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細胞外マトリックス
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細胞外マトリックス
C-マンノシル化とは、タンパク質のアミノ酸残基に対して糖鎖であるマンノースが炭素-炭素結合を介して直接共有結合する、特殊な翻訳後修飾の1つである。
CD151とは、細胞表面に発現するテトラスパニンファミリーに属する糖タンパク質であり、インテグリンなどの膜受容体と複合体を形成して細胞接着、細胞運動、シグナル伝達などの多様な生物学的プロセスの制御に関与する分子である。
COCHとは、難聴の原因となるタンパク質であるコクレインをコードする遺伝子の名称である。 ヒトのゲノムにおいて、COCH遺伝子は第14染色体の長腕(14q12-q13)に位置している。
Fosl1とは、AP-1転写因子複合体を構成するFosファミリータンパク質の一つであり、Fra-1(Fos-related antigen 1)とも称される遺伝子およびその産物である。
Fra-1とは、AP-1(Activator Protein-1)転写因子複合体を構成するFosファミリー蛋白質の一つであり、FosL1(Fos-like antigen 1)遺伝子によってコードされる分子量約35〜40 kDaの核蛋白質である。
GLUT10とは、ヒトにおいてSLC2A10遺伝子によってコードされているグルコーストランスポーター(糖輸送体)ファミリーの膜タンパク質である。 SLC2A10遺伝子の変異がヒトの疾患の原因となることが知られており、分子生物学および医学の分野で研究されている分子である。
マトリックスメタロプロテアーゼは細胞外マトリックスのタンパク質を分解する酵素群であり、組織のリモデリングや創傷治癒、癌の浸潤や転移などの様々な生理的および病理的なプロセスに関与している。
Reelinとは、主として脳の発達および神経細胞の遊走や位置決めにおいて重要な役割を果たす大型の細胞外マトリックスタンパク質である。
Smad2とは、TGF-betaシグナル伝達経路において重要な役割を果たす細胞内のシグナル伝達分子であり、R-Smad(受容体調節型Smad)の一つである。 遺伝子は第18染色体の長腕(18q21.1)に位置しており、哺乳類から線虫まで広く保存されている。
Smad経路とは、TGF-βスーパーファミリーに属するサイトカインが細胞膜上の受容体に結合した際、そのシグナル伝達を細胞質から核内へと直接的に仲介する主要な分子機構である。
Src(エスアールシー)とは、 Rous sarcoma virus(ラウス肉腫ウイルス)に由来するレトロウイルスの遺伝子であり、がん遺伝子( oncogene)として初めて発見された v-srcのホモログである c-Srcチロシンキナーゼをコードする遺伝子、あるいはそのタンパク質産物を指す用語である。Srcは非受容体型チロシンキナーゼの一つ…
Ⅷ型コラーゲンとは、主として血管の内皮細胞や角膜のDescemet膜などの基底膜様組織に存在する非線維性コラーゲンである。
ⅩⅧ型コラーゲンとは、基底膜の血管側などに広く分布し、そのC末端側ペプチドがエンドスタチンへと切断されることで血管新生の阻害作用を発揮するマルチドメイン型の非線維性コラーゲンである。
細胞表面に発現する、細胞外基質からの情報を読み取る働きをもつタンパク質(受容体)。細胞接着分子のひとつ。
歯のエナメル質の形成に必要な細胞外基質のタンパク質(エナメル基質)のひとつ。
グリピカン2とは、細胞膜外表面にGPIアンカーを介して結合するヘパラン硫酸プロテオグリカンファミリーのメンバーであり、主として神経系の発生や軸索誘導において重要な役割を果たす糖タンパク質である。
グリピカン4(GPC4)とは、グリピカンファミリーに属する細胞膜結合型の硫酸ヘパランプロテオグリカンであり、糖鎖を介して様々な細胞外マトリックスや増殖因子と結合しシグナル伝達を調節するタンパク質である。 胎児期における神経発生や器官形成などの発生過程において重要な役割を果たしており、近年では肥満や2型糖尿…
グリピカン5とは、細胞膜にグリコシルホスファチジルイノシトール(GPI)アンカーを介して結合するヘパラン硫酸プロテオグリーンのグリピカンファミリーに属するタンパク質の一つである。 ヒトではGPC5遺伝子によってコードされている。
テネイシンXとは、細胞外マトリックスを構成する巨大な糖タンパク質の一種であり、主として結合組織の構造維持や弾性繊維の制御に深く関与している分子である。
テネイシンYとは、脊椎動物の細胞外マトリックスを構成する糖タンパク質の一種であり、大型のマトリックス分子であるテネイシンファミリーに属するタンパク質である。 テネイシンファミリーにはテネイシンC、テネイシンR、テネイシンX、そしてテネイシンYが含まれており、これらは組織の発生、細胞の遊走、組織の構造維持…
ディスインテグリンとは、主としてマムシやガラガラヘビなどのヘビ毒中に見出される、血小板の凝集を強力に阻害する低分子量のタンパク質ファミリーである。
細胞外基質のひとつ。基底膜に存在するタンパク質。
ハンデリンとは、主に細胞の接着やシグナル伝達に関与する膜タンパク質の一種である。 ハンデリンは生体内において多様な生理作用を示し、細胞外マトリックスとの相互作用を仲介する重要な分子として知られている。
目の網膜で神経が作られる際に働く遺伝子。この遺伝子の変異によって動体視力が低下する。
フォリスタチンとは、アクチビンをはじめとするTGF-beta|TGF-βスーパーファミリーのタンパク質に特異的に結合してその受容体への結合を中和し、そのシグナル伝達を阻害する分泌タンパク質である。
プラズミノーゲンとは、主として肝臓で合成されて血液中や細胞外基質に存在する、分子量約9万の糖タンパク質であり、線溶系の中核を担う不活性なチモゲン(酵素前駆体)である。
プロゼラチナーゼBとは、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)ファミリーに属する酵素であるゼラチナーゼB(別名MMP-9)の不活性型前駆体である。
ペルレカンとは、主として基底膜に存在する巨大なプロテオグリカンであり、ヘパラン硫酸プロテオグリカンの一種である。
ポダソームとは、細胞が基質に接着し、細胞外マトリックスを分解するために形成する、円形または斑点状の特殊な細胞接着装置である。 破骨細胞、マクロファージ、樹状細胞などの造血系細胞や、癌細胞などの運動性の高い細胞において顕著に観察される。
グリア細胞のひとつ。グリア細胞全体の10%程度を占める。小膠細胞とも。
ラミニン-2とは、主に骨格筋や末梢神経などの基底膜に多く存在する細胞外マトリックス蛋白質の一種であるラミニンファミリーのアイソフォームである。
ラミニン-6とは、基底膜の主要な構成成分である糖蛋白質ファミリーの一種であるラミニンのアイソフォームの1つである。
三次元培養とは、細胞を生体内(イン・ビボ)の環境に近い立体的な構造を保った状態で培養する技術および手法の総称である。 従来の培養皿などの平面的な基質を用いた二次元培養とは異なり、細胞が物理的な空間全体にわたって細胞外マトリックスと相互作用しながら三次元的に増殖・構築される点が最大の特徴である。
上皮間葉移行(EMT)とは、上皮細胞が極性を失い、間葉系細胞様の性質を獲得する一連の細胞生物学的プロセスのことである。
付着依存性とは、多くの正常な動物由来細胞が生存および増殖するために、培養液中で固体表面などの基質や足場へ付着することを必須とする性質である。 接着依存性とも呼ばれるこの現象は、多細胞生物の組織の恒常性を維持する上で極めて重要な生体機構の一つである。
切断に伴って遊離する小ペプチドとは、生体内において前駆体タンパク質や大きなペプチドが特定の酵素による限定分解(切断)を受ける際に、その副産物として遊離してくる比較的小さなアミノ酸配列の断片を指す総称である。
可溶型MMPとは、細胞膜に結合している膜型MMPから膜結合領域が切断されるなどして、細胞外基質などが存在する細胞外マトリックスや血液などの体液中に遊離して存在するマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)のことである。
培養フラスコは、主として哺乳類由来などの付着依存性の細胞をシャーレよりも広い面積で効率よく増殖させるために用いられる。
基底膜コラーゲンとは、上皮組織や内皮組織などの基底膜に特異的に存在し、その構造的安定性と機能維持に不可欠な役割を果たすコラーゲンの総称である。
基底膜ヘパラン硫酸とは、細胞外マトリックスの一種である基底膜に豊富に存在する、硫酸化された糖鎖を持つプロテオグリカン(ヘパラン硫酸プロテオグリカン)に結合したヘパラン硫酸のことである。
平面培養とは、細胞をシャーレや培養フラスコなどの平らな基質の表面に接着させ、単層あるいはそれに近い状態で増殖・維持させる生体外(in vitro)培養法の伝統的な手技である。
弾性とは、物体に外力を加えたときに変形し、外力を取り除くと元の形状や体積に戻る性質のことである。 生物学や医学の分野においては、組織や細胞が持つ力学的な特性を理解する上で極めて重要な概念となっている。
形質転換成長因子βとは、多様な細胞の増殖、分化、アポトーシス、および細胞外マトリックスの産生を制御する多機能なサイトカインのスーパーファミリーである。 哺乳類においてはTGF-$\beta$1、TGF-$\beta$2、TGF-$\beta$3の3つのアイソフォームが存在し、いずれも遺伝子発現の調節や免疫系の制御において極めて重要な役割…
異物反応とは、生体内に入ってきた生体材料や医療器具などの生体不適合な異物に対し、生体が引き起こす一連の免疫学的および炎症性の組織応答である。
粗線とは、生物学、医学、および細胞生物学の分野において、顕微鏡下で観察される比較的太い線維状の構造物を指す一般的な呼称である。 組織学や細胞学の領域では、細胞質内や細胞骨格、あるいは結合組織を構成する各種の線維成分に関して、その形態学的特徴を表現する際に用いられることがある。
細胞の外を満たしている、生体組織のうち細胞以外の部分のこと。細胞外マトリックスとも呼ばれる
老化した細胞から様々な種類のサイトカインなどの生理活性物質が過剰に産生および分泌される現象。ウイルスなど病原体に感染していなくてもゲノムDNAの一部が細胞質に出て、自然免疫による炎症性サイトカインが分泌される。
皮膚の真皮に存在する細胞。血小板によって呼び寄せられ、創傷治癒やコラーゲンの産生に関わる。
腫瘍組織とは、異常な細胞の過剰な増殖によって形成された新生物の構造体を指し、腫瘍の本体を構成する実質と、それを支持する間質から成り立っている。
膜貫通型とは、生体膜である脂質二重層を細胞膜の内外へ貫通して存在するタンパク質の構造様式、またはそのような性質を持つ膜タンパク質の総称である。
50歳以上の中高齢者の水晶体表面にフケ様の沈着物が見られる症候群。縁内障や水晶体偏位、失明などの原因となる。
排卵された直後の卵子を覆う糖タンパク質からなる細胞外マトリックス。透明帯の外側はヒアルロン酸で隙間を満たされた卵丘細胞層で覆われている。