寛解導入療法
寛解導入療法とは、白血病や悪性リンパ腫などの造血器腫瘍や、自己免疫疾患などの治療において、体内に残存する病気の細胞や活動性の炎症を強力な薬剤を用いて急速に減少させ、病気の症状が消失または測定限界以下となった状態である寛解を達成することを目的として最初に行われる治療法である。 造血器腫瘍の領域において…
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寛解導入療法とは、白血病や悪性リンパ腫などの造血器腫瘍や、自己免疫疾患などの治療において、体内に残存する病気の細胞や活動性の炎症を強力な薬剤を用いて急速に減少させ、病気の症状が消失または測定限界以下となった状態である寛解を達成することを目的として最初に行われる治療法である。 造血器腫瘍の領域において…
小脳テントとは、大脳の後頭葉と小脳の上面を隔てている、硬膜がテント状に突起した堅い結合組織の板状構造である。 頭蓋腔内を分葉し、脳組織の重量を支えるとともに、頭部外傷時などの脳の過度な移動を制限する重要な役割を担っている。
小脳鎌は、頭蓋腔内を区切る硬膜の[[脳硬膜]]隔壁の一部として発達している。
小葉間胆管とは、肝臓内において肝小葉の周囲のグリソン鞘に位置し、胆汁を集めて肝管へと送り出す微小な管状の構造である。
小角軟骨とは、喉頭を構成する弾性軟骨の一つであり、左右の披裂軟骨の頂端にそれぞれ位置する小さな円錐形の軟骨結節である。
局部とは、生体における特定の限定された部位や領域を指す医学・生物学用語である。 全身に対する一部分として定義され、臨床医学においては診断や治療の対象となる特定の組織、器官、あるいは体表の限局したエリアを意味することが多い。
左下葉とは、人間の左肺を解剖学的に上下の2つの肺葉に分けたうちの下側にある葉のことである。
左側脳室とは、大脳の左右にある側脳室のうち、左側に位置するC字型の脳室腔のことである。
左半身とは、人体の正中線を通る矢状面を基準として、左側に位置する身体の部位全体を指す解剖学的および臨床的な用語である。 人体の構造は左右対称性を基本としつつも機能的な非対称性を持つため、左半身の評価は神経学や循環器学などの様々な臨床現場において重要な意味を持つ。
左気管支とは、気管が左右に分岐した後に左肺へと向かう、気管支の左側部分である。 胸部内において、気管は第5胸椎の高さ(胸骨角の高さ)で左右の主気管支へと分岐する。 分岐した気管支のうち、右側の主気管支(右気管支)と比較して、左気管支は細く、かつ長距離を走行するという特徴がある。 また、右気管支が気管の…
幽門狭窄症とは、胃の出口である幽門部が何らかの原因によって狭くなり、胃内容物が十二指腸へスムーズに移行できなくなる疾患の総称である。 この病態には、乳児期に発症する先天性の疾患と、成人以降に消化性潰瘍や悪性腫瘍などの後天性要因によって引き起こされる疾患が含まれる。
広範囲切除とは、悪性腫瘍などの病変に対して、腫瘍自体だけでなくその周囲の正常に見える組織も含めて一塊として切除する外科的治療法である。
弾性とは、物体に外力を加えたときに変形し、外力を取り除くと元の形状や体積に戻る性質のことである。 生物学や医学の分野においては、組織や細胞が持つ力学的な特性を理解する上で極めて重要な概念となっている。
後肢とは、四足歩行動物や二足歩行動物などにおける後方の肢(脚)の総称である。 解剖学および獣医学の分野において、体の前肢に対する対義語として用いられる。 四足歩行をする哺乳類などの動物においては、後肢は主に推進力を生み出す駆動源としての役割を担っており、骨格構造や筋肉の発達は運動器としての機能に特化…
後腹膜腔とは、腹腔の後方に位置し、前方は壁側腹膜で覆われ、後方は腹壁の筋や骨によって囲まれた解剖学的な領域のことである。
循環腫瘍DNAとは、腫瘍からアポトーシスや壊死などの機序によって血液中へ遊離したDNA断片のことである。
糸球体に病変が見られないにも関わらず起こるネフローゼ症候群。電子顕微鏡レベルでは糸球体の基底膜に損傷が見られる。
抗がん剤による治療によって完全寛解に到達した後も体内に残っているがん細胞。がん再発の原因となり得る。主に白血病細胞を指す。
微小病変とは、肉眼あるいは通常の画像診断法では容易に発見することが困難である、極めて小規模な病変の総称である。国立がん研究センター等の公的資料によると、微小病変は組織学的あるいは細胞学的な検査によって初めて確認されることが多い。
微小転移とは、一般的に顕微鏡的レベルにとどまる、肉眼や通常の画像診断では検出できない転移巣のことである。
心基部とは、心臓の上方に位置し、大血管が連絡している解剖学的な領域のことである。
心血管障害とは、心臓および血管の構造的あるいは機能的な異常に起因する一連の疾患群の総称である。
損傷が軽度である急性呼吸窮迫症候群。当初は急性呼吸窮迫症候群の各種動物実験モデルで観察される肺病変を示す用語だった。
神経症状のひとつ。意識を保つことができず失神(睡眠)してしまう状態。
慢性GVHD(移植片対宿主病)とは、造血幹細胞移植後(特に同種移植後)に長期間にわたって持続または遅発性に出現する多系統の免疫学的疾患であり、ドナー由来のT細胞がレシピエント(患者)の組織を自己の組織と誤認して攻撃することによって引き起こされる合併症である。
慢性好酸球性白血病とは、造血幹細胞のクローン性増殖により、骨髄中および末梢血中で好酸球が持続的に増加し、組織や臓器の障害を引き起こす骨髄増殖性腫瘍の一種である。 世界保健機関(WHO)の分類においては、好酸球増多症およびPDGFRA、PDGFRB、FGFR1といった特定の遺伝子異常を伴う myeloid and lymphoid neoplasms…
脳の循環障害が原因と考えられる様々な自覚症状があるが、診断では確認されないもの。以前は脳動脈硬化症と呼ばれた。
扁平とは、生物学や医学の分野において、物体や組織、細胞などの形状が立体的ではなく、上下あるいは前後に押しつぶされたように平たくなっている状態を指す一般的な形態学用語である。
扁平上皮化細胞とは、本来は円柱上皮などで覆われている生体内の組織や粘管の一部が、何らかの持続的な炎症や刺激に対する防御反応として、扁平な細胞へと化生(分化の方向が変化すること)したものを指す。
手足の痺れとは、感覚の低下や消失、ピリピリとした痛み、蟻走感(虫が這うような不快な感じ)など、末梢神経や中枢神経の障害によって引き起こされる異常感覚の総称である。
根尖歯周組織(歯根の先端付近の骨)で起こる炎症。根尖性歯周組織炎とも。
梨状陥凹がんとは、喉頭の脇に位置する下咽頭の梨状陥凹と呼ばれる解剖学的部位に発生する悪性腫瘍(がん)の一種である。 下咽頭がんの中で最も発生頻度が高いとされており、頭頸部領域の悪性腫瘍の中でも臨床的に重要な位置を占めている。
検出とは、生体試料や環境中における特定の物質、病原体、細胞、あるいは物理的信号の存在を確認し、見つけ出す一連の検査および分析のプロセスを指す用語である。
慢性甲状腺炎(橋本病)に伴う、抗甲状腺抗体に関連した自己免疫性の脳症。
性成熟期の女性において、性器に器質的病変が認められないにもかかわらず非周期的に起こる異常出血。従来は出血性メトロパチーと同一視されていた。
歯科治療とは、歯およびその周囲組織、口腔領域に生じる疾患や異常の予防、診断、および治療を行う医療行為の総称である。
毛孔周囲性紅斑とは、皮膚の毛穴(毛孔)の周囲を取り囲むように生じる紅斑(赤み)のことである。
水疱性発疹とは、皮膚の表面に水疱(液体を含んだ小さな盛り上がり、いわゆる水ぶくれ)が多数生じる皮膚症状の総称である。
水痘・帯状疱疹ウイルスとは、ヘルペスウイルス科アルファヘルペスウイルス亜科に属する二本鎖DNAウイルスであり、ヒトを唯一の宿主として水痘(みずぼうそう)および帯状疱疹を引き起こす病原体である。
治療とは、疾病、外傷、障害などの異常に対して、その治癒、症状の軽減、進行の防止、または機能の回復を目的として行われるあらゆる医学的・生物学的な介入および処置の総称である。
消炎剤とは、生体に生じた炎症に伴う発赤、腫脹、疼痛、熱感などの諸症状を軽減あるいは抑制する目的で用いられる薬剤の総称である。 臨床医学および薬理学の分野においては、炎症反応の根底にある生化学的カスケードに介入し、組織の傷害や免疫応答に起因する病態を和らげる働きを持つものとして定義される。
深部反射とは、腱や骨膜などの深部組織を打診器などのハンマーで物理的に刺激した際、その刺激が求心性神経を介して脊髄の反射中枢に入り、遠心性神経を介して骨格筋が急速に収縮する不随意的反射の総称である。
混乱とは、意識の変容状態の一つであり、思考の明晰さが失われ、状況を正確に把握したり適切に判断したりすることが困難になる精神医学的および神経学的な症状である。
点状疣贅とは、皮膚や粘膜に生じる疣贅(いぼ)の一種で、微小な点状の形態をとるものを指す医学用語である。主にヒトパピローマウイルスの感染によって引き起こされ、表皮の異常な増殖を特徴とする。皮膚科領域の臨床において、尋常性疣贅などの鑑別診断や病変の微細構造を記述する際に用いられる表現である。
無菌性骨炎とは、細菌などの微生物の感染を伴わないにもかかわらず、骨組織に炎症や壊死、線維化、骨硬化などを生じる一連の疾患群の総称である。
全身のリンパ節腫脹や発熱、倦怠感、貧血、肝脾腫などの全身の症状を引き起こす指定難病。iMCDの中にはIgG4関連疾患の診断基準を満たす症例も少なからず存在するため、その鑑別診断が難しいと言われる。
画像強調観察とは、内視鏡診療において粘膜表層の微細な血管模様や構造を明瞭に描写するため、通常の白色光観察に代えて特定の波長の光を照射したり、画像処理技術を施したりして観察する光学的な診断法である。
異物肉芽腫とは、生体内で免疫系が分解・排除できない異物に対し、マクロファージなどの炎症細胞が集積して形成される肉芽腫性の病変である。 組織内に侵入した異物は、通常好中球やマクロファージといった炎症を担う細胞によって処理される。 しかし、手術用縫合糸、タルク、木片、金属片、あるいは体内で生じたケラチン…
疾患病態とは、生体が疾病に罹患した際に見られる病気の原因、発症機序、および身体に生じる構造的・機能的変化の総体を指す医学・生物学上の概念である。 医学および生物学の領域において、疾患病態の解明は臨床医学の基礎をなす極めて重要な研究分野であり、病理学や病態生理学といった学問体系によって体系的に解析され…
病理診断とは、患者から採取された組織や細胞を対象として、顕微鏡を用いた観察などを行うことにより、病気の原因や診断を確定させるための医療行為である。 病理診断は、現代の医療において治療方針の決定や予後の予測に不可欠な役割を果たしている。
癌(がん)とは、人体を構成する正常な細胞の遺伝子に不可逆的な変異が生じることで発生する、自律的かつ無秩序な増殖能を獲得した悪性腫瘍の一種である。 広義には悪性腫瘍全体を指して「がん」と呼ぶことが多いが、狭義の医学的な分類においては、上皮組織から発生する悪性腫瘍(いわゆる癌腫)を指し、非上皮組織から発…
皮膚に現れる病変の総称。変色や腫れ。いわゆるできもの。痒みや痛みなどを伴う場合もある。皮疹とも。
粘膜疹のひとつ。通常角化しない粘膜上皮が角化して白色に見えるようになったもの。
白質後索とは、脊髄の白質において後根の内側と後交連の間に位置する神経線維の束である。 中枢神経系の一部であり、感覚情報を脳へと伝達する重要な上行路を形成している。
神経皮膚症候群とは、外胚葉由来である中枢神経系、末梢神経系および皮膚を中心に、多彩な腫瘍形成や過誤腫性病変を高頻度で合併する、遺伝性の疾患群の総称である。
粘膜疹(enanthema) 粘膜に生じる病変。 -アフタ -白板症
糖尿病性ニューロパチーとは、高血糖が持続することによって全身の末梢神経に障害が生じ、感覚障害や疼痛、自律神経症状などを引き起こす糖尿病の代表的な慢性合併症の一つである。
糖尿病性末梢神経障害とは、糖尿病の慢性の合併症の一つであり、持続する高血糖に起因して全身の末梢神経に障害が生じ、感覚障害や自律神経症状などを引き起こす疾患である。 糖尿病の三大合併症の一つとして知られており、糖尿病網膜症、糖尿病腎症とともに臨床上極めて重要な病態である。
口腔粘膜の境界明瞭な斑状病変。舌や歯肉にも生じる。鮮紅色でビロード状、表面は平滑。がん化する恐れがある。
索状影とは、画像検査、特に胸部X線検査やCT検査などの画像診断において、細長く紐状や索状に見える影のことを指す。