答とも呼ばれる。
ひとつの窒素原子とひとつの酸素原子が結合した化合物。常温で気体。分子式は NO
上気道炎症とは、鼻腔、副鼻腔、咽頭、喉頭といった上気道の粘膜に生じる炎症の総称である。 上気道は外界の空気と直接接触するため、ウイルスや細菌などの病原体、あるいはアレルゲンなどの外来異物に常に晒されている部位であり、これらが粘膜に侵入あるいは刺激を与えることで炎症反応が引き起こされる。
体の表面を覆う皮膚や管腔臓器(口腔や腸管、気管、泌尿器、生殖器など)の粘膜を覆い、外界からの異物や病原体の侵入を防ぐ役割をもつ細胞。
不活化とは、ウイルスや細菌などの病原体が持つ感染性や毒性を、物理的あるいは化学的な手法によって失わせる操作、またはその状態を指す。 生体の高分子や構造を破壊または変性させることで増殖能力を奪うものであり、死滅とは異なり有機体としての形態や抗原性の一部が保持される点が特徴である。
病原体を不活性化(毒性を無効化)させたワクチン。例えば、国内のインフルエンザに対するワクチンなど。
不活性化とは、生物学、医学、生化学などの分野において、細胞、ウイルス、酵素、抗体、ホルモンなどの機能や活性が、物理的あるいは化学的な作用によって失われる現象、またはその操作を指す用語である。
病原体に感染されているが、感染症が現れない感染こと。
乳脂肪球膜とは、乳汁中において脂肪滴を取り囲み、その安定性を保っている複雑な生体膜構造のことである。
亀頭とは、陰茎の先端に位置する円錐状または球状に膨らんだ組織のことである。
ワクチンを体内に取り込ませることで、予めその病原体に対する免疫反応を起こさせ、その後の感染に対する免疫を作らせること。
二本鎖RNAウイルスとは、ゲノムとして二本鎖RNAを持つウイルスの総称であり、 Baltimore分類 におけるグループ3に分類される微生物である。
二次汚染とは、すでに汚染物質や放射性物質、あるいは病原体などの有害な物質が付着・存在している場(一次汚染源)から、接触や移動、飛散などの物理的プロセスを介して、それまで清浄であった別の環境、物品、生体、人体などに汚染物質がさらに広がる現象を指す。
ある抗体が、その抗体の産生反応を引き起こした原因である抗原とは別の構造が似た抗原に結合すること。交叉反応とも。
人体寄生虫とは、人間の体内または体表に定着して栄養を摂取し、その代わりに不利益や病気を与える生物の総称である。 これらは宿主である人体に対する依存度が高く、感染を通じて様々な臨床症状を引き起こす病原体として医学および寄生虫学において重要視されている。
人工合成遺伝子とは、DNA自動合成機を用いて化学的に塩基配列を構築し、天然には存在しない配列やゲノム上の遺伝子を人工的に作り出す技術およびその産物である。
人工遺伝子とは、自然界には存在しない、あるいは化学的に合成された塩基配列を持つDNAまたはRNAの分子のことである。 現代のバイオテクノロジーや遺伝子工学においては、DNA合成技術の飛躍的な進歩に伴い、設計図となる塩基配列をコンピューター上でデザインし、それを化学的に構築することが可能となっている。
住血胞子虫とは、アピコンプレックス門アコノトスダニ亜綱に属する真核生物の一群であり、主として脊椎動物の血球や血管内皮細胞などに寄生する原虫の分類群である。
倍加時間とは、ある細胞集団や腫瘍、ウイルスなどの量や数が、分裂や増殖によって元の2倍に達するまでに要する時間を指す指標である。
傍細胞とは、胃の胃底腺に存在する上皮細胞の一種であり、胃酸および内因子の分泌を担う重要な細胞である。
生まれつきの遺伝子の異常によって免疫に関わるリンパ球や抗体が正常に産生されず、通常なら問題とならない細菌やウイルスに感染してしまう免疫不全症。原発性免疫不全症とも。
疫病を免れるという意味で使われ始めた語。元々は伝染病の流行に耐えて生き残った人が、次の流行時には発病しないという事実に対して与えられた。