プラスミノゲン活性化酵素
プラスミノゲン活性化酵素とは、不活性な前駆体であるプラスミノゲンを限定分解し、タンパク質分解酵素であるプラスミンへと変換するセリン蛋白分解酵素の総称である。
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プラスミノゲン活性化酵素とは、不活性な前駆体であるプラスミノゲンを限定分解し、タンパク質分解酵素であるプラスミンへと変換するセリン蛋白分解酵素の総称である。
プラズミノーゲンとは、主として肝臓で合成されて血液中や細胞外基質に存在する、分子量約9万の糖タンパク質であり、線溶系の中核を担う不活性なチモゲン(酵素前駆体)である。
プレクシンとは、神経系の発生や軸索ガイダンス、血管新生、免疫系の制御などにおいて重要な役割を果たす膜受容体のファミリーである。
プレニル二リン酸のプレニル基を基質へ転移させるトランスフェラーゼ。プレニル基転移酵素とも。
プロゼラチナーゼBとは、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)ファミリーに属する酵素であるゼラチナーゼB(別名MMP-9)の不活性型前駆体である。
ペルスルフィドとは、硫黄原子が2つ連なった構造(-S-SHまたは-S-S-)を分子内に持つ化合物の総称であり、硫化水素の代謝物や生体分子の翻訳後修飾体として近年その生理学的機能が注目されている分子である。
ホスファチジルイノシトール3キナーゼ(PI3K)とは、細胞膜に存在するホスファチジルイノシトールなどのイノシトールリン脂質のイノシトール環第3位の水酸基をリン酸化する酵素の総称である。
ホスホアセチル転移酵素とは、生体内における代謝経路、特に嫌気呼吸や発酵に関連する酵素の一種である。
放線菌の二次代謝産物として発見された抗生物質。細胞壁のペプチドグリカン合成初期段階のエノールピルビル転移酵素を阻害することで抗菌作用を発揮する。
血小板凝集因子および転移促進因子として同定された糖タンパク質。細胞膜表面に存在する。がん細胞の表面に高発現し、がんの転移を促進する。アグラスとも。
ポリグリコール酸とは、グリコール酸の重縮合または環状二量体であるグリコリドの開環重合によって得られる脂肪族のポリエステルの一種である。
酵素活性に金属イオンを必要とするプロテアーゼ(メタロプロテアーゼ)のうち、唾液やコラーゲンなどの細胞外基質(結合組織)の成分を分解する酵素(コラゲナーゼ)。
単糖類(ヘキソース)のひとつ。グルコースの2位のエピマー。マンニトールの酸化によって生じる。単体としてはオレンジやリンゴ、桃などに少量含まれる。
マンノース6-リン酸受容体とは、リソソームに輸送される酵素などのタンパク質に付加されたマンノース6-リン酸を認識して結合する膜受容体である。
マンノース6リン酸とは、糖鎖の構成糖であるマンノースの6位の水酸基がリン酸化された代謝物質であり、主としてリソソーム酵素の細胞内輸送において「分子の目印(シグナル)」として機能する重要な生体分子である。
分子内における原子団の移動を触媒する酵素の総称。分子内転移酵素。
メカノセンサーとは、生体が受ける機械刺激を物理的シグナルから化学的または電気的シグナルへと変換する受容体、細胞、あるいは分子装置の総称である。
メチル基の転移を触媒するトランスフェラーゼ。メチル基転移酵素とも。
メチル化DNAとは、DNAを構成する塩基にメチル基が共有結合的に付加されたもののことである。
メチルトランスフェラーゼを参照。
皮膚がんの一種。メルケル細胞ポリオーマウイルスによって、メルケル細胞に発生する癌。
アシルCoAのアシル基を1-モノアシルグリセロールまたは2-モノアシルグリセロールへ転移させるトランスフェラーゼ。1,2-ジアシルグリセロールまたは1,3-ジアシルグリセロールを合成する。小腸における脂肪吸収に関与する。
ユビキチンプロテアソーム系とは、真核生物の細胞内において不要になったタンパク質や異常なタンパク質を選択的に分解するための主要なタンパク質分解経路である。
ラクトース(乳糖)をグルコースとガラクトースに加水分解する反応の触媒となる酵素。乳糖分解酵素やβ-ガラクトシダーゼ、ラクターゼ・フロリジン水解酵素とも呼ばれる。また、ラクトースから糖転移反応によってアロラクトースを生成する反応も触媒する。
スフィンゴ糖脂質のひとつ。
リゾホスファチジルコリンアシル基転移酵素(lysophosphatidylcholine acyltransferase : LPCAT) -リゾホスファチジルコリンアシル基転移酵素1(LPCAT1) -リゾホスファチジルコリンアシル基転移酵素2(LPCAT2)
リゾホスファチジルコリンアシル基転移酵素のひとつ。肺サーファクタントに含まれるホスファチジルコリンの脂肪酸組成の決定に関わるとされる。
リゾホスファチジルコリンアシル基転移酵素のひとつ。血小板活性化因子の生合成に必要。リゾPAFアセチルトランスフェラーゼとも呼ばれた。
リゾホスファチジン酸アシルtransferaseとは、リゾホスファチジン酸のアシル基転移反応を触媒し、ホスファチジン酸を生成する酵素である。
リゾホスファチジン酸のsn-2位にアシル基を転移させる反応を触媒するトランスフェラーゼ。
アシルCoAの脂肪酸をリゾリン脂質へ転移させてリン脂質の合成を触媒するトランスフェラーゼ。小胞体などの生体膜に存在する。
放線菌が生成する物質。骨粗鬆症の治療薬。スピロアセタール環と呼ばれる構造を持つ。ビスホスホネートと同じく、破骨細胞が分泌する酸を利用して細胞膜を透過する。
α-リポ酸の代謝によって生成されるAMPの誘導体。リポ酸転移酵素によってリポイル基がアポタンパク質に転移される。
リンパ液がリンパ管を通って集まる円形またはそら豆型の二次リンパ器官。リンパ管が鎖骨下静脈に合流するまでの間に複数存在する。大きいものでは長径2~3cm、短径約1cm。体内の種々の組織由来の抗原がリンパ管を介して集まる。
手術の際にがんの転移を防ぐために、がん自体だけでなく、周辺にあるリンパ節を切除すること。副作用としてリンパ浮腫などがある。
リンパ行性転移とは、悪性腫瘍の細胞がリンパ管に入り込み、リンパ流に乗って離れたリンパ節や臓器へと運ばれ、そこで新たな腫瘍を形成する現象のことである。
本種は主として中南米地域に分布しており、サシチョウバエ類によって媒介される人獣共通感染症の原因菌として知られている。
ルイス式血液型(Lewis blood group system)とは、赤血球の細胞膜上に存在する糖脂質抗原に基づく血液型の一つであり、主に分泌型と非分泌型を決定する遺伝子およびフコース転移酵素の働きによって規定される抗原システムである。
女性ホルモンの受容体が乳がん細胞に発現しているタイプの乳がん。ホルモン陽性乳がんとも。
転写されたRNAが逆転写を経て転移が起こるトランスポゾン。ヒトのゲノムに存在するトランスポゾンの大部分を占める。
シアン化物の解毒に関与する酵素。チオ硫酸イオウ転移酵素とも呼ばれる。
上位肋骨とは、ヒトの胸郭を構成する肋骨のうち、頭側(上部)に位置する第1肋骨から第7肋骨までの骨を指す総称である。解剖学的には、これらの肋骨は胸骨へと直接関節を介して連結しているため真肋とも分類され、下位肋骨や浮遊肋骨とは構造上の特徴や臨床医学的意義が異なる。 上位肋骨に含まれる各肋骨は、胸椎の椎骨か…
上皮間葉移行(EMT)とは、上皮細胞が極性を失い、間葉系細胞様の性質を獲得する一連の細胞生物学的プロセスのことである。
不凍タンパク質とは、低温環境に適応する生物が体液の凍結を防ぐために産生するタンパク質の総称である。
乳腺細胞とは、哺乳類の乳腺を構成する細胞の総称であり、乳汁の合成や分泌を担う上皮細胞およびそれを支える筋上皮細胞などを指す。
付着依存性とは、多くの正常な動物由来細胞が生存および増殖するために、培養液中で固体表面などの基質や足場へ付着することを必須とする性質である。 接着依存性とも呼ばれるこの現象は、多細胞生物の組織の恒常性を維持する上で極めて重要な生体機構の一つである。
低酸素応答配列とは、細胞が酸素濃度の低下(低酸素)に適応するために利用するDNA上の特異的な塩基配列のことである。
がんの患者に合併する神経障害。悪性腫瘍自体の転移やその治療に伴う副作用、全身状態の増悪に伴う感染、栄養・代謝障害などを除く、中枢神経および末梢神経系の障害。
全身化学療法は、手術や放射線療法などの局所療法とは異なり、体幹や四肢などの局所だけでなく、遠隔転移を来している病巣に対しても同時にアプローチすることが可能であるという特徴を持つ。
全身性疾患とは、特定の臓器や組織にとどまらず、身体全体あるいは複数の器官系に影響を及ぼす疾患の総称である。
共有結合 модификация(修飾)とは、生体高分子やタンパク質などの分子の構造に対して、化学結合の一種である共有結合を介して特定の化学基や分子が付加あるいは脱離する化学反応、およびそれに伴う構造変化の総称である。
内科的治療とは、手術を用いる外科的治療に対し、薬物療法、食事療法、運動療法、放射線療法などの保存的治療を用いて疾患の治癒や症状の軽減、健康の回復を図る医療行為の総称である。
再発とは、治療によって一度は消失したあるいは寛解した症状や疾病が、再び現れることをいう。
再発がんとは、がんの治療によって目に見える腫瘍が消失した後に、再びもとの部位あるいは別の部位に同じ種類のがんが増殖して現れてくる現象をいう。
分子イメージングとは、生体内の生体分子や細胞レベルの生物学的プロセスを、生きた状態のまま非侵襲的に視覚化し、定量化するための画像診断技術および学術領域である。 従来の画像診断が解剖学的な形態変化や病変の大きさの検出を主目的としていたのに対し、分子イメージングは遺伝子、タンパク質、酵素、受容体などの分…
分子標的とは、疾患の発生や進展に関与する特定の分子、細胞内のタンパク質、受容体、遺伝子などを指す言葉である。
α-ケト酸デヒドロゲナーゼ複合体のひとつである多酵素複合体。ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体およびα-ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼ複合体と共にミトコンドリアに局在する。
切除不能とは、悪性腫瘍(がん)などの病変に対して、外科手術による完全な摘出が技術的あるいは解剖学的に不可能であると判断される状態を指す。
前立腺癌とは、男性生殖器の一つである前立腺の組織から発生する悪性腫瘍(癌)であり、主に腺細胞から発生する腺癌が大部分を占める。国立がん研究センターによると、日本国内において前立腺癌の罹患数は増加傾向にあり、高齢の男性に多く見られる特徴がある。
可溶型MMPとは、細胞膜に結合している膜型MMPから膜結合領域が切断されるなどして、細胞外基質などが存在する細胞外マトリックスや血液などの体液中に遊離して存在するマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)のことである。