毒素
生物から産生される有害物質の総称。
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生物から産生される有害物質の総称。
毒素原性大腸菌とは、下痢を引き起こす毒素を産生する大腸菌の総称であり、主に発展途上国における旅行者下痢症の主要な原因菌として知られている。
コレステロール依存性細胞溶解毒素(CDC)間で高度に保存されたC末端ドメイン中の11個のアミノ酸からなる配列。CDCの毒性活性に関わる。
ボルデテラ属に属する病原性を持つ細菌が産生する毒素。アデニル酸シクラーゼ毒素やアデニレートサイクラーぜ毒素とも。
AP-2とは、真核細胞における細胞内小胞輸送、特にクラスリン被覆小胞の形成に関与する主要なタンパク質複合体であるアダプタータンパク質複合体の一種である。
痙攣(ジストニア)に対する治療薬。商品名はボトックス。
痙性斜頚の治療に用いられるボツリヌス毒素。商品名はナーブロック。
エンドトキシン(細菌内毒素)など菌体表層成分の共役受容体(マルチリガンド受容体)。肝臓のクッパー細胞やマクロファージの細胞表面に発現する。一部の単球の表面にも発現する。
抗菌剤投与による腸内細菌叢の乱れをきっかけにクロストリジウム・ディフィシレが腸内で増殖し、毒素を産生することにより発症する感染症。
大腸菌が産生する毒素の一つ。
高い殺虫特異性を示す毒素。プロテアーゼ耐性を示すペプチド。バチルス・チューリンゲンシスが産生する結晶状タンパク質の主成分。55種類のグループが確認されている。
EPECとは、下痢などの消化器症状を引き起こす大腸菌の一種である腸管病原性大腸菌(Enteropathogenic Escherichia coli)の略称である。 EPECは、小児、特に乳幼児の間で下痢症の原因となる重要な病原体の一つとして知られている。
Gi蛋白とは、ホルモンや神経伝達物質などの細胞外シグナルを細胞内へ伝達するヘテロ三量体G蛋白ファミリーの一つであり、主としてアデニル酸シクラーゼの活性を抑制して細胞内シグナル伝達を負に調節するタンパク質である。
2011年にヨーロッパで大規模な感染を引き起こした腸管出血性大腸菌。O104:H4の流行によりドイツで48名、スウェーデンで1名が死亡している。
ベロ毒素を産生する腸管出血性大腸菌のひとつ。
腸管出血性大腸菌に分類される病原性大腸菌。H抗原としてH7を持つもの(O157:H7)が多い。
川崎病患児の口腔から分離されたストレプトコッカス・ミティスから精製されたコレステロール依存性細胞溶解毒素(CDC)。
VAMP-2は、小胞SNARE(v-SNARE)またはシナプトブレビン-2(Synaptobrevin-2)とも呼ばれる分子量約18 kDaの膜タンパク質であり、神経細胞をはじめとする多様な分泌細胞に広く発現している。
腸管出血性大腸菌が産生するベロ毒素のひとつ。発見当初は志賀毒素様毒素と呼ばれ、後に志賀毒素と同一であることが確認された。
O157:H7やO121:H19が産生するベロ毒素。
ドクツルタケやタマゴテングタケ、シロタマゴテングタケなどの毒キノコの毒素。LD50が約0.1mg/kgであり強力。1本のキノコに10〜12mg含まれる。
ガラクトース、グルコース、ラムノースの3つの単糖類が結合したものにソラニジンが結合したグリコアルカロイド。
β-チャコニンとは、ジャガイモなどのナス科植物に自然に含まれるステロイドアルカロイドの一種であり、ソラニンやα-チャコニンなどとともにグリコアルカロイドに分類される化合物である。
細菌が毒素を分泌するのに用いる構造体。レジオネラやピロリ菌が持つ。
アオコ(青粉)とは、富栄養化した湖沼やダム貯水池などの水域において、藍藻類(シアノバクテリア)が異常繁殖し、水面を緑色の粉末を流したように覆う現象、およびその原因生物の総称である。
アカカビとは、不完全菌類に分類される糸状菌(カビ)の一属であるフザリウム属の真菌の総称であり、植物に様々な病害をもたらすとともに、ヒトや家畜に対して有害な代謝産物を産生する生物である。
アクチノバチルス属の細菌は、家畜や実験動物などの動物の粘膜、特に口腔内や上気道の常在菌叢を構成することが知られている。
アクチノバチルス属の細菌は、動物の口腔内や呼吸器系の常在菌として存在することが多く、特定の宿主に対して高い病原性を示す種が含まれている。
アスペルギルス属のカビ。農作物における日和見病原体。
前骨髄球において初期に産生され、その細胞質に多数存在する、アズール色素によって染まる顆粒。一次顆粒とも。
アデニル酸シクラーゼ毒素 ACTを参照。
アデニレートサイクラーぜ毒素 ACTを参照。
アデニレートサイクラーゼ毒素とは、百日咳菌(Bordetella pertussis)などの病原菌が産生する重要な病原因子の一つであり、宿主細胞の免疫応答を撹乱する毒素である。
イラクサとは、イラクサ科イラクサ属(Urtica)に分類される植物の総称であり、主に多年草または一年草として世界の温帯地域を中心に広く分布している分類群である。
コレステロール依存性細胞溶解毒素(CDC)のひとつ。ストレプトコッカス・インターメディウスによって産生され、ヒトの細胞に特異的な毒性を示す。
トリプトファンの代謝によって生成される尿毒素のひとつ。インドールの3位が硫酸化した構造を持つ。
ウエルシュ菌が産生する、溶血や壊死を引き起こす毒素。ホスホリパーゼC及びスフィンゴミエリナーゼとしての酵素活性を持つ。
細菌が産生し、細菌細胞の外に分泌される毒素。菌体外毒素や外毒素とも。
生体内のほとんどの組織に存在しており、細胞内ではゴルジ体の近縁部(リサイクリングエンドソーム)に存在するタンパク質。コレラ毒素の運搬に関わることが報告されている。
エルゴペプチンアルカロイドとは、マメ科やイネ科などの植物に寄生する麦角菌(Claviceps属)などが産生するエルゴライン骨格を有するアルカロイドの一群であり、リゼルグ酸のアミド誘導体にペプチド鎖が結合した複雑な化学構造を持つ化合物の総称である。
グラム陰性菌の細胞壁外膜を構成する成分であり、細胞外には分泌されない毒素。リポ多糖(リポポリサッカライド、LPS)や内毒素とも呼ばれる。
オールスパイスやナツメグ、クローブ(丁子)に含まれる芳香族化合物。
プロテインホスファターゼ(PP1、PP2A)を阻害する作用を持つ毒素。貝に蓄積する下痢性貝毒。
ウエルシュ菌が産生するウエルシュ菌α毒素が原因となる壊疽性腸炎。
キンポウゲ科とは、被子植物門・双子葉植物綱(木蘭綱)に属する科の一つであり、主として草本からなり、一部に木本のつる植物を含む分類群である。 世界中に広く分布し、特に北半球の温帯域から寒帯域にかけて多様性が高く、多くの属と種が知られている。
セリ科の一年生草本。種子はカレー粉に含まれる香辛料のひとつ。クミンアルデヒドやγ-テルピネン、β-ピネンを含む。
ベンズアルデヒドの4位にイソプロピル基が結合した芳香族化合物。4-イソプロピルベンズアルデヒドとも。
麦角を形成する菌の属。子嚢菌門に属し、バッカクキン科に分類されている。
クリアランス機構とは、生体が代謝物、異物、老廃物、病原体などの不要物を血液、組織、あるいは器官から排除し、体外へ排泄あるいは無毒化する一連の生体防御および恒常性維持のための生理学的仕組みのことである。
クロストリジウム属の細菌。毒素であるトキシンAおよびトキシンBを産生する。
コリネバクテリウム属の細菌のひとつ。ジフテリア菌の近縁。犬、猫、牛などが保有し、これらの動物からヒトへ感染する。ジフテリアと同様の症状が現れる。ジフテリア菌と同じくジフテリア毒素を産生することが報告されている。
ストレプトコッカス属細菌が産生する毒素タンパク質。分子量約53〜70kDaで4〜5つのドメインからなる。細胞膜に対して膜孔を形成することによって細胞障害性を示す。
コレラ菌による致死性の感染症。ジョン・スノーによって発見・調査された。発展途上国では現在も毎年数百万人の患者が発生しているとされる。
小腸に到達したコレラ菌が放出する毒素。小腸上皮細胞の細胞膜に発現しているGM1ガングリオシドに結合し細胞内に取り込まれ、最終的にサイトゾルに侵入することで毒性を発揮する。
コレラ毒素を産生し、コレラの原因となる細菌。ビブリオ属のグラム陰性桿菌。皮膜を持つ太い鞭毛を一本持ち、特徴的な運動を行う。ビブリオ・コレレとも。
プランクトンが産生し、貝類に蓄積する毒素。
渦鞭毛藻が生産する毒素。熱帯地域の魚の肝臓に蓄積し、食中毒であるシガテラの原因となる。
ジフテリア菌が産生する毒素。CD9と複合体を形成する受容体(proHB-EGF)を介して細胞内に入り込む。
ジフテリアの原因となる、コリネバクテリウム属のグラム陽性桿菌。コリネバクテリウム・ジフテリアとも。
ユリ目ヒガンバナ科の多年草。ナルシスや水仙とも。